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Channel: 夜噺骨董談義
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リメイク 東屋山水図 西村五雲筆

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徳川家康の有名な格言のひとつに「およそ人の上に立って 下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし。」というものがあります。直訳すると「人の上に立つ者で、部下の諫めを聞かない人間は、国を失い、家を失う。今も昔もそれは変わらない。」ということのようです。

最近の選挙でのどこかの党首のようなものですが、会社では上からの命令を重視し、下からの意見を聞かないと失うものが多いようですので、下からの意見を聞く寛容性が必要なのでしょう。

さて最近は京都画壇の掛け軸の作品が多いので、男の隠れ家にあった西村五雲の掛け軸の原稿をリメイクして投稿します。

東屋山水図 西村五雲筆
絹本水墨淡彩絹軸装 軸先本象牙 合箱 
全体サイズ:横632*縦1320 絵サイズ:横495*縦325



唐突ながら、手前には新垣榮三郎作の鉢をおいてみました。



西村五雲の花鳥画は割とつまらないように思えてちょっと変わった作品を蒐集対象にしています。



胡粉を効果的に使いながら、滲みで田舎の家屋をうまく表現している作品です。



このような作品を好む日本人が少なくなったように思います。



「好む」という表現が適切でないかもしれません。要は見る機会が少なく、分からないのでしょう。



掛け軸そのものを見る機会が少なく、床の飾りや表具の見方を知らない人ばかり・・・・。



掛け軸をかび臭いという方は、美的感覚が錆びついている。私のような素人の言うこともたまには耳を傾けてたほうがいいと思うのですが・・。


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