株主総会やら命日やらで、お祝い事は後にしていましたが、昨日の土曜日に小生の誕生日、義母の誕生日、父の日とお祝いで家族で食事会です。
簡単なコースでの食事会でしたが、長男は口を開けているばかり・・・。
本日の作品は源氏物語・・、源氏物語の絵巻は過去にたくさん作れたのでしょう。その断片を掛け軸にしたものと思われます。
本作品の時代は「室町時代」との説明でしたが、詳細は定かではありません。
古画 源氏物語 朝顔之図
紙本着色軸装 軸先象牙 太巻合箱
全体サイズ:横925*縦1680 画サイズ:縦620*横760
源氏物語の「朝顔」は光源氏32歳の秋から冬の話ですね。
藤壺の死去と同じ頃、源氏の叔父である桃園式部卿宮が死去したので、その娘、朝顔は賀茂斎院を退いて邸にこもっていました。
若い頃から朝顔に執着していた源氏は、朝顔と同居する叔母女五の宮の見舞いにかこつけ頻繁に桃園邸を訪ね、紫の上を不安にさせます。
朝顔も源氏に好意を抱いていましたが、源氏と深い仲になれば、六条御息所と同じく不幸になろうと恐れて源氏を拒みます。
朝顔への思いを諦めた源氏は、雪の夜、紫の上をなぐさめつつ、これまでの女性のことを話して過去を振り返ります。・・・・気にイラね〜男だね
その夜源氏の夢に藤壺があらわれ、罪が知れて苦しんでいると言って源氏を恨みます。翌日、源氏は藤壺のために密かに供養を行い、来世では共にと願ったそうです。
なかなか立派に表具され、かなりの補修跡があります。
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朝顔の君:桐壺帝の弟・桃園式部卿宮の姫君で、光源氏のいとこにあたる。名前は、源氏からアサガオの花を添えた和歌を贈られたという「帚木」や「朝顔」の逸話からきており、そこから「朝顔の姫君」「朝顔の斎院」「槿姫君」「槿斎院」などの呼び名がある。
五十四帖中「帚木」から「若菜」まで登場。源氏が若い頃から熱をあげていた女君の一人で、高貴の出自のため正妻候補に幾度か名前が挙がり、正妻格の紫の上の立場を脅かした。姫君自身も源氏に好意を寄せているが、源氏の恋愛遍歴と彼と付き合った女君たちの顛末を知るにつけ妻になろうとまでは思わず、源氏の求愛を拒み続けてプラトニックな関係を保ち、折に触れて便りを交わす風流な友情に終始した。
朱雀帝時代から斎院を長く続けたため婚期を逃し、そのまま独身を貫き通して出家、物語の表舞台から消える。
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もうひとつの作品「空蝉之図」もありましたが、両方は高くて手が出ず、ひとつの作品だけの入手でした。
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空蝉:光源氏17歳夏の話。空蝉を忘れられない源氏は、彼女のつれないあしらいにも却って思いが募り、再び紀伊守邸へ忍んで行った。そこで継娘と碁を打ち合う空蝉の姿を覗き見し、決して美女ではないもののたしなみ深い空蝉をやはり魅力的だと改めて心惹かれる。源氏の訪れを察した空蝉は、薄衣一枚を脱ぎ捨てて逃げ去り、心ならずも後に残された軒端荻と契った源氏はその薄衣を代わりに持ち帰った。源氏は女の抜け殻のような衣にことよせて空蝉へ歌を送り、空蝉も源氏の愛を受けられない己の境遇のつたなさを密かに嘆いた。
控えめで慎み深く、小柄で容貌も美貌とはいえない地味な女性であったが、立ち居振る舞いが水際立っており趣味も良かった。源氏の求愛に対しても、悩み迷いながらも最後まで品良く矜持を守り通し、始めは彼女を見下していた源氏を感心させている。彼女のモデルに関しては、境遇や身分が似ているため、作者(紫式部)自身がモデルではないかと言われている。
元々は上流貴族の娘として生まれ育ち、宮仕えを希望したこともあったが、父の死で後ろ盾を失った。そのため心ならずも、伊予介を務める男の元に後妻として嫁ぐ。伊予介は空蝉を非常に愛していたが、当の空蝉は受領の妻という下の身分に零落したことを恥じており、夫への愛も薄かった。
ある時興味本位に忍んできた源氏と情を通じてしまう。若く高貴で魅力的な源氏の求愛に心の底では空蝉も惹かれ悩みながらも、聡明な彼女は身分が釣り合わない立場であることを理解していた。一度は身を許したものの、その後はいくら源氏に掻き口説かれても誇り高く拒んで決して靡こうとはせず、その後夫に従って京を離れた。皮肉にも、驕慢な貴公子であった源氏にとって、空蝉の拒絶が彼女を忘れられない存在にした。その後「関屋」帖で二人は再会するが、間もなく夫を亡くした空蝉は継息子・紀伊守の懸想を避けるため出家、源氏は尼となった彼女を二条東院に迎えて住まわせた。
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「昔の日本の女性は性には開放的であったらしい。」とは和田竜の小説に記載されていましたが、これは戦国時代での話です。
こちらの作品も金彩をはじめかなりの補修跡があります。
食事会の最後はあまりのも暑いので屋上でカキ氷・・・。
最近のカキ氷は高級品・・・
簡単なコースでの食事会でしたが、長男は口を開けているばかり・・・。
本日の作品は源氏物語・・、源氏物語の絵巻は過去にたくさん作れたのでしょう。その断片を掛け軸にしたものと思われます。
本作品の時代は「室町時代」との説明でしたが、詳細は定かではありません。
古画 源氏物語 朝顔之図
紙本着色軸装 軸先象牙 太巻合箱
全体サイズ:横925*縦1680 画サイズ:縦620*横760
源氏物語の「朝顔」は光源氏32歳の秋から冬の話ですね。
藤壺の死去と同じ頃、源氏の叔父である桃園式部卿宮が死去したので、その娘、朝顔は賀茂斎院を退いて邸にこもっていました。
若い頃から朝顔に執着していた源氏は、朝顔と同居する叔母女五の宮の見舞いにかこつけ頻繁に桃園邸を訪ね、紫の上を不安にさせます。
朝顔も源氏に好意を抱いていましたが、源氏と深い仲になれば、六条御息所と同じく不幸になろうと恐れて源氏を拒みます。
朝顔への思いを諦めた源氏は、雪の夜、紫の上をなぐさめつつ、これまでの女性のことを話して過去を振り返ります。・・・・気にイラね〜男だね
その夜源氏の夢に藤壺があらわれ、罪が知れて苦しんでいると言って源氏を恨みます。翌日、源氏は藤壺のために密かに供養を行い、来世では共にと願ったそうです。
なかなか立派に表具され、かなりの補修跡があります。
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朝顔の君:桐壺帝の弟・桃園式部卿宮の姫君で、光源氏のいとこにあたる。名前は、源氏からアサガオの花を添えた和歌を贈られたという「帚木」や「朝顔」の逸話からきており、そこから「朝顔の姫君」「朝顔の斎院」「槿姫君」「槿斎院」などの呼び名がある。
五十四帖中「帚木」から「若菜」まで登場。源氏が若い頃から熱をあげていた女君の一人で、高貴の出自のため正妻候補に幾度か名前が挙がり、正妻格の紫の上の立場を脅かした。姫君自身も源氏に好意を寄せているが、源氏の恋愛遍歴と彼と付き合った女君たちの顛末を知るにつけ妻になろうとまでは思わず、源氏の求愛を拒み続けてプラトニックな関係を保ち、折に触れて便りを交わす風流な友情に終始した。
朱雀帝時代から斎院を長く続けたため婚期を逃し、そのまま独身を貫き通して出家、物語の表舞台から消える。
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もうひとつの作品「空蝉之図」もありましたが、両方は高くて手が出ず、ひとつの作品だけの入手でした。
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空蝉:光源氏17歳夏の話。空蝉を忘れられない源氏は、彼女のつれないあしらいにも却って思いが募り、再び紀伊守邸へ忍んで行った。そこで継娘と碁を打ち合う空蝉の姿を覗き見し、決して美女ではないもののたしなみ深い空蝉をやはり魅力的だと改めて心惹かれる。源氏の訪れを察した空蝉は、薄衣一枚を脱ぎ捨てて逃げ去り、心ならずも後に残された軒端荻と契った源氏はその薄衣を代わりに持ち帰った。源氏は女の抜け殻のような衣にことよせて空蝉へ歌を送り、空蝉も源氏の愛を受けられない己の境遇のつたなさを密かに嘆いた。
控えめで慎み深く、小柄で容貌も美貌とはいえない地味な女性であったが、立ち居振る舞いが水際立っており趣味も良かった。源氏の求愛に対しても、悩み迷いながらも最後まで品良く矜持を守り通し、始めは彼女を見下していた源氏を感心させている。彼女のモデルに関しては、境遇や身分が似ているため、作者(紫式部)自身がモデルではないかと言われている。
元々は上流貴族の娘として生まれ育ち、宮仕えを希望したこともあったが、父の死で後ろ盾を失った。そのため心ならずも、伊予介を務める男の元に後妻として嫁ぐ。伊予介は空蝉を非常に愛していたが、当の空蝉は受領の妻という下の身分に零落したことを恥じており、夫への愛も薄かった。
ある時興味本位に忍んできた源氏と情を通じてしまう。若く高貴で魅力的な源氏の求愛に心の底では空蝉も惹かれ悩みながらも、聡明な彼女は身分が釣り合わない立場であることを理解していた。一度は身を許したものの、その後はいくら源氏に掻き口説かれても誇り高く拒んで決して靡こうとはせず、その後夫に従って京を離れた。皮肉にも、驕慢な貴公子であった源氏にとって、空蝉の拒絶が彼女を忘れられない存在にした。その後「関屋」帖で二人は再会するが、間もなく夫を亡くした空蝉は継息子・紀伊守の懸想を避けるため出家、源氏は尼となった彼女を二条東院に迎えて住まわせた。
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「昔の日本の女性は性には開放的であったらしい。」とは和田竜の小説に記載されていましたが、これは戦国時代での話です。
こちらの作品も金彩をはじめかなりの補修跡があります。
食事会の最後はあまりのも暑いので屋上でカキ氷・・・。
最近のカキ氷は高級品・・・