灯火紋様行燈織部六寸皿
昨日、家内はさいたま新都心の骨董市へ・・、出店されている作品を聞いていみたが、あまりいい作品は出ていないようです。あまりにも掛け軸、陶磁器が安くなりすぎて、所蔵している人が手放さないため、品不足もその大きな原因のようです。本日は前はよく骨董市で見かけた作品です。 電気のなかった時代、行燈の中に使われた絵皿・・。行灯に火をつけるときの瞬間に見える絵皿の紋様に人々は何を感じたのでしょうか?...
View Article松 和漢朗詠集 古今和歌集
なんか面白ろそうと購入・・、数千円也。書の作品は全くもって、不案内な当方としては悪戯心としかいいようのない買い物でした。 歌の内容はなんとか判明しました。 松 和漢朗詠集 古今和歌集 紙本刺繍軸装 合箱 全体サイズ:縦1150*横620 画サイズ:縦290*横435 歌が二つ・・、説明文はインターネットからの検索です。箱の裏には「桃山時代」??? 「せいぜい昭和でしょう」と家内は言っております。...
View Article壺屋焼 掻落唐草文角水指 小橋川永昌作 その2
壺屋三人男と称された小橋川永昌(二代仁王)の作です。本作品で二作品目の出品です。 壺屋焼 掻落唐草文角水指 小橋川永昌作 合箱 全体サイズ:胴径*底径*口径*高さ 高台に仁王の文字。 沖縄では子供時代の呼び名をワラビナーといい、仁王がワラビナーであった。父親も仁王を用いていたので二代仁王となるらしいです。...
View Article羅漢図 倉田松涛筆 その14
羅漢図 倉田松涛筆 その14(真作整理番号) 紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱入 全体サイズ:横370*縦2050 画サイズ:横330*縦1260 右手に錫杖を持ち、左手に鉢を抱えている羅漢(一六羅漢のうち第10尊者?)と虎(虎は十六羅漢図に良く描かれています)を描いた作品です。...
View Article伝井伊直弼之図 狩野永岳筆
京都狩野派の中興の祖である狩野永岳の作品をぜひ欲しいと思っていましたが、佳き作品がなかなか入手できませんでしたが、今回入手することができました。 「菅公(菅原道真)」と題されて売られてた作品で、学問の神様ということもあり、息子の誕生記念に購入したのですが、どうも他の人物の肖像の可能性もあります。「伝井伊直弼」と仮題にしました。 伝井伊直弼之図 狩野永岳筆 絹本着色軸装 軸先塗 合箱...
View Article万歳図 河鍋暁斎筆 その2
昨日は息子の認印についで、実印作成に浦和まで・・、そのついでに大宮駅前の安楽寺で開催の「中村不折と師友達 正岡子規と夏目漱石」と同時開催の「幕末慶應百五十年展」を観てきました。日曜に朝にNHKで紹介されたこともあり盛況でした。 「中村不折と師友達...
View Article白雲松風之青緑山水図 奥原晴湖筆 その2
奥原晴湖の作品は、先日の大宮の安楽寺の「明治慶應一五〇年記念」の展覧会にも絵画が二作品出品されていました。「木戸孝允や山口容堂などの画会に出席、勝海舟が画室を訪ねたり、政界の名士たちとも親交を続け、宮中では皇后の前で揮毫もしています。」という画家であったので、明治期の立役者らとともに展示されたのでしょう。この展示会は本願寺でも開催されたもののようです。...
View Article朝陽 福田豊四郎筆 その33
本日は小生の何歳目かの誕生日・・。連荘の遊びでくたびれて、今日は会食 それで本日は特別投稿。 自宅の和室の壁にず〜っと飾っているのは、私が中学校に入学したばかりの頃に亡くなった父の最後の作品です。病床から福田豊四郎氏と手紙でやり取りしながら描いた作品です。私の大切な作品のひとつです。 所蔵する福田豊四郎氏の作品はそのほとんどが、本人から直接頂いたものです。...
View Article古唐津残欠
古窯跡から発掘された破片をつなぎ合わせ、それを販売することを生業とする骨董屋が結構たくさんいたそうです。とくに唐津に多かったというのを本で読んだことがあります。...
View Article松ニ鴉図 長井一禾筆 その5
ワールドカップでの日本のサッカーの活躍や如何? 個人的には日本はあまり強くないと思うですが、自分でワールドカップ開催のスタジアムの工事に従事していたこともあり、応援だけは?一生懸命です。 全日本の代表マークに使用されているのは八咫烏(やたがらす)ですね。...
View Article柿釉鐡絵蓋物 浜田庄司作
浜田庄司の作品本体には刻銘、印銘ないのが普通です。初期の河井寛次郎にはありますが、民芸運動に関わった浜田庄司と河井寛次郎の作品の作品本体は無銘が基本です。 それゆえ、贋作が多く、箱書きのある共箱がついていない作品は、基本的に価値は認められません。インターネットオークションの作品を見てみるとそのほとんどが贋作です。...
View Article俳句画賛 紀楳亭筆 その1
二週続けて日経新聞に掲載されているのが「英一蝶」です。名前くらいは知っている人が大半だと思いますが、彼が俳人「宝井其角」と友人であった(友人というより放蕩三昧の飲み友達?)であったことは知りませんでした。 紀楳亭の作品は三作品目の投稿となります。折れがありますが、改装するといい作品になるでしょうが、時代があるものとしてこのままもいいかと・・。 俳句画賛 紀楳亭筆 その1 紙本水墨 軸先木製 合箱...
View Article五柳先生図 寺崎廣業筆 その26
日本のサッカーはそれほど強くないと言ったことが現実となりましたが、至極当然のことのように思われます。フィジカルに劣る日本が世界に通用するのには、組織力であるはずなのですが、その練習がまったく足りていないように思えました。 海外移籍している代表が多くなればなるほど、個々のプレーに頼るところが大きく、日本の強みである組織プレーが陰を潜めました。...
View Article李朝 葡萄・山水文染付面取水滴
李朝は文具のいいものがあることでも評価が高い作品群です。本日の作品はとても大きい水滴です。 李朝 葡萄・山水文染付面取水滴 合箱 最大幅135*最小幅125*高さ85 箱には「18〜19世紀」とあります。 1752年に広州に分院の官窯が作られ生産の中心になりましたが、1883年に分院が民営化され官窯の歴史は終わります。...
View Article松ニ八哥鳥図 川合玉堂筆 その2
ものを買うには理由があります。それでは骨董品を購入する理由はいったい何なのでしょうか? 「普段使うのにいいもの」、「飾って楽しめるもの」、「資料的に価値があるもの」というのが純粋な愉しみ方ですね。 「将来価値が出る」、「高くなる、売れる」これは投資的な理由によりますね。...
View Article苔庭図 吉岡堅二筆 その5
五月の連休に郷里をドライブ・・、家内がどこで見つけてきたのか山瀬ダム。家内ともども在籍していた会社の施工。 国道7号線から北の道へ入り込み30分ほどでダムのある公園に着きます。 五月の連休の日曜日だというのに、実に閑散としています。見渡せど家内と私のみ・・。 湖からさらに北上・・、滝とロケット実験場があるとか。道は狭くなるし、雪解けで崖は崩れていて危険なので途中で断念しました。...
View Article大津絵 その15 若衆と座頭 双幅
大津絵の対幅というものは存在しないので、たまたま二幅を入手したので一緒に表具した作品ということでしょう。 大津絵 その15 若衆と座頭 双幅 紙本着色軸装 軸先鹿骨 由来箱書箱双幅 各々全体サイズ:縦1478*横287 画サイズ:縦695*横225 箱には「鳥羽絵対幅 古画」とありますが、「鳥羽絵」ではなく「大津絵」が正しいでしょう。裏には「昭和参六年八月七日祥日臨□布□松堂書写」とあります。...
View Article春さむ 伝伊東深水筆
昨日は大学時代の同級生と青山の事務所で打ち合わせ、その前には銀座で現場&物件探索・・。 打ち合わせも早々に、喉が渇き、事務所近くで乾杯。大学時代から今までの噺で盛り上がりました。もう、35年近くじっくり噺をしていなかったので、時間の経つのを忘れて半額サービスの焼き鳥タイムを超過 本日の作品は伊東深水? 一応「伝」としておきましょう。 春さむ 伝伊東深水筆 紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 細工共箱...
View Article古画 源氏物語 朝顔之図
株主総会やら命日やらで、お祝い事は後にしていましたが、昨日の土曜日に小生の誕生日、義母の誕生日、父の日とお祝いで家族で食事会です。 簡単なコースでの食事会でしたが、長男は口を開けているばかり・・・。 本日の作品は源氏物語・・、源氏物語の絵巻は過去にたくさん作れたのでしょう。その断片を掛け軸にしたものと思われます。 本作品の時代は「室町時代」との説明でしたが、詳細は定かではありません。 古画...
View Article秋景宮島之図 絵金(友竹齋)筆
お祝い会のあとで、浦和の図書館へ・・。駅前になんとナマハゲがいました。 幸紀はナマハゲを怖がらないようです、日頃から小生のナマハゲぶりで慣れているらしい 骨董蒐集はひとつのロマンです。掘り出し物、貴重品、あり得ない物などを探してはそれが望みを果たした時の喜びはまたひとしおです。まずはめったにそういうことにはならないものですし、なったように勘違いしているひとがほとんどで、そういう私もその一人です。...
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