福寿草 福田平八郎筆
最近は推理ドラマ以外はテレビを観る気にならなくっています。スポーツ観戦が好きだったのですが、ACLにも勝てない品のないサッカー、髯面のみっともない顔の多いプロ野球、視聴率稼ぎでマスコミの宣伝が優先するテニスにゴルフ。まことに応援するにも興ざめするものばかり。観戦する時間などは人生の時間の無駄遣いであろうと思えることが多いと感じるのは小生だけでしょうか?...
View Article忘れ去られた画家 青緑蜀桟図 村田香谷筆
本ブログを定常的にご覧戴いている方はだいたい300名前後のようです。 読者の方には稚拙な文、ガラクタをご覧いただき感謝しております。そろそろ紹介する作品が無くなると思いながら、ガラクタの山からついついこの作品もと整理を進めるうちに、またブログに載せたくなってくるという思いからまだ続いています。...
View Article百合花 竹内栖鳳筆 その8
休日の朝は義父は畑へ、義母は庭で草取り、家内は食事の準備、小生と息子は・・・??? 食事が終わると洗顔して着映え、本日は「よこしまなる一家」と記念撮影。 食材が足りなくなったので「よこしまなる」一家は畑へ・・。 たまねぎに芋・・。 ネコ(一輪車のこと)を一杯にして「豊作じゃ」と家路につきます。...
View Article滝猿之図 御船網手筆 その3
「よこしまなる親子」になにやら物騒な宅急便が届きました。家内は「刀?」 送り主は輪島工房・・、修理を依頼していた刀剣の鞘が出来上がったようです。 玄関先で荷を解き、早速出来上がりを確認します。その様子を三歳の息子がデジカメで撮影してくました。 「ね~、ほうちょうを見せてよ!」・・・、息子は刀剣類をいつも「ほうちょう」と称しています。拵えの部分になりますので、刃の部分は竹光です。ご安心を・・・。...
View Article三味線 中村貞以筆 その2
昨日は会合で高木豊氏の講演を聞くことができました。野球談義がメインで面白く拝聴できました。やはり巨人の連敗が話題になりましたが、後継者を育てていないツケの恐ろしさを再度認識した次第です。規律のある厳しい監督の元に強い組織が育つということでした。...
View Article源内焼 その94・95・96 三彩玄武六角香合・蓮弁香合 ・葵楼閣文茶托五客揃
毎朝6時頃の小生の出勤時には見送りしてくれる息子が「今日はいかない!」と言い出しました。どうも前の日に家内もお茶の稽古に出かけ寂しかったようです。親が出かけるのを「寂しい。」と拗ねているようです。「はい、パパさんも寂しいよ。」というと、しぶしぶ見送りに出てきました。ひとつひとつ乗り越えるものが明白になってきている息子です。...
View Article雲仙霧氷 伝岡本神草筆
二週間に一度は展示室で手元に置く刀剣を替えて、研いだ刀剣のメンテナンスを行なっています。とくに鞘を新調した刀剣は良くメンテしたほうがいいようです。 基本的なことですが、拵えのまま刀剣を保存するのはよくありません。刀剣の本体は白鞘に、拵えは竹で刃を模造して(いわゆる竹光)別々に保管します。そうしないと刀が錆びたり、鞘が痛んできて拵え自体が保存に耐えられなくなります。...
View Article色紙 横綱栃木山 平福百穂筆 その27(真作整理番号)
最近の展示室からスナップ写真を投稿します。 幕末頃の古伊万里の大皿を展示してみました。 橋本関雪と平野庫太郎氏の作品はしばらく飾っています。 軸は古画(伝秋月等観筆)に、棚には源内焼。 飾り棚にはしばらく平櫛田中作の観音像。 さて本日は平福百穂が描いた小色紙の作品です。...
View Article羅漢図 寺崎廣業筆 その55
当方は地元に縁の作品を数多く紹介していますが、刀剣はずべてが地元縁の作品です。 由来から、メンテナンス、登録証、鑑定の経緯まですべて記録に残されています。 本日紹介する刀剣は非常の痛みの酷かった刀剣です、拵えの鞘は割れており、鯉口は散々な状態でした。 脇差 無銘 長さ:一尺七寸 反り:四分 目釘:一個 無銘 刀 白鞘 拵え有 作行は美濃の関氏のものに近いとか。...
View Article男の隠れ家 床の間
昨日は仙台訪問後、女川原発・女川復興を見てきました。復興はだいぶ進んでいましたが、本当の意味での復興にはまだ道のりが長いようです。 さて五月の帰郷に際して男の隠れ家で床の間の飾りを変えました。まずは飾ってあった飾り棚を仕舞いました。 祖父の代からの作品ですが、保存状態がよいと最近作ったかのようにいい状態で遺っています。 螺鈿も細かな見事な細工が施されています。...
View Article豊干 小川芋銭筆 その4
本日は本ブログでも何度か投稿しています小川芋銭の作品の紹介ですが、記事でも説明のように非常の贋作が横行している画家の一人でもあります。美術館の購入でも何度かトラブルになっているようです。とくに河童を描いた作品は贋作のリスクが高いと聞いていますが、当方では詳細は良く解りません。 好きな画家ではあるのですが、上記の理由により河童の作品などは購入を極力避けるようにしています。...
View Article月下老狸図 三木翆山筆 その4
狸は「他を抜く」という語呂から、出世の吉祥画題として描かれることの多い動物でもあります。 亡くなった家内に生前、「狸の絵が欲しいね。他の抜くということで縁起いいからね。」と話したら、「まだ出世とか、そんなことを考えているの?」と諭されたことがあります。 たしかに「他を抜く」というのは他人をだしにくようで、あまり品の良い表現ではありませんね。...
View Article羅漢図 寺崎廣業筆 その55
*先日、未了の原稿のままパソコンの操作を誤り、本文を投稿してしまったようです。 当方の蒐集作品に共通しているのはメンテナンスの必要な作品が多いことです。陶磁器、掛け軸、漆器、掛け軸類ですが、硝子製品や洋食器のような綺麗なだけ?の作品は基本的に面白味がないので蒐集対象になっていません。 性分として仕事も同じくメンテナンスの必要な組織、あらたな分野に興味が湧くようです。そして実体の遺る仕事が・・・。...
View Article源内焼 その97 二彩淳于髠図鉢
以前の説明のように刀剣は研ぎが完了し、鞘を新調、もしくは研ぎなどの修理したばかり作品は一年間、きちんとメンテする必要がある?ことから、展示室に一振りずつ展示して、メンテしています。現在の展示は下記の作品です。 刀剣 その三 京二代丹波守吉道 長さ:74.3CM 反り1.2CM 目釘穴1個 白鞘 鎺梵字「麻利支天」 句おくり(刀身つめ)有 黒石目塗 半太刀拵...
View Article津軽塗の器達
墓参りに帰郷のため臨時原稿を投稿します。 五月の帰郷に際しても漆器の補修にかかろうかと幾つかの漆器を男の隠れ家から持ち帰っています。 その中のひとつが津軽塗の御櫃です。本来御櫃と御盆のセットで使われますね。 製作されたのは昭和の初めの頃と推察されます。 本家から分けられた食器のひとつと思われ、使用していた跡があります。...
View Article雪裡出山図 中林竹渓筆 その7
先週末には東北の震災復興関連でお世話になった会社の20周年記念パーティに出席のため大阪まで一泊で出かけてきました。その会場の会社の社長との知人ということで亀田興毅氏が出席されていました。早速、小生の息子繋がり?で祝いの枡にサインと記念撮影・・(写真は後日)。...
View Articleリメイク 松ニ鶴図 岡本秋暉筆 その1
豊洲問題についての知事の判断は驚くべきものでした。散々議論したはずが突然のユータン案に食のテーマパーク・・・ 前任をあれだけ批判しながら説明責任のない判断。「恨みを買い、人気優先」と前にも述べましたように早く都民はこのやり方の欺瞞に気がつくべきと思うのは小生だけでしょうか? さて週末には家族で小生の誕生会・・。...
View Article鯛釣図 中村左洲筆 その2
亡くなった家内の墓参りです。墓参りは月曜日になり、すでに家内の友人が墓に来ていただいたようで、花が添えられていました。 家に戻ると仏壇には遠方から花が届いていました。 もう無くなって10年近くなりますが、ありがたいことです。感謝・・・ 昼食は皆で食事、久方ぶりのきりたんぽ 皆で作った食器や古い器で・・。仏壇にも食事を供えるましたが、写真を撮り忘れました。...
View Articleリメイク 蝦蟇仙人 伝円山応挙筆 その1
墓参りでの帰郷、男の隠れ家の勝手口には亡くなった家内が描いた作品が飾ってあります。 花入の作品は作者不詳・・・。義妹が庭の手入れをこまめにしているようで、百花繚乱・・。 イメージはイングリッシュガーデンらしい? イングリッシュガーデンはそぐわないように思われますが・・。 裏庭も・・。 友人に「粗野なる庭」と称されていましたが、とにもかくにも変貌しつつあるようです。...
View Article胡散臭い作品達 林檎 伝小倉遊亀筆ら その2
茶席で使われるのが真塗の足のないお盆。当方には意外に数が少ないので新たに購入したりしていたのですが、男の隠れ家の中にありました。 厚みのある木の下地にたっぷりの漆塗で重厚感があります。 五客揃いで普段かなり使っていたようです、使用感がありますが、まだまだ使えそうです。保管をきちんとしていたようです。 保存箱から戦後すぐの頃に日本橋で購入した作品のようです。 さて本日は「胡散臭い」作品らの紹介です。...
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