本ブログの訪問者数が延べで80万人を超え、閲覧回数が延べ480万を超えており、ブログアクセス順位が1000位以内に入ることもあるようになりましたが、その順位の対象となるブログは実は毎日280万件あるようです。
とてつもないブログの件数ですが、その中で1000位というのはマイナーな分野のブログでは訪問者が多いほうかもしれません。ただ、あまり見られると怖いかも・・・。いつまで続くか解りませんがまずは500万の延べ閲覧件数がひとつの区切りかもしれません。
さて本日紹介します奥村厚一は私の好きな画家の一人です。主に風景画を得意とし、大きな作品はもとよりスケッチも味わい深い作品を描いています。
暁海 奥村厚一筆 その10(真作整理NO)
絹本着色額装 軸先象牙 太巻共箱二重箱
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦415*横510
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手前の皿は「白化粧彫山水図大皿 バーナード・リーチ作」です。
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奥村厚一はなによりも自然を愛した画家であり、画題は雨や雪、雲や風といったものが多く、それを写実的に捉えるのではなく、見極めようとしたものは、気配とか空気感とでも言うような目には見えないものの表現にこだわった画家です。
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「絵は方便みたいなもので、いつも野山を巡り、自然にただ身をよせていたかっただけ」と言っていたそうです。
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日本の山や海、草花など実にうまく描きとめてあり、いかにこうした自然のありように心を惹かれていたのかが感じられます。 このような絵を描く画家が少なくなっています。
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思文閣出版の「墨蹟資料目録」にもよく掲載されている画家のひとりです。
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思文閣の掲載では価格は25万だそうです。少し前にはファンが多く本作品の大きさで40万くらいの値段だったと思います。
*ちなみにこれはあくまでも販売価格です。売却される方は値段の10分の1とお考えのほうがいいでしょう。思文閣では少なくてもそういうお値段です。引き取るかどうかも怪しいかもしれません。骨董商、骨董とはそういうものです。損得をお考えなら今すぐ辞めたほうがいいです。
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ひとつの作品だけではなく複数蒐集したくなる画家とも蒐集家では評されています。
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落款・印章は掲載されている画家と描かれたのが同じころなのでしょう、ほぼ一致します。
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昭和23年に福田豊四郎、山本丘人、秋野不矩、上村松篁らと創造美術を結成(現在、創画会)しており、本ブログでおなじみの福田豊四郎とは近い関係にあります。
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その他に広田多津、向井久万、上村松篁、福田平八郎、小野竹喬、山口華楊らそうそうたる日本画家のメンバーが同時代に活躍していました。
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掛け軸の保管はこうあるべきとという保管方法です。奥村厚一の作品でシミのない保管状態の良い作品は意外に少ないものです。なぜでしょうか?
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大家のみならずこのような魅力ある画家を忘れてはなりません。
とてつもないブログの件数ですが、その中で1000位というのはマイナーな分野のブログでは訪問者が多いほうかもしれません。ただ、あまり見られると怖いかも・・・。いつまで続くか解りませんがまずは500万の延べ閲覧件数がひとつの区切りかもしれません。
さて本日紹介します奥村厚一は私の好きな画家の一人です。主に風景画を得意とし、大きな作品はもとよりスケッチも味わい深い作品を描いています。
暁海 奥村厚一筆 その10(真作整理NO)
絹本着色額装 軸先象牙 太巻共箱二重箱
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦415*横510

手前の皿は「白化粧彫山水図大皿 バーナード・リーチ作」です。

奥村厚一はなによりも自然を愛した画家であり、画題は雨や雪、雲や風といったものが多く、それを写実的に捉えるのではなく、見極めようとしたものは、気配とか空気感とでも言うような目には見えないものの表現にこだわった画家です。

「絵は方便みたいなもので、いつも野山を巡り、自然にただ身をよせていたかっただけ」と言っていたそうです。

日本の山や海、草花など実にうまく描きとめてあり、いかにこうした自然のありように心を惹かれていたのかが感じられます。 このような絵を描く画家が少なくなっています。

思文閣出版の「墨蹟資料目録」にもよく掲載されている画家のひとりです。

思文閣の掲載では価格は25万だそうです。少し前にはファンが多く本作品の大きさで40万くらいの値段だったと思います。
*ちなみにこれはあくまでも販売価格です。売却される方は値段の10分の1とお考えのほうがいいでしょう。思文閣では少なくてもそういうお値段です。引き取るかどうかも怪しいかもしれません。骨董商、骨董とはそういうものです。損得をお考えなら今すぐ辞めたほうがいいです。

ひとつの作品だけではなく複数蒐集したくなる画家とも蒐集家では評されています。

落款・印章は掲載されている画家と描かれたのが同じころなのでしょう、ほぼ一致します。


昭和23年に福田豊四郎、山本丘人、秋野不矩、上村松篁らと創造美術を結成(現在、創画会)しており、本ブログでおなじみの福田豊四郎とは近い関係にあります。

その他に広田多津、向井久万、上村松篁、福田平八郎、小野竹喬、山口華楊らそうそうたる日本画家のメンバーが同時代に活躍していました。


掛け軸の保管はこうあるべきとという保管方法です。奥村厚一の作品でシミのない保管状態の良い作品は意外に少ないものです。なぜでしょうか?

大家のみならずこのような魅力ある画家を忘れてはなりません。