今年の落花生は義父が亡くなったことで収穫が遅れ、不作となっていますが、息子も手伝ってようやく殻剥きの段階です。
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さて本日は蒐集しいてる藤井達吉の作品の中でお気に入りの作品のひとつの紹介です。
藤井達吉の作品はインターネットオークションにて廉価にて入手できますし、贋作も少ないのである程度真偽について警戒しなくてもいい画家のひとりです。
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山帰来(土茯苓)図 藤井達吉筆
和紙淡彩軸装 軸先陶器 共箱
全体サイズ:縦1520*横407 画サイズ:縦683*横240
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描いているのは「山帰来(土茯苓)」で、それに関する記述は下記のとおりです。
********************************
山帰来:ユリ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。全体にサルトリイバラに似るが、とげはない。夏、白い小花を開く。中国・インドシナ・インドに分布。地下の根茎を漢方で利尿・解熱・解毒薬にする。
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ドブクリョウ(土茯苓):サルトリイバラ科の植物の一種。学名Smilax glabra[1] (Smilax glabraの和名をサンキライとしドブクリョウを別名とすることもある。塊茎は山帰来(サンキライ)という生薬で日本薬局方に収録されている。吹出物、肌あれなどに効果がある(但し、同属植物のサルトリイバラ(S. china)を山帰来とすることもある)。
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古くは梅毒の治療薬(梅毒の治療に水銀が用いられていたが、水銀中毒を防ぐために合わせて服用された)として知られ、梅毒が大きな問題となっていた江戸時代の日本では、国産が不可能なこともあり毎年のように大量に輸入され、安永6年(1777年)には56万斤もの輸入があった。
身近なところでは便秘薬で有名な毒掃丸シリーズ(ドクソウガンE、複方毒掃丸、新ドクソウガンG)に便秘に伴う吹出物、肌あれなどの改善目的で配合されている。
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梅毒? 毒掃丸?? これは新たな知識となりますねImage may be NSFW.
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作品中には印章のみ、これは藤井達吉の作品ではよくあることです。ただ共箱が希少でさらに箱書きの落款が珍しいです。「達吉?」、「達画??」のどちらかでしょうか。箱に押印された印章も珍しいものです。
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本作品は決して贋作ということはなく、れっきとした真作です。表具や軸先は藤井達吉ならではのもの。作品をまくりの状態で差し上げることの多かった藤井達吉ですので、藤井達吉の共箱に収められた作品は非常に貴重ですし、自らのデザインでの表具はさらに愉しめる作品となっています。
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この表具は工芸デザイナーならではのもの。手に取ってみないとこの良さは伝えられないものかもしれません。藤井達吉は表具に凝った人なので、後世にて表具したものもそれなりに門下生などが気を使った表具が多いと推察しています。
*最近の「なんでも鑑定団」に出品された藤井達吉の共箱の作品は50万円という評価額でした。ただ実際の売買は一桁違います。通常は数万円の取引価格ですので、勘違いしないほうがいいでしょう。
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藤井達吉の作品はインターネットオークションにて廉価にて入手できますし、贋作も少ないのである程度真偽について警戒しなくてもいい画家のひとりです。
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山帰来(土茯苓)図 藤井達吉筆
和紙淡彩軸装 軸先陶器 共箱
全体サイズ:縦1520*横407 画サイズ:縦683*横240
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描いているのは「山帰来(土茯苓)」で、それに関する記述は下記のとおりです。
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山帰来:ユリ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。全体にサルトリイバラに似るが、とげはない。夏、白い小花を開く。中国・インドシナ・インドに分布。地下の根茎を漢方で利尿・解熱・解毒薬にする。
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ドブクリョウ(土茯苓):サルトリイバラ科の植物の一種。学名Smilax glabra[1] (Smilax glabraの和名をサンキライとしドブクリョウを別名とすることもある。塊茎は山帰来(サンキライ)という生薬で日本薬局方に収録されている。吹出物、肌あれなどに効果がある(但し、同属植物のサルトリイバラ(S. china)を山帰来とすることもある)。
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古くは梅毒の治療薬(梅毒の治療に水銀が用いられていたが、水銀中毒を防ぐために合わせて服用された)として知られ、梅毒が大きな問題となっていた江戸時代の日本では、国産が不可能なこともあり毎年のように大量に輸入され、安永6年(1777年)には56万斤もの輸入があった。
身近なところでは便秘薬で有名な毒掃丸シリーズ(ドクソウガンE、複方毒掃丸、新ドクソウガンG)に便秘に伴う吹出物、肌あれなどの改善目的で配合されている。
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作品中には印章のみ、これは藤井達吉の作品ではよくあることです。ただ共箱が希少でさらに箱書きの落款が珍しいです。「達吉?」、「達画??」のどちらかでしょうか。箱に押印された印章も珍しいものです。
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本作品は決して贋作ということはなく、れっきとした真作です。表具や軸先は藤井達吉ならではのもの。作品をまくりの状態で差し上げることの多かった藤井達吉ですので、藤井達吉の共箱に収められた作品は非常に貴重ですし、自らのデザインでの表具はさらに愉しめる作品となっています。
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この表具は工芸デザイナーならではのもの。手に取ってみないとこの良さは伝えられないものかもしれません。藤井達吉は表具に凝った人なので、後世にて表具したものもそれなりに門下生などが気を使った表具が多いと推察しています。
*最近の「なんでも鑑定団」に出品された藤井達吉の共箱の作品は50万円という評価額でした。ただ実際の売買は一桁違います。通常は数万円の取引価格ですので、勘違いしないほうがいいでしょう。