Quantcast
Channel: 夜噺骨董談義
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3055

唐美人図 岡本大更筆 その3

$
0
0
玄関先の植え込みに咲き始めた福寿草の花が満開となりました。



季節はもうすぐ春、三月になり息子に催促されて先週末には慌てて雛祭りの段取りに入りました。



まず掛けて飾った掛け軸は鈴木松年にお雛様です。

鈴木松年の初号は百僊(ひゃくせん、百仙とも)で、32歳頃に松年に改めていますので若い時に描いた珍しい作品です。

鈴木派の祖・鈴木百年の長男で上村松園の最初の師としても知られています。上村松篁の父は鈴木松年ともされていますが、未婚であった松園は多くを語らなかったようです。上村松篁の息子も同じく日本画家の上村淳之です。 鈴木松年は父のおとなしい画風とは対照的な、豪放な作風と狷介な性格で「曾我蕭白の再来」と評され、「今蕭白」とあだ名されていました



鈴木松年の作本は本ブログでいくつか紹介されていますので、そちらを参考にしてください。

本日紹介する作品は神童とうたわれた岡本大更の美人画の作品です。

唐美人図 岡本大更筆 その3
絹本着色軸装 軸先陶器 合杉箱 
全体サイズ:縦2125*横542 画サイズ:縦1217*横411

 

岡本大更の美人画の作風は境地をきりひらいた「近代的な浮世絵」と激賞されたそうです。



岡本大更は兵庫県社町(現加東市)で、服部寿七と母やすの4男として生まれ、幼少より絵を好み、紺屋を営んでいた三木利兵衛(号南石)から画を習いました。



明治33年(1900年)前後に竹内栖鳳に師事し、竹杖会において日本画の研鑽を積んでいます。大正2年(1913年)第七回文展に「朝顔」を出品して初入選。以降、文展や帝展といった官展で活躍したそうです。



印章は朱文白方印「直道」という本名の印で珍しいものです。

 

画集『日本画家 岡本 大更―その画業と更生・更園』という画集があるそうなので、機会があったら購入しようと思っています。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3055

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>