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Channel: 夜噺骨董談義
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清流(仮題) 田中以知庵 その3

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先週は九州と中国地方の現場に行ってきました。10の現場への挨拶廻りです。足早でしたがその中でいくつかのダム現場を見ていただき、その壮大さに感激しました。



現場の方々の丁寧な説明は非常に解りやすく、感謝感激です。



自然豊かな中での昼夜におよぶ現場ですが、貯水や洪水対策という工事の持つ意義は高いものがあります。

さて、山の中の渓流を眺めてもきたので、本日は「清流」という作品です。

鮎を描いた日本画の作品は多々あります。福田豊四郎、郷倉千靭などが私はお気に入りです。小泉檀山も有名ですが、なかなか真作は入手しづらいです。

清流(仮題) 田中以知庵筆
絹本着色軸装 軸先象牙 
全体サイズ:縦1440*横653 画サイズ:縦446*横509



本作品は共箱ではなく、とりあえず「清流」と仮題にしておきましたが、鮎を描いた同じような作品に「消音」という作品があります。



箱にも入っていない状態での購入です。真作か否かも不明です。



胡粉が剥離してきていますので、太巻きにして保存しておきたい作品です。



描かれているのは鮎でしょうか?



それならば題は「香魚」のほうがわかりやすいでしょう。



魚の作品にも秀作の多い画家のようです。


参考作品

鮎 福田豊四郎筆
絹本着色軸装共箱二重箱軸先象牙 
全体サイズ:横605*縦1450 画サイズ:横442*縦377



本作品は塗飾盆の原画です。



下の作品は友人から見せていただいた作品です。

鮎 郷倉千靭筆
紙本着色色紙軸装軸先陶製共箱題旧作 
縦265*横237



初夏の掛け軸に「鮎」の作品を飾るのも涼しげでいいですね。食欲も増します
今回の出張の夜は海の幸・・・

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