リメイク 東屋山水図 西村五雲筆
徳川家康の有名な格言のひとつに「およそ人の上に立って 下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし。」というものがあります。直訳すると「人の上に立つ者で、部下の諫めを聞かない人間は、国を失い、家を失う。今も昔もそれは変わらない。」ということのようです。...
View Articleタシュケントの市場 福田豊四郎筆 その75
毎日息子の髪を洗ってやるのだが、最近髪の毛が伸びてきて耳に水が入るので、家内が息子の散髪をすることになりました。 さて本日紹介する本作品は福田豊四郎の作品の中でかなり出来の良い部類に入る作品です。太巻きの二重箱に収められ保存状態は非常に良好です。掛け軸はこうありたいという作品です。 表具の布も上物・・。 タシュケントの市場 福田豊四郎筆 その75 紙本彩色軸装 軸先象牙 共箱二重箱...
View Article蓑虫山人 まくり二点 その12 & その13
週末ということもあり、本日は気軽な作品たちの紹介です。 男の隠れ家で蔵から漁ってきた昔の日常品を玄関に飾っています。 この徳利は良く見かけますね。これらの徳利はお酒や醤油などの日常よく使うものを入れておくものとして、常に家に一つくらいはあったものなのでしょう。 地震に際してひびが入ったようですが、それも歴史・・。簡単な繕いをして割れないように、水が漏れないようにしてあります。...
View Article倣古九谷青手 輪花草花文中皿
休日に息子と遊ぶと先にこちらがダウンすることが多くなりました。息子の食事が終わるのを待っていたら、いつの間にやら寝てしまい、息子に毛布らしきものを掛けてもらう羽目に・・。 本日は四客しかないのが不満な器・・・、我が家は五人。 倣古九谷青手 輪花草花文中皿 合箱 口径140*高台径*高さ42...
View Article蓑虫山人 特集
外で遊んでいると息子が突然「ウンチ!」、慌てて家の中に入ろうとすると、「外のトイレ!」・・、どうも間に合わないらしい。二人で走って庭のトイレに着くと入口に大きなカマキリ! 小生がそっと捕まえようとすると、寒いせいかおとなしく捕まりました。無事、息子はトイレで用を足し、暖をとったカマキリも解放しました。...
View Article墨梅図 菅井梅関筆 その4
三連休の週末は義父と義母が親戚の葬儀でお出かけ・・、頼まれていた落花生の天日干しを息子と朝からやりました。今年の落花生は出来が少ない ビニールシートが飛ばないように抑えていたひとつにないやら鉄砲が・・、どうも鳥の追い払う鉄砲らしい。息子はそれに夢中になっているところへ鳩が一羽。豆に、鉄砲に、鳩...
View Article贋作考 福聚大黒天尊像 その2 伝平櫛田中作
「昼食はなにがいい?」と家内が尋ねるので「ラーメン!」と小生、「外で!」と息子。二人の意見により外でラーメン? 家内のブログから写真を拝借。 落花生を干している庭で・・。 「外は気持ちがいいね!」と息子。瓶かごをテーブルにして、息子はすべて平らげました。瓶かごやミカン箱は昔は勉強机・・・・。...
View Article田家秋色(仮題) 竹内栖鳳筆
最近のテレビ放映されていたのですが、もともと生物は雌ばかりで雄は生き残りに必要な遺伝子の多様化のために作られた「おまけ」らしい? カマキリは交尾すると雌に食べられる・・、雄は交尾の後必死で逃げるらしいが・・。雄の寂寥感を庭の植物を見ていたらまた実感・・・。 雌木は立派な実を成し、雄木はなにか「終わったな」という感じ・・。...
View Article長井一禾 特集
三連休の休みは留守番で二日を費やしたので、休みの最後は光が丘へ銀杏の紅葉見物。 レストランで紅葉を見ながら食事・・。 銀杏の葉・・・?? 本日は本ブログで投稿された長井一禾の作品の特集です。全部で8作品を蒐集しましたが、ここいらで一服・・。 写真は部分の撮影写真となっておりますでの、全体を見たい方は本ブログで検索してみてください。 鴉図 長井一禾筆 その1 紙本水墨着色 軸先鹿角...
View Article寒山拾得図 都路華香筆 その6
三連休の週末は姉の近くにいる母を訪問してきました。息子は母の相手にはもってこいです。 久方ぶりに会っても少しすると慣れてきて母の相手ができるようなります。 「大きくなったね。」と背比べ・・・。「僕のほうが大きいよ!」 ご褒美に往復はロマンスカー。ただ特別席は見学のみ、息子は特別席には興味がなさそう、小生も目が回った・・...
View Articleリメイク 沱水邨居 伝張大千筆
先週のなんでも鑑定団に出品されていた作品は五良太甫呉祥瑞造銘の染付、庄田鶴友、森徹山、張大千の掛け軸と本ブログでも取り上げている作品が多く、とても興味深く拝聴し参考になりました。 本日はそれらの作品を改めて投稿してみようと思い立ち、急遽の原稿の作成になります。 まずは「良太甫呉祥瑞造銘」の染付香合です。香合の中では本ブログでは最もアクセス件数の多い作品のひとつです。 染付香合 五良太甫呉祥瑞造銘...
View Article平福穂庵 特集 その1
今週末は庭の選定作業、終わった後は綺麗になりました。 造園屋さんが帰った後は皆で庭で一服。 広くなった庭では落花生の日干しの再開です。 さて本日より今週は連続で出張となります。札幌、北陸、東北と足早に週末まで・・。よって投稿は時間の都合で簡略的になります...
View Article平福穂庵 特集 その2
落花生の日干しには息子もお手伝い。 ついでにパパさんとお遊び・・。 ママさんとは・・・。 本日は昨日に続いて平福穂庵の作品の特集です。地元出身の画家や天龍道人などの作品は蒐集上、一度整理を始めています。 このような特集で整理がついてくるとそろそろ作品の整理は最終段階です。お気に入りの作品をのんびりと作品を愉しむ時期にきたようです。 業平東下り之図 平福穂庵筆 その1 紙本淡彩軸装二重箱...
View Article乞使 棟方志功版画
郵便物の中に李朝の陶磁器の案内のパンフレットがあり、李朝の粉引の徳利の写真がありました。 どこかで見たような徳利なので、屋根裏の長持ちに仕舞いこんだ徳利を思い出しました。 入手当時は小汚い徳利だったので、乱暴にも漂白剤で洗浄しています。中に入れていたのは醤油のような褐色系の液体だったかもしれません。 むろん漂白しすぎないように様子をみながらですが・・。...
View Article十和田湖 伊藤弥太筆 その4
最近の茶室の飾りですが、まだそのまま青木木米と志野織部の獅子香炉・・。 郷里出身の画家を中心に蒐集していますが、我が郷里には実力ある画家が数多く輩出しています。福田豊四郎、平福穂庵・平福百穂父子、寺崎廣業、倉田松涛らの日本画家に加えて伊勢正義らの洋画家がいますが、忘れてならないのが本日紹介する伊藤弥太です。 十和田湖 伊藤弥太筆 その4 油絵 額装 8号 全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦*横...
View Article古染付 唐子図皿
最近のアクセスの多い作品のひとつに下記の作品があります。 床の間に現在飾られている織部の香合です。 さて本日は現代では忘れ去られつつある古染付の作品の紹介です。週末ということで気軽な作品をひとつ・・。 古染付 唐子図皿 口径143*高台径*高さ24 補修跡があり、いわゆる参考作品程度の価値のものでしょうが、古染付の魅力十分の作品となっています。...
View Article嵐山春雨 富田渓仙筆 その3
本日は富田渓仙の作品の紹介です。 嵐山春雨 富田渓仙筆 絹本着色軸装 軸先象牙 富田芳子鑑題 二重箱入 全体サイズ:横555*縦1320 画サイズ:横420*縦365 ********************************** 冨田 溪仙:(とみた けいせん)1879年12月9日 ~...
View Article再考 鐘馗図 橋本雅邦筆
10月31日放送の「なんでも鑑定団」に小橋川永昌(二代目「仁王」)の「赤絵壺」の作品が出品されていました。「どこかで見たことあるな。」と思い、収納部屋のある未整理の作品から探し出してきました。 義母が帯の布地で刀剣の保存袋を作ってくれた残りの端材で、作品の敷布を作ってくれましたので、その上に載せて撮影しましたら、おかげさまで作品がとても豪華に見えます。...
View Article華南三彩 印花魚藻文稜花盤
先週の出張での札幌日帰りは好天、北陸日帰りは天候不順、下北は雪、福島沿岸は好天・・。年二回の視察ですが、地方の状況がよく理解できました。今週は横浜、12月からは名古屋、四国、広島、大阪、九州と年の瀬を迎える前の慌ただしい日々が続きます。 さて本日紹介するのは源内焼のルーツとなっている華南三彩の作品です。...
View Article輪島塗 銀吹の漆器 修理
本家から伝わる銀吹の漆器類、修理が完了かと思われましたが、最後にトラブル。10客揃いの一の膳、二の膳の修理の仕上がりが悪いのです。どうも金額が足りないというのが依頼先の言い分のようです。...
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