天龍道人の作品が40作品近くになってきましたが、天龍道人の作品は屏風や襖から剥がしたような作品が多く、未表装の「まくり」の状態での入手が結構あります。そのため入手費用のほかに表具費用が負担となることが多々あります。
本日紹介する作品も未表装の状態の作品です。
葡図画賛 天龍道人筆 その37 91歳
紙本水墨軸装 軸先 誂箱
全体サイズ:縦*横(未表装入手) 画サイズ:縦1296*横285
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本紙を傷めないように画鋲で壁に貼り付けての作品撮影となります。
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天龍道人の未表装の作品はようやく最近になって表具にとりかかっています。
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この作品と同年齢の落款のある佐賀県立博物館の所蔵されている「葡萄図」には「鵞湖折脚仙九十一歳天龍道人王瑾」の署名があります。最晩年の91歳の作品と判明している作品です。
この佐賀県立博物館の所蔵作品の賛文を読み下すと「かつて葡萄を描くもの、果を描き、花を描かず。われはこれ新様を写し、千載一家をなす。」と記されています。賛文をふまえて、この作品の葡萄をみると、点描風に描かれているのは果実ではなく、花であり、花が咲いた状態の葡萄を描いた珍しい作品といえます。葡萄を描く場合、実をつけた状態で描かれるのが一般的ですが、天龍道人は花の状態を描いており、そのことを賛で、これまでにない新しい葡萄画を描き「一家をなす」、と自負しているのです。晩年自ら三国一家(三国一:日本・唐土・天竺の中で第一であること。世界中で一番であること)と呼称していました。
本作品にも「三国一家」の遊印が押印されています。この印章は本ブログで紹介した他の作品でも確認できますが、他に白文朱長方印もあります。
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以前はネットオークションでたやすく入手できた天龍道人の作品ですが、最近は品薄状態のようです。屏風などからの剥がした作品が多々入手できましたが、今では出品数も減少しました。
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それほど有名な画家ではありませんが、忘れ去られた画家として再評価されるべき画家の一人でしょう。
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本作品もきちんと表具して永らく保存しておきたい作品のひとつでしょう。
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賛入りの作品は貴重な作品です。
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写真では解りにくいのですが実にみずみずしくていい出来です。
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この作品を91歳の時に描いたとはとても思えませんね。
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賛の読みは相変わらず解りにくい・・・Image may be NSFW.
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明らかに一度表具し直している作品です。
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本日紹介する作品も未表装の状態の作品です。
葡図画賛 天龍道人筆 その37 91歳
紙本水墨軸装 軸先 誂箱
全体サイズ:縦*横(未表装入手) 画サイズ:縦1296*横285
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本紙を傷めないように画鋲で壁に貼り付けての作品撮影となります。
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天龍道人の未表装の作品はようやく最近になって表具にとりかかっています。
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この作品と同年齢の落款のある佐賀県立博物館の所蔵されている「葡萄図」には「鵞湖折脚仙九十一歳天龍道人王瑾」の署名があります。最晩年の91歳の作品と判明している作品です。
この佐賀県立博物館の所蔵作品の賛文を読み下すと「かつて葡萄を描くもの、果を描き、花を描かず。われはこれ新様を写し、千載一家をなす。」と記されています。賛文をふまえて、この作品の葡萄をみると、点描風に描かれているのは果実ではなく、花であり、花が咲いた状態の葡萄を描いた珍しい作品といえます。葡萄を描く場合、実をつけた状態で描かれるのが一般的ですが、天龍道人は花の状態を描いており、そのことを賛で、これまでにない新しい葡萄画を描き「一家をなす」、と自負しているのです。晩年自ら三国一家(三国一:日本・唐土・天竺の中で第一であること。世界中で一番であること)と呼称していました。
本作品にも「三国一家」の遊印が押印されています。この印章は本ブログで紹介した他の作品でも確認できますが、他に白文朱長方印もあります。
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以前はネットオークションでたやすく入手できた天龍道人の作品ですが、最近は品薄状態のようです。屏風などからの剥がした作品が多々入手できましたが、今では出品数も減少しました。
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それほど有名な画家ではありませんが、忘れ去られた画家として再評価されるべき画家の一人でしょう。
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本作品もきちんと表具して永らく保存しておきたい作品のひとつでしょう。
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賛入りの作品は貴重な作品です。
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写真では解りにくいのですが実にみずみずしくていい出来です。
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この作品を91歳の時に描いたとはとても思えませんね。
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明らかに一度表具し直している作品です。
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