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Channel: 夜噺骨董談義
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明末呉須赤絵花鳥文耳付花入

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5月の連休に際して男の隠れ家のひとつの蔵を整理しました。



友人やらいろんなところから持ち込まれた古いものを移動し、不要なものを処分しました。



なんと古い農機具もありますが、それらは家の住人の判断にお任せしました。ほとんど廃棄処分されるようですが入用な方はいますか?



遺しておけるような食器類のみの整理して二階も搬出・・・。ここまで整理するのに10年はかかっています。さてきれいさっぱりし、まずは虫などが侵入する古い建具を直そうと思っています。



さて本日の作品の紹介です。

本作品の箱にはなんと潁川作と・・・ いくらなんでもそれはない。所蔵する者はとかくなんでもいいものにしたがる???

当方では漳州窯とされる「明末呉須赤絵」に分類するにさえどうかな?と思っていますが、一応は「明末呉須赤絵」として投稿します。

明末呉須赤絵 花鳥文耳付花入
杉古箱入
口径230*胴径65*高台径*高さ170

 

日本では「明末呉須赤絵」を模倣して犬山、三田、京焼などいくつもの窯で作れらえていますが、最高峰は潁川であることに異論はないでしょう。



呉須赤絵のおいては鉢、皿、香合などがその大半で、花入の器の例などは極端に少ないようです。少ないというよりほとんど見たことがないと思うくらいです。



京焼などの日本で模倣した作品にはその例がありますが、一目で日本にて作られたものと解るものが多いと思います。



ただ漳州窯に日本からの特注で作られた可能性がまったくないわけではないでしょう。日本から特注で作られた作品は高台の砂や釉薬の付きが拭き取られたように少ないという特徴があると言われています。

 

要は丁寧な作りが多いということなのでしょうが、本作品がそれに当てはまるかどうかは不明です。どちらかというと日本で作られた感が否めません。



本作品は耳付という点からも日本からの特注の可能性がありますが、花入れとしては高さが17センチと小ぶりになっています。



ま~、充分に楽しめる作品には相違ないでしょう。


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