年賀状 猫 平福百穂筆 その30(真作整理番号)
寒くなると修理を依頼した作品の仕上がりが遅くなるようです。「銀吹きの膳」、「木彫極彩色 狂言福ノ神 市川鉄琅作」の二作品が昨年中に仕上がる予定でしたが、大幅に遅れています。とくに「木彫極彩色 狂言福ノ神 市川鉄琅作」は京都のお店に修理の依頼をしているですが、お雛様の節句の時期にあたり、修理の依頼が多いとかでまだまだ見通しがたたないようです。...
View Article源内焼 その111 三彩陽刻扇型唐草紋鉢
源内焼において扇型の作品は非常に数が少ない。図録では扇形の作品に小鉢や手持ちの付いた作品が数点紹介されているにとどまっています。 本ブログでは下記の作品が紹介されています。 源内焼 その53 三彩陽刻扇型唐草紋皿 合箱 幅253*奥行140*高さ20 上の作品が今回紹介知る作品で、下の作品が前に紹介した「その53」の作品ですが、大きさは「作品53」よりもかなり大ぶりの作品となります。...
View Article伝古九谷青手葉図大皿 その2
陶磁器のファンならひとつは欲しい作品に「古九谷青手」があります。再興九谷の吉田窯の青手でもいいのですが、如何せんなかなかいいお値段がしますし、作品数が少ないし、模倣品が数多いので入手困難な作品のひとつです。 初期伊万里や藍九谷、さらには青手以外の古九谷は廉価になってきた最近でも、「青手」だけは・・・。そこでファンは幻を追うことになります。本日紹介する作品も小生の幻を追う姿とご了解願いたい。...
View Article遊鯉図 伝黒田稲皐筆 その2
小生の好きな画題には「鐘馗」と「鯉」があります。どちらの五月の節句に関連する画題ですが、面白い作品がこの二つ画題に多いことが蒐集する理由です。本日はいくつもの作品を紹介しています「鯉」を画題とした作品の紹介です。先日紹介した「黒田稲皐」と思われる作品の「その2」になります。手 *前の大皿はバーナードリーチ作「蛸」です。 遊鯉図 伝黒田稲皐筆 その2 絹本水墨軸装 軸先象牙 合箱...
View Articleスケッチ 農婦 福田豊四郎筆
我が展示スペースからは福田豊四郎の作品、浜田庄司などの民芸陶芸家の作品は掛けることはありません。興味のある方は是非、我が展示スペースへ・・。ひとりそばで遊んでいるのがいますが・・。 スケッチ 農婦 福田豊四郎筆 紙本水彩コンテ額装 1959年(昭和14年) 額サイズ:縦740*横560 画サイズ:縦*横(未測定)...
View Article遊び心 灰釉鉄絵茶碗 伝バーナード・リーチ作 茶碗 その3
展示室の近景です。手元にある民芸作品には箱のない作品が多く、保存箱の準備もあり民芸作品の展示が多くなっています。箱のないままでも民芸品はいいのでしょうが、調べた内容や履歴の書類、毀れないように保存するということから保存箱を作るようにしています。...
View Article遊び心 白化粧地呉須魚海老文茶碗 伝金城次郎作 茶碗 その5
金城次郎の作品は壺屋時代、読谷村の移窯の最初の頃を最上の作と見直す必要があると本ブログにて再三、記述してきました。性懲りもなく本日は再度、茶碗を例にして紹介してみます。 遊び心 白化粧地呉須魚海老文茶碗 伝金城次郎作 茶碗 その5(整理番号) 掻銘「次」 合箱 口径115*高台径*高さ80...
View Article改装完了作品 中村左洲 & 蟷螂 小絲源太郎筆
表具の天地に痛みがあったのと軸先が取れてない掛け軸を修理の相談をしたところ、全部改装しようということになり、出来上がってきました。 鯛釣図 中村左洲筆 その2 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦2035*横540 画サイズ:縦1170*横420 波の文様があった表具の裂ではないので、少し迫力が落ちたのは致し方ないかもしれません。...
View Article遊び心 黄瀬戸釉彫文茶碗 伝バーナード・リーチ作 茶碗 その4
週末は小生の骨董整理に貴重なる時間、しかしながらイクメン中の小生に息子はなかなか自由な時間を与えてくれません。 息子が遊びに夢中になっているちょっとした隙に書斎や展示室にいると「おとうさん、どこ?」と恐怖の呼び声がかかります。「寂しい!」、「ね~、一緒に遊ぼう!」だと・・。 しかたなく作業を中断し、息子と遊びます。貴重なる時間、小生には残されている時間はなんといっても少ない...
View Article水村帰農図 伝竹内栖鳳筆
訪問者数が本日で延べで80万を超えたようです。多いのか少ないのかは当方では測りかねますが、一つの区切りは100万でしょうか? 素人の骨董談義で稚拙ゆえにあまり多くの方に見られるのは考えものです。 さて本日紹介するこの作品を竹内栖鳳の真作と判断するのに異論を唱える方も多いと思いますが、当方は最終的に断定できていないと御断りの上で、現段階では真作と推測しています。 水村帰農図 伝竹内栖鳳筆...
View Article忘れ去られた画家 仮題 曽根崎心中(おはつ・徳兵衛) 増原宗一筆
「増原宗一」という画家をご存じだろうか? 知っている方はかなりの日本画通と言えようが、おそらくは大半の方が知らない画家だろうと思います。面白うそうな作品と思い、入手するまで小生も全く知りませんでした。 本日は増原宗一の作と思われる作品の紹介です。共箱もなく画題は仮題ということでご了解願います。 忘れ去られた画家 仮題 曽根崎心中(おはつ・徳兵衛) 伝増原宗一筆 絹本水墨着色軸装 軸先塗 合箱...
View Article寛政壬子 浅絳山水図 その3 天地一如之図 伝釧雲泉筆
先週の日曜日のドラマで「しんがん」という推理ドラマがありました、ドラマそのものは面白かったのですが、扱われた作品は下手物中の下手物で、掛け軸の扱いがまったくなっていなかったという印象を受けました。骨董商にしろ、表具師にしろ掛け軸の基本的な扱いはドラマのように粗雑ではありません。...
View Article木彫極彩色 親王雛 市川鉄琅作 その3
先週末には息子「そろそろ刀をいじるころだね。」というと、どうも本物の刀剣と勘違いしたようですが、当方の意図は「そろそろお雛様を飾るころ。」(お雛様に飾られる刀で遊ぶ)という意味でしたが・・。早速、「飾ろう!」ということになりました。...
View Article再登場 美人図 中村貞以筆 その1(真作整理NO)
説明文書、保存状態の見直しなどで、再整理した作品の中に以前に投稿した下記の作品があり、再度写真撮影などをして資料を整理したので投稿します。 美人図 中村貞以筆 その1(真作整理NO) 絹本着色絹装軸箱入 画サイズ:横470*縦380...
View Article暁海 奥村厚一筆 その10(真作整理NO)
本ブログの訪問者数が延べで80万人を超え、閲覧回数が延べ480万を超えており、ブログアクセス順位が1000位以内に入ることもあるようになりましたが、その順位の対象となるブログは実は毎日280万件あるようです。...
View Article改装完了作品 中村左洲 & 蟷螂 小絲源太郎筆
表具の天地に痛みがあり、さらに軸先が取れてなくなってるので、下記の写真の掛け軸について修理の相談をしたところ、表具師から全部改装しようという提案があり、最近出来上がってまいりました。 鯛釣図 中村左洲筆 その2 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦2035*横540 画サイズ:縦1170*横420...
View Article遊び心 黄瀬戸釉彫文茶碗 伝バーナード・リーチ作 茶碗 その4
週末は小生の骨董整理に貴重なる時間、しかしながらイクメン中の小生に息子はなかなか自由な時間を与えてくれません。 息子が遊びに夢中になっているちょっとした隙に書斎や展示室にいると「おとうさん、どこ?」と恐怖の呼び声がかかります。「寂しい!」、「ね~、一緒に遊ぼう!」だと・・。 しかたなく作業を中断し、息子と遊びます。貴重なる時間、小生には残されている時間はなんといっても少ない...
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