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Channel: 夜噺骨董談義
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街頭遅日図 平福穂庵筆 その8

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わが郷里の秋田県を代表する画家、「平福穂庵と平福百穂の平福父子」の作品です。平福穂庵の作品に平福百穂が鑑定箱書きしている珍しい作品です。鑑定箱書きの真偽は別として・・・。

街頭遅日図 平福穂庵筆 その8(真作整理番号)
絖本水墨軸装 軸先象牙 平福百穂鑑定箱
全体サイズ:縦1240*横550 画サイズ:縦310*横460



秋田の角館からの入手です。箱書きには「先考穂庵先生真蹟街頭遅日図」とあり、箱の裏には「男 百穂貞謹題」とあります。平福穂庵の作品に子息である平福百穂が鑑定してる珍しい作品です。

  


街頭で亀を売る老人があくびでもしているのでしょう。遅日とは「日あしがのびて、暮れるのが遅いところから春の日」という意味です。



私の子供の頃には祭りの出店で亀が売っていました。欲しくてたまらなかったのですが、子どもに買える訳もなく、沼で捕まえてきたことがあります。

 

結局は池に放し飼いにするのですが、鯉や金魚の尻尾をかじるということになり、えらい怒られて川へどぼんと捨てられました。                              



そう、観賞用の池には亀は禁物です。



子どもの頃は田舎で育ちましたから、川や沼でいろんなものを捕まえては家にもってきました。バケツで飼っていることから始まり、裏の空き地のブロック塀の材料の中からセメントを持ち出し、自分で池を作ってまたまた大目玉・・。でも後日、オヤジが子ども専用の池を中庭に作ってくれました。そこに亀は入れませんでした・・。

平福父子のさらにその先代もまた画家です。平福文浪といいますが、京都に修行に行った息子の穂庵が遊びほうけているのが心配で、京都に行ったのはいいのですが、一緒になって遊んいたようです。なんともはや、秋田県人は酒のみが多い


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