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Channel: 夜噺骨董談義
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リメイク再投稿 その1 井戸茶碗

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リメイク再投稿 2010年4月25日掲載

今までのブログを見直しながら、作品の整理の最終段階に入ります。これからは新旧合わせてのブログの登場となります。 

井戸茶碗
「井戸の茶碗」という落語も有名であるから井戸茶碗の名前だけは知っている人も多いのでしょう。
井戸の茶碗

20年以上前、まだ陶磁器に知識もない頃、仕事で京都近郊に出張の折、夕刻ぶらぶらと清水付近を散策していて、とある骨董店に入ってみましたところ、井戸風のお茶碗があり、衝動的に購入したことがありました。

お値段はたしか一万円だったと思います。骨董など買うことなどなく、自分でも意外な買い物に、また当時の自分としては大きな買い物に興奮して何度も割れていないのかと鞄を覗きこんでいました。

当時は結構気に入っており、箱を用意し、その夕方立ち寄った食事処の「芋坊」の名をとって銘をつけて愉しんでいたのでいました。



本作品は李朝井戸茶碗の後世の写しで大量に製作されたもののひとつでしょう。井戸茶碗の約束事は守られています。



李朝(後期李朝)と称されてトラックの荷台のまとめて乗せられたほど大量に製作されたということを聞いたことがあります。

その大量生産のなかでも、堅手の冷たい感じがなく、お湯を入れると景色が変化し、良い作品だと思っており、小生にとっては思い出深い作品です。ま〜自己満足という感じかな

基本的にお茶碗はその出来、不出来を超越した由来などの有無で価値が判断されたりしますが、個人の思い入れのある作品は生きている限り大切にしておきたいものなのです。


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