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Channel: 夜噺骨董談義
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苔庭図 吉岡堅二筆 その5

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五月の連休に郷里をドライブ・・、家内がどこで見つけてきたのか山瀬ダム。家内ともども在籍していた会社の施工。



国道7号線から北の道へ入り込み30分ほどでダムのある公園に着きます。



五月の連休の日曜日だというのに、実に閑散としています。見渡せど家内と私のみ・・。



湖からさらに北上・・、滝とロケット実験場があるとか。道は狭くなるし、雪解けで崖は崩れていて危険なので途中で断念しました。



雪解け水で湖は満杯・・、水は青く実にきれいです。



はるかかなたには本州北の名峰、田代岱・・。北の大正池という雰囲気です。



ともかく一人もいない。広い駐車場にただ我らが車が一台。携帯も通じないし、なにかあったらたいへん・・

本日は亡くなった家内の命日でまた帰省します。家内の実家の玄関前の改修工事が完了したらしいので、その確認も・・。

本日は福田豊四郎と親交の深かった吉岡堅二の作品です。今回で四作品目の投稿です。

苔庭図 吉岡堅二筆
板着色額装 合箱
画サイズ:縦308*横267



吉岡堅二は、福田豊四郎らとともに創画会を興しました。福田豊四郎と名コンビと言われました。



「この二人の仕事ぶりは俗衆批評を超越して存在するのである。この二人の人気の本質に関して露骨な言ひ方をすれば、世間には福田、吉岡よりも、絵そのものの、うまい作家はザラにゐるのである。然しながら福田、吉岡の人気の高さは、絵のうまさだけでは凌げないものが」る。・・・・」と評されていいます。



板裏に昭和27年2月29日号と記されており、なにかの雑誌の挿絵か表紙かもしれません。題名に「苔庭」とありますが、昭和16年制作の吉岡堅二の代表作にもある作品名です。



さて本作品は何のために描かれた作品でしょうか? どなたかご存知の方は???

田舎の庭もまた苔庭のよう・・。


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