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色紙作品 三美人図 三木翆山と勝田哲

休日はコロナウイルス騒ぎでどこにも出かけられず、息子も幼稚園が休みで二人で体力を持て余し気味。自転車で駆け巡ってものの、日曜日は雨・・・。そばを離れない息子と展示室でごろ寝。天井が高くて気持ちがいい・・・。

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さて工芸品などの模写に注意してさえいれば、色紙の作品は実に手頃な値段で買えるのがうれしいですね。本日はまとめて美人画の3作品を入手しましたので紹介します。

本ブログで繰り返し記述していますが、色紙の「額」は数点あれが十分です。何しろ縦と横の作品の違いはあれど、サイズが同じなので数点の気に入った額さえあれば、その洒落た?額に飾ると作品が見栄えするものです。本日は額ではなく色紙掛けに飾ってみました。

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このような色紙掛は珍しいかもしれません、刺繍が施され、明治期頃作? 

舞妓 勝田哲筆
絹本着色色紙
画サイズ:縦270*横240

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色紙掛けも中途半端なものではつまりません。やはりちょっと古いものを用意しています。

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色紙の作品ながら細かい点までよく描写されている作品です。指の動きなどさすがにうまいですね。

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同じく勝田哲の作品です。

大原女 勝田哲筆
絹本着色色紙
画サイズ:縦270*横240

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日展会員の日本画家勝田哲は、1896(明治29)年7月8日京都市に生まれています。本名は哲三。

1920年東京美術学校西洋画科を卒業後、日本画に転じ、京都市立絵画専門学校に入学、30年同校研究科を卒業しました。この間、平等院・法界寺の壁画模写を行ない、25年山元春挙に入門、26年「お夏」が帝展に初入選しています。山元春挙は本ブログでおなじみの画家です。

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29年第10回帝展出品作「天草四郎」、31年第12回帝展「征旅(ジャンヌ・ダルク)」がそれぞれ特選となり、翌年から無鑑査となりました。36年京都市立美術工芸学校に勤務、戦後京都市立日吉ケ丘高校で教鞭をとっています。

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60年日展審査員をつとめ翌年会員となあり、77年京都府美術工芸功労者、80年に京都市美術工芸功労者の表彰を受けています。主な作品は上記のほか「雨」(40年)「葵上」(49年)「舞女」(60年)など。享年84。

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最後は本ブログで幾点かの作品が紹介されている美人画の達人と言われた三木翆山の作品です。

七夕美人図 三木翆山筆
絹本着色色紙
画サイズ:縦270*横240

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三木翆山は竹内栖鳳の門人。本名三木斎一郎。兵庫県社町(現加東市)で、服部寿七と母やすの4男として生まれ、幼少より絵を好み、紺屋を営んでいた三木利兵衛(号南石)から画を習っています。

明治33年(1900年)前後に竹内栖鳳に師事し、竹杖会において日本画の研鑽を積んでいます。なお、翠山の紹介で栖鳳に入門した森月城は従弟にあたります。明治35年(1902年)利兵衛の養嗣子だった又蔵の養子となり、同時に同家のじんと結婚しています。

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大正2年(1913年)第七回文展に「朝顔」を出品して初入選。以降、文展や帝展といった官展で活躍しました。

大正14年(1925年)から京都の佐藤章太郎商店という版元から、京都風俗を取り上げた新版画「新選京都名所」シリーズを版行、同年吉川観方と創作版画展を開催しています。昭和7年(1932年)第13回帝展からは無鑑査となりました。

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昭和17年(1942年)に師の栖鳳が没した後は画壇を離れ、個展で作品を発表し始めています。

一方、昭和27年(1952年)から1年余り渡米し、美人画の個展を開催、昭和28年(1953年)メトロポリタン美術館から終世名誉会員の称号を贈られました。

晩年は、京都河原町蛸薬師の繁華街に地上7階、地下2階、総床面積1400坪もの国際的な美術サロン、インターナショナル三木アートサロン設立を計画しますが、悪徳不動産の詐欺にかかり、2000坪の家屋敷アトリエも手放さざるを得なくなりました。老年の翠山にこの挫折は堪えたのか、2年後失意のうちに急逝。享年73。美人画や風俗画を得意とし、代表作に「嫁ぐ姉」、「元禄快挙」などがあります。

自分の得意分野外には罠が多いものですね。

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さて二人の画家については掛け軸、額装の作品などが本ブログに紹介されていますが、ちょっとマイナーな画家ながら、よく描けている色紙の作品だと思います。

*マイナーな画家と記述していますが、「ジャパンビューテイ」などの美人画家の中堅を特集する画集には作品が必ず掲載されている画家でもあります。











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