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Channel: 夜噺骨董談義
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瀑布図 川村曼舟筆

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さて本ブログを家内に勧められて始めてから10年を経過し、トータルのアクセス件数は730万件を超え、延べの訪問者は110万人を超えました。

この数字がいかなるものかは当方の知るところでありませんが、紹介した作品数が約2500点になっているようです。もちろん所蔵している作品は大した作品ではありませんが、中には末永く保管しておいてもいい作品は何点かあるように記憶しています。

本ブログが継続している大きな理由として、ブログの便利なのが手元に作品や資料がなくてもいつでもパソコンやiPadで検索できることが挙げられます。これは意外に便利ですし、出先での作品への考察や骨董談義にも使えています。今少し本ブログは継続しそうです。

さて以前は好んで作品を蒐集していた川村曼舟の作品ですが、最近はとんと入手することがなくなりました、本日は久方ぶりに入手した川村曼舟の作品の紹介です。

瀑布図 川村曼舟筆
絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦1220*横410

 

展示室に飾ると瀧の音まで聞こえそうな写実的な作品です。



これほど出来の良い瀑布の作品は珍しいと思います。



川村曼舟自身の納得のいく作品なのでしょう。



表具、箱の誂えもいいものです。めずらしく「自題」と箱書きされています。

  

当方の所蔵作品には川村曼舟の師にあたる山元春挙の「瀑布之図」があります。

瀑布之図 山元春挙筆
絹本水墨軸装 軸先練 共箱
全体サイズ:横700*縦2290 画サイズ:横510*縦1430

 

また郷里出身の画家、平福穂庵の作品にもあります。

瀑布図 平福穂庵筆 その15(真作 整理番号)
紙本水墨軸装 軸先ガラス 鳥谷播山鑑定箱
平福百穂鑑定書付添付 昭和33年秋田市美術館展示作品
全体サイズ:横650*縦2080 画サイズ:横500*縦1220

 

他にも「瀑布」の作品はありますが、夏の暑い日にはもってこいの画題ですね。



展示室に寝っ転がって観て楽しんでします。

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