花鳥紋赤絵八角香合 明末〜清朝
俗に言う明末赤絵の作品群は好きな作品のひとつです。自由闊達な絵付が魅力ですが、基本的に日本人好みというか日本向けに製作されていますので日本人の感性にあるものです。中国人は清朝の官窯の流麗な作品を好みますので、まずこの作品群には中国人は興味を持ちません。よって、値段はお手頃・・。 本日は薬味入れにお手頃な器です。 花鳥紋赤絵八角香合 明末〜清朝 合箱 口径95*高さ70*高台径55...
View Article牡丹図 その2 平福百穂筆 その9
掛け軸というものは陶磁器と違って資料を見て真贋の判断がある程度は可能なものです。落款や印章などでほぼ90%くらいは真贋の判断ができます。それゆえ素人批評家が多い分野でもあります 陶磁器はそうはいかず、かなりの勉強と経験が必要で素人では無理な世界だと思います。プロについて勉強しないと真贋や時代考証は判断できないと私は思っています...
View Article家具の顔
郷里に帰宅すると、今回気になったのは家具の顔・・・・。和室ではいつものように、蛙がお出迎え。 最近、古民家を買い取ってリフォームすることがますます流行っています。田舎では空き家が多くなり、これからますます需要と供給がマッチングしそうです。古民家をリフォームするとそこに似合う家具が必要となります。 やはり古民家の家具は木の香りのするものがいいですが、そこにはこだわりのあるものがいいですね。...
View Article陶磁器に遊ぶ
子どもと遊ぶのも骨董と遊ぶのも私にとっては同じような気がします。 郷里に帰宅して、久しぶりに陶磁器を手にとってのんびりと眺めていました。 以前に何度か公開している作品です。初めて購入した大きな買い物の作品です。胡麻釉など見事な窯変だと思います。 実に薄くできています。裏には葉脈と刻印があります。この刻印はとある作品によく似ていますが・・・。 備前焼の次は益子焼の角皿です。...
View Article分福茶釜図 倉田松涛筆 その13
震災への鎮魂の作品。被災された方々にもこのような狸が出現しないものかと願っています。秋田の生んだ倉田松涛の傑作のひとつと思っています。 分福茶釜図 倉田松涛筆 紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱入 全体サイズ:横570*縦2100 画サイズ:横350*縦1350 賛には「維時大正十二年龍集□陽大□□九月一日...
View Article東天紅図 伝小川芋銭筆 その2
三日間、九州と広島に出張につき、その間はブログの投稿はお休みとなりました。 とにもかくにも掛け軸、陶磁器は贋作が多い。桑山玉洲、菅原梅関、横井金谷、紀楳亭などはいまだに真作と断定できる作品がてもとにありません。...
View Article天啓古染付青花松図中皿 明末
こんなものと思う人が多いと思います。実際に打ち捨てられていたように売られていた作品です。そこで「古染付」の賛美を投稿します。 天啓古染付青花松図中皿 明末 合箱 口径152*高台径80*高さ31 天啓古染付について...
View Articleリメイク再投稿 その1 井戸茶碗
リメイク再投稿 2010年4月25日掲載 今までのブログを見直しながら、作品の整理の最終段階に入ります。これからは新旧合わせてのブログの登場となります。 井戸茶碗 「井戸の茶碗」という落語も有名であるから井戸茶碗の名前だけは知っている人も多いのでしょう。 井戸の茶碗...
View Article清流(仮題) 田中以知庵 その3
先週は九州と中国地方の現場に行ってきました。10の現場への挨拶廻りです。足早でしたがその中でいくつかのダム現場を見ていただき、その壮大さに感激しました。 現場の方々の丁寧な説明は非常に解りやすく、感謝感激です。 自然豊かな中での昼夜におよぶ現場ですが、貯水や洪水対策という工事の持つ意義は高いものがあります。 さて、山の中の渓流を眺めてもきたので、本日は「清流」という作品です。...
View Article2014年4月 帰省
帰省に際して義母から借りたオペルのヴィータ・・、実はこれで3台目、2台は実は事故でオシャカ・・・。当時は頑丈が売り・・、シンプル・・、古いですが小生もお気に入りの車です。 車庫のシャッター、もう20年以上前に小生が考案。電動のオーバースライダーに天然木を貼りました。焼き付けや塗装のシャッターでは味がない・・。...
View Article雪路 小早川清筆 その3
本作品で三作品目の本ブログ登場の作品です。 雪路 小早川清筆 その3 小色紙 本作品を売っていた秋田の方は作者を知らなかったようです。秋田に滞在し,いくつも作品を遺した画家です。小生の家や叔父の家にいくつか作品を遺しています。 昭和23年に亡くなっていますので、戦後前後に秋田に来てたのではないかと推察されます。...
View Article色紙掛
ポールマッカトニーの日本公演が中止となりとても残念ですが、ローリングストーンズは予定通り行われました。高校のころ、ビートルズのホワイトアルバム、ローリングストーンズの六角形のアルバムに夢中となったのを思い出します。...
View Articleリメイク再投稿 その4 贋作考 鍾馗之図
リメイク再投稿 贋作考 2010年5月16日掲載 リメイクしていくことによって最初に投稿された原稿は非公開となっていくものが多くあります。このブログは作品の整理という目的でスタートしていますので、あまりにも拙い作品は処分していきますし、逆にある程度評価のあるものも非公開となります。...
View Article菅公図 平福百穂筆 その10
十和田湖周辺にキリストのお墓やピラミッドのある?ことをご存知でしょうか? 家内と初めて十和田湖をドライブした時に「このあたりにキリストのお墓があるわよね?」だと・・ 家内はマニアックなことを知っていてびっくりすることがあります。地元出身である私もそのときに知ったのですが、キリスト教の墓やピラミッドが十和田湖周辺にあるとでっち上げた?張本人のひとりが本作品を鑑定している鳥谷幡山とのことです。...
View Article獣双耳三田青磁花瓶
なぜ三田青磁?? と思う人が多いかと思います。そもそも青磁という作品群は非常に製作地、時期の特定が難しい分野です。 こればかりは、素人には無理でしょうね。形、釉薬の具合、色、土の具合などで判別するのでしょうが・・。...
View Article街頭遅日図 平福穂庵筆 その8
わが郷里の秋田県を代表する画家、「平福穂庵と平福百穂の平福父子」の作品です。平福穂庵の作品に平福百穂が鑑定箱書きしている珍しい作品です。鑑定箱書きの真偽は別として・・・。 街頭遅日図 平福穂庵筆 その8(真作整理番号) 絖本水墨軸装 軸先象牙 平福百穂鑑定箱 全体サイズ:縦1240*横550 画サイズ:縦310*横460...
View Article寒山積雪 菅井梅関筆 その2
寒山積雪 菅井梅関筆 その2(整理番号 三作品は「伝」で除く 基本的には整理番号は真作と断定できたものとする 本作品は真作と現状では判断しています。) 紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱 高畑翆石鑑定書付 全体サイズ:縦1990*横410 画サイズ:縦1312*横265 印章は「梅関」の朱文白方印と「字正卿」の白文朱方印の累印が押印されています。この印章は「秋冬山水図(双幅)...
View Article葡萄図-12 天龍道人筆 その20
表具を改装しようと思っている掛け軸を入れてある眺めの段ボール箱が小生の狭い書斎に大きなスペースをとっています。その段ボールも3個目 痛んだ掛け軸は意外と廉価なこともあり、またいい作品がそうなっていることにたまらなくなり、ついつい購入していると改装費用の都合がつかなくなり、ついつい改装の必要な掛け軸がたくさんたまっています。 その中で一番多いのが「天龍道人」の作品です。 葡萄図-12 天龍道人筆...
View Article暑いときほど・・
まだ梅雨入りしたばかりでの暑い日々・・、最近冬の冬の掛け軸を夏に飾ることがあると説明しましたが、家内の実家もその作戦・・。 冬景水墨山水図 伝橋本雅邦筆絹本水墨淡軸装 軸先象牙 前田黙鳳極箱 全体サイズ:横555*縦1998 画サイズ:横420*縦1138 じーっと見ていると冬山登山を思い出す。 はたまた田舎の風景か・・。 参考までに箱書きら・・。以前に投稿していますが・・。...
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