氏素性の解らぬ作品 紙雛 鏑木清方筆
休日には家内と息子は夏のお茶会に浴衣姿で出かけました。 小生は久方ぶりにのびのびできると喜び、駅まで送った後は理髪店へ・・。この時とばかりブログの原稿作成に精を出すことにしました。 さて男の隠れ家には陶磁器の箱以外に額や掛け軸の箱に収納された日本画のまだあります。郷里の収納棚の額の作品を漁っていたら本日の作品が出てきました。鏑木清方?...
View Article忘れ去られた画家 八郎潟の憩い(仮題) 舘岡栗山筆
あまりに暑いこともあり、帰宅の早い日の夕刻から近所の子供ら庭で花火をしました。 最近の花火は安全性考慮からかねずみ花火などの面白い花火がなくなったようです。最後はたくさんの線香花火に皆で興じました。 本日はまたまた郷里出身の画家での作品すが、とても大きな作品で、このような力作は舘岡栗山には珍しい作品です。 八郎潟の憩い 舘岡栗山筆 紙本水彩額装 紙タトウ 全体サイズ:横*縦 画サイズ:横*縦...
View Article郷土玩具 伊勢正義画 その10
なにごとも息子には体験が大切・・、ちまちましたおもちゃよりデカイものがいい! おっと!ヘルメット着用を忘れています。 小生の職業柄、これらは小生には身近な機械です。高所作業者で上まで! もろんヘルメットに安全帯を着用させております。高いところは意外に大丈夫なようです。 大きなおもちゃの次は本日の作品は郷土玩具を描いた作品です。郷土出身の画家、伊勢正義が描いた作品です。 郷土玩具 伊勢正義画...
View Article備前の近代作品
*昨夜は猛暑対策?にて取引相手や仲間らと銀座でステーキ会食、痛飲し本日の投稿は今朝方となりました。 休日には家内と息子でコンサートを聴きに出かけてきました。ジャズバージョンも多く盛り込まれ、息子と小生はノリノリ・・。年少の子らに本格的なコンサートを聞かせてくれるので非常にいい機会でした。...
View Article贋作考 虎之図 平福穂庵筆
この作品はもともとは母方の縁者が所蔵していた作品でしたが、近日、知り合いからの紹介で縁あって譲り受けた作品です。真作なら平福穂庵の大幅で初期の作品と言えますが・・。 贋作考 虎之図 平福穂庵筆 紙本水墨軸装 軸先 合箱 全体サイズ:横1140*縦1840 画サイズ:横1000*縦920 落款には「明治乙亥二月 穂庵□順 押印」とあります。1875年(明治8年)。平福穂庵が31歳の作となります。...
View Article河童の三平 西瓜神輿 伝水木しげる筆
今年の夏は暑い! 息子と家内は川へ・・。 我らが子供の頃は夏は川へ泳ぎに行き、沼へ魚釣りに出かけたものですが、よく大人から「河童が出るぞ!」と脅かされたものです。これは「危険な水場にはいくな!」という警告もあったのでしょう。 そこで本日は河童を題材にした作品の紹介です。...
View Article孔子図 伝円山応挙筆 その3
孔子が「論語」「己の欲せざるところは人に施すことなかれ(自分が望まないようなことは人にもしむけるな)」と記しているように、孔子がとくに強調したのは仁(思いやりの愛)と忠(対社会的な真心)でした。それを形にしたのが「礼」です。...
View Article立美人図 伝三畠上龍筆 その2
肉筆浮世絵の分野は正直なところ当方の蒐集においては一歩外に置いています。非常に贋作が多く、また高値であることが大きな理由ですが、美的観点からは退廃的な作品が多く、優れた作品が数が少ないというのも蒐集から一歩外にある理由のひとつです。また美人画が多く、蒐集する人には男性が多く偏執的な蒐集家が多い?というのも理由かな?...
View Article弔意
本ブログでも紹介している秋田県立美術館館長で保戸野窯の平野庫太郎氏が8月7日夕方ご逝去されました。昨夜、御報告が奥様からありました。 陶芸を教えていただき、友人としてお付き合いさせていただいたこともあり、弔意によりブログをしばらく休ませていただきます。
View Article研ぎ完了 刀 その九&十 末古刀&新々刀
本日紹介する作品は、家にある作品を整理していた友人から譲り受けた刀剣ですが、以前に*本ブログでは研ぎに出す前の状況で投稿しております。この度、銀座にある「刀剣柴田」に依頼して研いでもらいました。 *以前に「縁のある刀剣たち」(2018-05-12...
View Article遍路者 藤井達吉筆 その21
本ブログで取り上げてきた藤井達吉の日本画の作品ですが、今回は幾度となく四国遍路に赴いた時に描かれた作品の紹介です。 遍路者 藤井達吉筆 その21 紙本水墨金彩軸装 軸先陶器 合箱 全体サイズ:縦1275*横650 画サイズ:縦385*横515 藤井卓吉は1935年(昭和10)に初めての四国遍路、さらに1936年...
View Article贋作考 田道間守 伝徳岡神泉筆
徳岡神泉や小野竹喬の晩年の境地の作品は所詮高嶺の花。「若い子頃の作品なら入手できないこともない。」と思うと罠にはまる? 本日はそんな徳岡神泉の作品です。 贋作考 田道間守 伝徳岡神泉筆 絹本着色絹装軸 軸先象牙 合箱 全体サイズ:横453*縦1760 画サイズ:横260*縦395 聞きなれない画題ですが、「田道間守」については下記の記事があります。...
View Article銀河釉 菓子鉢 中尾哲彰作 その7&8
本ブログで何度か作品を投稿してる中尾哲彰の作品ですが、中尾哲彰の作品は海外で高い評価を受け、遠州流からの支持を受けている陶芸家でもありますが、いまひとつ国内では人気が出ないようです。 作品がインターネットオークションに出品されているようですが、落札されることも少ないようです。当方は家内も好きな陶芸家ですので、気に入った作品は個展で購入したりしていましす。今回はネットオークションで入手しました。...
View Article忘れ去られた作品と画家 硯蓋 & 二美人図 三木翆山筆 その5
男の隠れ家を漁っていたら出てきた作品に下記のものがあります。郷里から宅急便で送ったままににしてしばらく放置しておいたのですが、あまりに暑いので外に出ないようにしていた休日に梱包を開けてみることにしました。 忘れ去られた作品 牡丹蒔絵 硯婦多 塗古箱 幅451*奥行320*高さ46 牡丹が蒔絵で描かれた作品で実際に使用していたのでしょう、使った跡の傷がありますが総じて大きな欠点はありません。...
View Article氏素性の解らぬ作品 粉引一輪挿 Zanger作
本日は週末ということもあり気軽な作品?の紹介です。 骨董店で順繰りに店を覗いて歩くとときおり陶磁器の中で作家ものの作品の中に目を引くものがあることがあります。名も知らぬ陶芸家なのですが、何とはなしに惹かれて値切りながら購入したりする作品です。むろん著名な陶芸家の作品ではないのでお値段は手頃な品です。...
View Article特別投稿 保戸野窯 2018年
金足農業が甲子園で活躍する直前のお盆前、8月11日の平野庫太郎氏の告別式に出席するために仕事を終えた前夜に秋田に着きました。小雨降る夜、秋田駅前のホテルにチェックイン。 事前に手配していた帰郷のチケットをキャンセルしての急きょの新幹線の切符変更となり、休日前の切符はなかなかとれず、結局生まれて初めて新幹線こまちのグリーン席に乗車しました。...
View Article追加リメイク 輪島塗総蝋色梨地 四季山水図八寸五段重 臺付
男の隠れ家から箱が出てきましたが、箱の中に収納されているのは前に紹介した下記の五段重箱の臺ではないかと思われ、帰京に際して持ち帰り、本体と合わせてみるとやはりぴったりでした。 あらためて重箱と合わせて本作品を鑑賞し、ブログにて紹介させていただきます。 輪島塗総蝋色梨地 四季山水図八寸五段重 臺付 高級美術輪島塗 共箱(輪島 清義堂謹製) 個別大きさ 膳:幅243*奥行243*高さ75(個) &...
View Article氏素性の解らぬ作品 波佐見青磁 その2 草文陰刻水指
母が亡くなり慌ただしい日々を過ごしておりますので、ブログの原稿作成は本格的に再開されていませんが、今まで書き貯めていた原稿にてとりあえず復活します。 さて本日は波佐見青磁についての2回目の投稿です。 青磁はどうも日本と中国を混同しがちなので、基本として日本の青磁から・・。日本で作られた青磁で手軽なのは三田(さんた)青磁や本日紹介する波佐見青磁のようです。 波佐見青磁 その2 草文陰刻水指 合箱入...
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