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Channel: 夜噺骨董談義
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羅漢図 寺崎廣業筆 その55

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当方は地元に縁の作品を数多く紹介していますが、刀剣はずべてが地元縁の作品です。





由来から、メンテナンス、登録証、鑑定の経緯まですべて記録に残されています。



本日紹介する刀剣は非常の痛みの酷かった刀剣です、拵えの鞘は割れており、鯉口は散々な状態でした。

脇差 無銘
長さ:一尺七寸 反り:四分 目釘:一個
無銘 刀 白鞘 拵え有

作行は美濃の関氏のものに近いとか。



刀剣柴田でも価値からいってそこまで直す必要はないだろうと判断していたようですが、当方は代々伝わる刀剣ですから、少しでもきちんと修復しておくことにしました。



とはいえほうがいに費用をかけることもできませんので、漆器修復で縁があった輪島工房に依頼しました。



全体を塗り直すと時代感も無くなるので部分補修にしておきました。



刃は錆だらけでしたが、きれいに研いでおきました。



金銭的な判断なら、これらの補修などされずに打ち捨てられていた可能性のある刀剣です。



刀剣類は物騒なので所持したがらない、所持していることは公表しない方が多いようです。もっと評価されていい分野でしょう。

むろん仏門の方が所持するのはもってのほかですが・・。



さて、本日は地元縁の寺崎廣業の作品の紹介です。

羅漢図 寺崎廣業筆 その55
絹本水墨軸装 軸先象牙 後年箱書共箱二重箱
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦1275*横515

箱書には「十三年前作 辛亥(明治44年 1911年)冬日 廣業自題 押印」とあり、明治31年頃に作と推察されます。


「1898年(明治31年)東京美術学校助教授に迎えられ、翌年、校長の岡倉天心排斥運動がおこり、天心派の広業は美校を去った。天心と橋本雅邦は日本美術院を興し、橋本門下の横山大観・下村観山らと広業もこれに参加した。」という波乱の頃の作品。


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