浜田庄司の作品本体には刻銘、印銘ないのが普通です。初期の河井寛次郎にはありますが、民芸運動に関わった浜田庄司と河井寛次郎の作品の作品本体は無銘が基本です。
それゆえ、贋作が多く、箱書きのある共箱がついていない作品は、基本的に価値は認められません。インターネットオークションの作品を見てみるとそのほとんどが贋作です。
浜田庄司の共箱は特注の朱肉を使用した押印をしますので、朱肉の色(本物は濃い色の朱肉)と印章の印影(贋作の印章はいくら真似しても違いがある)で95%の作品の真贋が解ります。
ただ、窯作品は普通の朱肉を使っているものもあり、窯作品はより一層難しい判断が必要ですが、窯作品はそれほど高価ではないので贋作は少ないようです。ただ窯作品の印章で浜田庄司本人の作品として出品されているのがほとんどですから、窯作品の印章は覚えておく必要があります。
さらには箱が本物で中身が偽物、さらには箱が偽物で中身が本物という、一つの作品から二つの作品を生み出すことがありますので、そこにも注意が必要です。
本日の作品はそれとはまた違う、浜田庄司の子息の浜田晋作のの検定箱です。親戚の方が浜田庄司の作品をいくつか所蔵していて、普段使っていたのですが、まとめて盗難にあったそうです。箱は手元に残ったのですが、茶碗本体は戻ってきませんでした。
これは特殊な事情として、なんらかの理由で共箱と離れた作品を鑑定する人が所定鑑定人ですが、浜田庄司の鑑定人で第一人者が父と同じく陶芸家の浜田晋作です。
本日はその鑑定箱に入った作品です。これは贋作の多いインターネットオークションからの入手です。インターネットでもある程度の真贋の判断は可能ですが、詳しくない方はインターネットオークションでの真作の入手は難しいと思います。
柿釉鐡絵蓋物 浜田庄司作
浜田晋作箱書箱
全体サイズ:幅66*奥行き35*高さ52
作品そのものがいいものと判断しての購入です。この判断で、共箱のないものもいくつか購入しています。
私も浜田晋作の鑑定箱は初めてですが、幾つか資料はあります。
本作品の箱裏書きです。これは浜田晋作がかいたもので印章は浜田庄司が押印していたものを、朱肉も浜田庄司本人が特殊注文していたものを使っています。
同じ朱肉、印章を使いますので、意外と判別はしやすいのですが、基本的には作品そのものが一番大切です。
箱は本物で中身が偽物というのに、印章や箱書きにこだわっていると、そのような贋作に騙されます。
小生は蓋物は初めての入手ですが、ものは良いものだと思っていますが・・。
掛け軸も陶磁器も基本は同じだと思います。落款や印章だけにこだわっていけません。そのような資料に固執するのはプロ、売買を生業とする人だけでよいのです。
作品が楽しめるか否か・・、これが基本のように思います。
家内曰く「これはなにもの・・??、ん? ふたもの??」
それゆえ、贋作が多く、箱書きのある共箱がついていない作品は、基本的に価値は認められません。インターネットオークションの作品を見てみるとそのほとんどが贋作です。
浜田庄司の共箱は特注の朱肉を使用した押印をしますので、朱肉の色(本物は濃い色の朱肉)と印章の印影(贋作の印章はいくら真似しても違いがある)で95%の作品の真贋が解ります。
ただ、窯作品は普通の朱肉を使っているものもあり、窯作品はより一層難しい判断が必要ですが、窯作品はそれほど高価ではないので贋作は少ないようです。ただ窯作品の印章で浜田庄司本人の作品として出品されているのがほとんどですから、窯作品の印章は覚えておく必要があります。
さらには箱が本物で中身が偽物、さらには箱が偽物で中身が本物という、一つの作品から二つの作品を生み出すことがありますので、そこにも注意が必要です。
本日の作品はそれとはまた違う、浜田庄司の子息の浜田晋作のの検定箱です。親戚の方が浜田庄司の作品をいくつか所蔵していて、普段使っていたのですが、まとめて盗難にあったそうです。箱は手元に残ったのですが、茶碗本体は戻ってきませんでした。
これは特殊な事情として、なんらかの理由で共箱と離れた作品を鑑定する人が所定鑑定人ですが、浜田庄司の鑑定人で第一人者が父と同じく陶芸家の浜田晋作です。
本日はその鑑定箱に入った作品です。これは贋作の多いインターネットオークションからの入手です。インターネットでもある程度の真贋の判断は可能ですが、詳しくない方はインターネットオークションでの真作の入手は難しいと思います。
柿釉鐡絵蓋物 浜田庄司作
浜田晋作箱書箱
全体サイズ:幅66*奥行き35*高さ52
作品そのものがいいものと判断しての購入です。この判断で、共箱のないものもいくつか購入しています。
私も浜田晋作の鑑定箱は初めてですが、幾つか資料はあります。
本作品の箱裏書きです。これは浜田晋作がかいたもので印章は浜田庄司が押印していたものを、朱肉も浜田庄司本人が特殊注文していたものを使っています。
同じ朱肉、印章を使いますので、意外と判別はしやすいのですが、基本的には作品そのものが一番大切です。
箱は本物で中身が偽物というのに、印章や箱書きにこだわっていると、そのような贋作に騙されます。
小生は蓋物は初めての入手ですが、ものは良いものだと思っていますが・・。
掛け軸も陶磁器も基本は同じだと思います。落款や印章だけにこだわっていけません。そのような資料に固執するのはプロ、売買を生業とする人だけでよいのです。
作品が楽しめるか否か・・、これが基本のように思います。
家内曰く「これはなにもの・・??、ん? ふたもの??」