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Channel: 夜噺骨董談義
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源内焼 その117 褐釉竜宮文脚付鉢

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帰宅して愛犬に餌をあげているとワイシャツにカミキリ虫が飛んできました。早速捕まえて虫かごへ・・。夕食前に背広のまま息子と昆虫図鑑とにらめっこ・・・。「これだな、ゴママダラカミキリ!」



さて源内焼の作品はめぼしい作品がインターネットオークションにも見られなくなりましたが、源内焼の作品の中でも欲しかった作品が入手できたので、本日はその作品を紹介します。

源内焼 その117 褐釉竜宮文脚付鉢
共色補修跡有 台付 誂箱
幅280*奥行225*高さ50



残念ながら割れを共色で補修した跡があります。



源内焼の作品は当方では100種を超えましたが、蒐集目的の残りは地図皿など非常に入手の難しいものばかりになりました。本日紹介している本作品も非常に珍しい作品です。



保管時に破損しないように板が備え付けらえています。中央部に支柱があり、脚部分にはほぞがあります。



大切に保管されていたのでしょうが、保存箱ありません。



補修跡が気になる作品ですが、稀有な作品ですので当方で保存箱を誂て大切に保存しておきたいと思います。



図集によると本作品は台と鍋で一対の作品のようです。



本来の一対のまま完品で遺っている作品は稀有かもしれません。



当方も写真でしたこの作品を観たことがありません。



型も明確で色も見事な作品ですね。



源内焼の真骨頂ともいうべき作品です。



ただ単品で台だけ紹介されている図録もあります。



単品で傷のある作品でも十二分に鑑賞に堪えうる作品です。虹彩が綺麗です。



虹彩を人工的に作れるというに御仁もいますが、コールタールなどで人口的に作ったものと釉薬で発色してもの違いくらいは当方でもわかるつもりです。



贋作を疑う人はどこまでも贋作を疑うものですが、それを超えた知見と度量がないと骨董蒐集は出来ないようです。



もちろん間違って贋作や模倣作品、時には工芸品を真作と思い込むこともたびたびありますが、それは蒐集の肥やしのようなものです


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