炉廻文螺鈿蒔絵絵馬形敷板　伝柴田是真作

土曜日になると、投稿の内容もおろそかになりがちです。もともと文章を書くのは苦手だし、たとえ書くにしても推敲を充分に行わないと、支離滅裂な文章になりかねない怖さがあります。実はブログの投稿にはかなり抵抗があり支度はないという気持ちが今でもあります。ただ作品整理へのエネルギー源としては、重要なファクターになっているのは事実でしょう。ガラクタの多い蒐集作品を並べるのが苦痛なのに、長く続いているのは飽きっぽい小生には珍事と言えましょう。

さて、本日は投稿する作品も少なくなってきたので、最近の茶室を撮影してみました。別に来客の予定もなく、当方の好みや調べる対象の作品を好き勝手に展示しています。

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その茶室に並べている作品の香合の敷板に使っている作品が本日紹介する作品です。柴田是真の作品らしき小品・・・・。

炉廻文螺鈿蒔絵　絵馬形敷板　伝柴田是真作
合箱入
作品サイズ：幅132＊厚み16

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いったい何に使うのでしょうか？　家内に聞いても解りません。

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茶道具の窯と炉箒、窯環を描いたものようです。

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渋い作品？ですね。

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幾つかの揃いであった作品かもしれませんね。

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裏側は木目のまま・・。

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柴田是真の漆の作品には印章のない作品もあります。当方における柴田是真の作品は日本画の作品が多く、漆器はまだ未開拓の分野です。というか市場には柴田是真の漆器作品はもはや見当たらないかもしれません。また人気ゆえに日本画には贋作が数多くありますね。頭を悩ます分野でもあります。

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柴田是真の漆器は超絶技法を呼ばれていますが、それはもっと凝った作品ですね。

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真塗に描いた作品のほうが人気が高いでしょうが、下地の木目を生かした作品も柴田是真の作品には数多くあります。

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小さめの作品には下記の作品があります。

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なお本作品には「敷板」とあります。敷板の説明は下記のとおりです。

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敷板：風炉の下に敷き風炉を乗せる板のことです。風炉の熱気が畳へ伝わるのを防ぐ他、風炉を安定させる役割があります。元々風炉は台子の上に置かれていました。

時代と共に釜の形に合わせた様々な風炉がつくられ、鉄や焼物などの素材も用いられるようになり、風炉は畳の上で使われるようになってから風炉を乗せる敷板が必要とされ、使用するようになりました。流儀や好みによって色々な敷板があり、陶磁器製の敷瓦などもあります。

敷板は「真塗」が正式とされ、唐銅風炉だけに用いられます。黒掻合(くろかきあわせ)板は多くの風炉に使用され、土風炉、唐銅風炉、切掛風炉、瓶掛などに用いられます。

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風炉の敷板には小さすぎるでしょうが、いろんな用途に使えそうで使い勝手がよさそうです。

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香合の敷板・・。是真だろうがなかろうが当方は知ったことではありません？　だいたい茶室の照明程度では「是真」の落款には気が付くまい。

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作品と遊べや、遊べ。息子曰く「パパはおもちゃがたくさんあっていいね！」だとさ。そう「おもちゃ」の文章を書くのに夜遅くまで四苦八苦しているのさ・・Image may be NSFW.
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