昨年から今年にかけての休暇は少し長めに郷里に居ることにしました。昨年は仕事や近親者で身近の大切な人の多くが亡くなり、ゆっくりしたかったためです。心配された大雪もそれほどではありませんでした。
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帰郷したその夜には小生は同級会。家内と息子はかまくらづくり・・。
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落屑した雪でそり滑り・・・、雪が珍しい人間は元気・・・Image may be NSFW.
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小生は除雪から・・、手伝った息子は嫌になった? いえいえかまくらを家内が掘ったので自分がやりたくて泣いたようです。
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本日紹介する作品は思文閣におられた知人を通しての黒田陶々庵の鑑定を間接的に受けています。正式なものではありませんので正式な鑑定とは言えませんが「真作」との鑑定を受けておりますが、当方ではそれより以前に真作と判断していた作品です。
直浜田庄司、河井寛次郎、金城次郎、バーナードリーチ、魯山人らの作品は真贋の見極めが非常に難しくなっていますので、当方も慎重を期しています。
信楽灰被桧垣紋壺 北大路魯山人作 その1
共箱
高さ300*胴径235*口径135*底径135
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現在でも取引価格が高額な作品ですので、こういう作品は氏素性をきちんとしておく必要のある作品と言えましょう。いずれここまで間接的であり、正式な鑑定を受ける必要があろうかと考えている作品です。
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本作品のような「信楽灰被桧垣紋壺」は魯山人の代表作のひとつですが、魯山人独特の作り方で作られています。
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古壷に石膏を塗って型採りした鋳込という型作りであり、それゆえ同じ形の作品が複数ある可能性があります。
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使われた土は、信楽最良といわれている明るい緋色の黄の瀬土と呼ばれている陶土です。
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松の木を燃やした窯の灰に、長石をほんの少し交ぜた釉を掛け焼かれているもので、自然釉ではなく意図的な景色です。
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力強く彫られた桧垣文に伝わった伊賀釉と呼んでよい自然釉が玉垂れとなって、雄渾なる景色を生み出しています。
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古信楽を愛した魯山人の古信楽壺写し・・。「写し」というより魯山人による「信楽壺」ですね。
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思文閣の方からは『「ロ」の刻銘が実はあるのですよ。』と言われています。まだ小生にはそこまで見えていないImage may be NSFW.
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箱には当時の資料が遺っています。当初は「火土火土美房」で購入したかどうかは不明ですが、いずれなんらかの関わりがあった作品でしょう。
**********************************
火土火土美房:(かどかどびぼう)昭和21年(1946年)に開業した銀座にあった魯山人の直営店。在日欧米人からも好評を博した。
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一応、共箱です。本作品は思い切って購入した作品のひとつです。
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ところでこのような信楽の壺の作品は魯山人の代表作品ではありますが、魯山人は幾つも製作しています。
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驚くことに魯山人の信楽の壺類は轆轤成型ではなく、前述のように「古信楽の壺から型かをとって」、型で作っています。よって大きさや形はすべて似通っています。肩の部分に「ロ」の字がはっきり解る作品もあります。
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なお家内は魯山人の作品の市場価格が高すぎると指摘していますが、基本は実用的な食器がメインですので小生もお値段が高すぎる点は認めます。出生からか偏屈な性格であったという魯山人ですが、ただ稀有な美的感覚の持ち主であったことは万人の認めるところでしょう。そして食器以外のこのような鑑賞用の陶磁器にもその才能は如何なく発揮されています。
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小生は茶室でごろごろと転がして楽しみながら、魯山人に思いを馳せています。
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小生も少し陶芸をやりましたが、無心で土に向かう時が魯山人にとって至上の愉しみであったのでしょう。陶磁器に向き合った人にしか解らない何かがそこにはある。
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直浜田庄司、河井寛次郎、金城次郎、バーナードリーチ、魯山人らの作品は真贋の見極めが非常に難しくなっていますので、当方も慎重を期しています。
信楽灰被桧垣紋壺 北大路魯山人作 その1
共箱
高さ300*胴径235*口径135*底径135
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本作品のような「信楽灰被桧垣紋壺」は魯山人の代表作のひとつですが、魯山人独特の作り方で作られています。
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古信楽を愛した魯山人の古信楽壺写し・・。「写し」というより魯山人による「信楽壺」ですね。
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箱には当時の資料が遺っています。当初は「火土火土美房」で購入したかどうかは不明ですが、いずれなんらかの関わりがあった作品でしょう。
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ところでこのような信楽の壺の作品は魯山人の代表作品ではありますが、魯山人は幾つも製作しています。
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驚くことに魯山人の信楽の壺類は轆轤成型ではなく、前述のように「古信楽の壺から型かをとって」、型で作っています。よって大きさや形はすべて似通っています。肩の部分に「ロ」の字がはっきり解る作品もあります。
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なお家内は魯山人の作品の市場価格が高すぎると指摘していますが、基本は実用的な食器がメインですので小生もお値段が高すぎる点は認めます。出生からか偏屈な性格であったという魯山人ですが、ただ稀有な美的感覚の持ち主であったことは万人の認めるところでしょう。そして食器以外のこのような鑑賞用の陶磁器にもその才能は如何なく発揮されています。
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小生は茶室でごろごろと転がして楽しみながら、魯山人に思いを馳せています。
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小生も少し陶芸をやりましたが、無心で土に向かう時が魯山人にとって至上の愉しみであったのでしょう。陶磁器に向き合った人にしか解らない何かがそこにはある。