息子の通う幼稚園は自然が一杯です。
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幼稚園のバザーに息子はシンガポールエアラインの制服で・・・??
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バザーでは大人に混じって絵本選びに無我夢中・・。
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「これ!」といって3冊選び、さらに図書館で、さらに本屋で・・。この日一日で何冊になったのかな?
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さて最近の「なんでも鑑定団」に源内焼が出品されることがあるようです。先日の「なんでも鑑定団(2017年6月27日放映)」にも下記の作品が出品されていました。
「なんでも鑑定団」の寸評は下記のとおりです。
********************************
素晴らしい物。平賀源内は今のさぬき市の志度出身だが、彼が指導して始まった、まさに香川の焼き物。形が面白い。分銅型、金銀を量る重りなので吉祥文様。おちょこが付いているが、恐らく、そこに調味料を入れて料理を出す。ヨーロッパ風の花が描かれていて、時代の先を行った平賀源内らしさのある焼き物。状態もとても良い。柔らかい焼き物なので保管に気を付けて欲しい。
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でも鑑定額がさすがに40万円はいくらなんでも高すぎます。
骨董商が売りたい値段であって、実際の売買金額はその10分の1が妥当と思われます。その直後のネットオークションではお猪口がなく、図柄が「なんでも鑑定団」の出品作より少し簡素な作品で落札金額が7万円でした。これも「なんでも鑑定団」の影響でしょうが、少し高すぎます。蒐集する側には「なんでも鑑定団」の鑑定金額は困惑する事象です。
ところで本日は「骨董に大切なのは鑑識眼ではなく審美眼というもの」という作品の紹介です。
伝黒高麗花入 OR 黒釉花入
合箱
口径49~51*最大胴170幅*高さ230*底径95
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黒高麗とは16世紀半ば頃から、朝鮮半島で焼かれた日常雑器を日本の茶人が賞玩し茶器に見立てたものです。
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ここで注意するのは「高麗」とは「朝鮮渡来」の意であり、「高麗茶碗」と称されるもののほとんどは高麗時代ではなく、朝鮮王朝時代の作品だということでしょう。
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黒高麗は鉄釉の「高麗天目」や鉄絵具のうえに青磁釉をかけた「鉄彩手」などの黒物の総称のことです。茶碗以外では徳利や偏壷がほとんどであり、本作品のように梅瓶のような形の花入は珍しく、さらに通常は黒釉が全体に掛かっていますが、本作品のように掛け流れている作品は稀有でしょう。
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とはいえ黒高麗ではなく、近代の作品と考えるのは早計で、胎土は黒高麗のものであり、油などを入れた容器という用途を考えるとこのような形があってもおかしくはないでしょうし、また釉薬がもったいないので掛け流しのようになったとも考えられます。
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「黒高麗」としてではなく単に「黒釉花入」であろうとも、実に姿の良い、また景色の趣のある作品といえることに変わりはありません。反論があるでしょうが黒高麗はそれほど形の良いものが少なく、また黒釉そのものに味わいがあるものも少ないので、本作品を評価できるという逆説的な発想もありえます。
思うに何事も評価値段に惑わせられない審美眼が重要だと思います。息子の本選びも同じ!
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「これ!」といって3冊選び、さらに図書館で、さらに本屋で・・。この日一日で何冊になったのかな?
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さて最近の「なんでも鑑定団」に源内焼が出品されることがあるようです。先日の「なんでも鑑定団(2017年6月27日放映)」にも下記の作品が出品されていました。
「なんでも鑑定団」の寸評は下記のとおりです。
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素晴らしい物。平賀源内は今のさぬき市の志度出身だが、彼が指導して始まった、まさに香川の焼き物。形が面白い。分銅型、金銀を量る重りなので吉祥文様。おちょこが付いているが、恐らく、そこに調味料を入れて料理を出す。ヨーロッパ風の花が描かれていて、時代の先を行った平賀源内らしさのある焼き物。状態もとても良い。柔らかい焼き物なので保管に気を付けて欲しい。
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でも鑑定額がさすがに40万円はいくらなんでも高すぎます。
骨董商が売りたい値段であって、実際の売買金額はその10分の1が妥当と思われます。その直後のネットオークションではお猪口がなく、図柄が「なんでも鑑定団」の出品作より少し簡素な作品で落札金額が7万円でした。これも「なんでも鑑定団」の影響でしょうが、少し高すぎます。蒐集する側には「なんでも鑑定団」の鑑定金額は困惑する事象です。
ところで本日は「骨董に大切なのは鑑識眼ではなく審美眼というもの」という作品の紹介です。
伝黒高麗花入 OR 黒釉花入
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口径49~51*最大胴170幅*高さ230*底径95
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黒高麗とは16世紀半ば頃から、朝鮮半島で焼かれた日常雑器を日本の茶人が賞玩し茶器に見立てたものです。
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ここで注意するのは「高麗」とは「朝鮮渡来」の意であり、「高麗茶碗」と称されるもののほとんどは高麗時代ではなく、朝鮮王朝時代の作品だということでしょう。
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黒高麗は鉄釉の「高麗天目」や鉄絵具のうえに青磁釉をかけた「鉄彩手」などの黒物の総称のことです。茶碗以外では徳利や偏壷がほとんどであり、本作品のように梅瓶のような形の花入は珍しく、さらに通常は黒釉が全体に掛かっていますが、本作品のように掛け流れている作品は稀有でしょう。
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とはいえ黒高麗ではなく、近代の作品と考えるのは早計で、胎土は黒高麗のものであり、油などを入れた容器という用途を考えるとこのような形があってもおかしくはないでしょうし、また釉薬がもったいないので掛け流しのようになったとも考えられます。
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「黒高麗」としてではなく単に「黒釉花入」であろうとも、実に姿の良い、また景色の趣のある作品といえることに変わりはありません。反論があるでしょうが黒高麗はそれほど形の良いものが少なく、また黒釉そのものに味わいがあるものも少ないので、本作品を評価できるという逆説的な発想もありえます。
思うに何事も評価値段に惑わせられない審美眼が重要だと思います。息子の本選びも同じ!