行灯七寸皿 二種
最近は日が長くなり、展示室に差し込む光の変化を愉しむ時間が増えてきました。 本日は行灯皿の作品の紹介です。 今まで本ブログにて瀬戸の絵皿系統の作品をいくつか紹介しています。瀬戸の絵皿系統の作品には俗にいう「馬の目皿」、「瀬戸の石(絵)皿」、そして「行灯皿」などがあります。...
View Article氏素性の解らぬ作品 紙雛 伝上村松園筆 & 鈴木松年筆
マスクは最近ようやく入手できるようになりましたが、数不足もあって、連休中は家内が家族ひとりひとりのオリジナルマスクを製作してくれました。もともと前にも作ってくれていたのですが、片付けで不要になっハンカチを利用したようです。小生のはバーバリー製・・・??? 皆で写真を撮りっこ。 さて本日は「紙雛...
View Article初期伊万里 青磁角福文七寸丸皿
5月5日の当方の我が家の床飾りは下記の写真のような組み合わせでした。鎧の飾りは片付けるのが面倒?でついついそのままとなっています。 義父の三回忌が近いのですが、さすがに長々と同じ作品を掛けておくのが良くないので「観音図」は仕舞い込みました。五月ですから、通常は鍾馗様か鯉の掛け軸ですね。鯉の作品を選びましたが、掛け軸は下記の作品です。 群鯉図 黒田稲皐筆 その3 紙本水墨金彩軸装 軸先象牙 合箱...
View Article贋作考 享和夏景山水図 伝釧雲泉筆 享和3年
小学校は休校で、期間中は息子と四六時中、一緒にいることになりました。おもちゃ遊びに飽きてくると、既成のおもちゃ遊びでないことが多くなります。今回は、小生の蒐集作品を送ってくる段ボールを使って道路を作る羽目に・・・。「もっと面白く!」と息子はどうもこの道路のデザインが気に入らないらしい 当方は家内共々、手づくりを重視する傾向があります。...
View Article(仮題)文豪 平福百穂筆 大正末年(1925年)頃
今年の五月の連休は「男の隠れ家」に帰省も出来ず、自宅でゴロゴロ・・。とはいえやりたいことはたくさんあるので、時間は持て余すことは全くない。マスコミで自粛の際の自宅での時間の過ごし方などを取り上げていますが、趣味にある人間には全く耳を貸す必要のない話題です。...
View Article大日本魚類画集 NO75 ホウボウ 大野麥風画
さすがにバーバリーとブランド名の入ったハンカチ製の自家製マスクは勤務先には装着するのは抵抗があると思っていたら、家内が小生の意を汲んだのか、別のマスクを作ってくれました。 ちょっと小ぶりなマスクです。ちなみに文様は蝶・・、ちょっぴりマスクから香水の香り。香水の香りは自分が愉しむもの、男は対外的に無味無臭がいい、もとい、対人に無臭がいい。...
View Articleお猪口ら
整理している食器棚から出てきたお猪口・・・。骨董市で数千円でときおり買っていた作品です。まずは菊形をした白磁の古伊万里・・。いつのまにか数が増えましたが、コレクションといえる数や質ではありません。 蕎麦猪口にも盃にも向付にも・・・。気軽に多種な用途に使える器です。 古伊万里というか、骨董蒐集の入門編に位置するのがお猪口かもしれません。 明治期の眼鏡底に作品から初期伊万里まで実に幅広い分野ですね。...
View Article俊寛僧都於鬼界嶋遇康頼之赦免羨慕帰都之図 月岡芳年作
これからの季節の利用度を考えて休日には縁側のガラス掃除・・・。同年代の人には「縁側での思い出」はたくさんあるのでしょうが、徐々に失われていくひとつに「縁側での思い出」があるかもしれませんね。 景色と風通しの良さ、障子と畳の文化の景色、日本独特の空間を日本人は手放してはならないものと思います。空間は自分で作ってみて、手入れしてみて、よりいいものを作ってみたい、そこで学ぶことは多々ありました。...
View Articleアッシーヂの寺 原精一画
最近、お気に入りのマスクです。解りにくいですが上の文様は蝶です。家内が作ってくれたもので、不要になったハンカチで作っています。 さて絵画については日本画の作品の多い本ブログでの投稿記事ですが、時には洋画を紹介したいと思っています。そこで本日は高いデッサン力で、裸婦画や人物画を数多く描いた画家「原精一」の作品の紹介です。本日は人物画ではなく風景画の作品です。 アッシーヂの寺 原精一画 油彩額装...
View Article渓秋太公望 伝谷文晃筆
谷文晁の作品の紹介は本ブログで2作品目の紹介となります。なお子息の谷文一の作品についても本ブログに紹介されています。いずれの作品も当方では真作と判断している作品ですが、相変わらず「伝」としておきましょう。 *谷文晁の他の作品、谷文一の作品は本ブログの記事を参考にしてください。...
View Article羅漢之図 橋本雅邦筆
本日は当方で勉強中の橋本雅邦の作品の紹介です。橋本雅邦の作品はまだ30代の頃に双幅の作品は大枚をはたいて購入したり、師とする親戚の方から真作を何点か見せていただいたりとなにかと当方と縁のある画家ですが、なにしろ贋作が多いので作品と出会うと未だに右往左往している状況です。 羅漢之図 橋本雅邦筆 水墨淡彩軸装 軸先骨 鑑定箱 全体サイズ:横570*縦1975 画サイズ:横425*縦1200...
View Article古伊賀焼・古信楽? 煎餅壺
古い煎餅餅と称される作品への二度目のチャレンジです。最初の作品の入手はどうやら失敗らしいですが、一度の失敗くらいで懲りないのが当方の性分のようです。 ブログで紹介したようにひと作品目は大いなる惨敗、ひと作品目下記の作品ですが、現在は屋根裏行・・。 古伊賀焼 煎餅壺→贋作(近代作) 合箱入 口径113*胴径*底径*高さ285...
View Article古備前波状文壷 その5 室町前期
マンションが多くなった都会の住宅事情などの理由から居場所を失ったのは掛け軸ばかりではなさそうです。大きな壺もまた居場所を失っているように思われます。居場所を失った作品らが当方に迷い込んでくるのかもしれせんが、手頃な大きさを選ぶとしても、当方でもあまり数多くなるのは考え物の作品群です。飾るにもせいぜいひとつかふたつが妥当で、収納するに場所をとる・・・ 古備前波状文壷 その5 室町前期 合箱...
View Article古九谷 吸坂手錆釉山水文瓢形徳利
まだ小学校がきちんとは始まらない息子は昨日は畑に収穫に出かけたようです。今までにはサヤエンドウ、スナップエンドウが食卓に多かったのですが、次は・・。 指導は近所のおじさん、なるほど葱と玉ねぎか・・・。...
View Article作品の見直し 浅絳山水訪友之図 釧雲泉筆? 文化2年(1805年)頃
息子が小生の執務室をレゴで作りたいというので、写真を撮ってきて見せたら、家内と二人でその写真を再現したらしい。帰宅すると「見て! 見て!!」と・・・・。なるほど即興のわりによくできている。 さて終活に向けて「要る作品と要らない作品」、「修理すべき作品と修理不要と判断する作品」などと整理をすすめていくと要らないと判断していた作品の中に「おっ」と思う作品が遺っていることがあります。...
View Article涼趣 山元春挙筆
当方の日本画の蒐集対象の画家は一流の画家というよりも、一流の画家の影で忘れ去られつつある画家に焦点を当てて蒐集してきたように自らは思えます。資金の関係でそれが一番効率的だったからもあるでしょう。その画家らの作品は掛け軸の不人気により作品の値段が下落したことによります。...
View Article樹下家屋文瀬戸絵石皿 江戸後期
はてさて、もやは今年も6月です。コロナウイルス騒動で時間が経つのが早いのか、遅いのか・・・。 本日の作品紹介はいままで機会あるごとに紹介してきた瀬戸の絵皿ですが、本日もまた気に入った作品が入手できましたので紹介します。これほど絵の出来の良い瀬戸の絵皿は珍しいでしょう。 樹下家屋文瀬戸絵石皿 江戸後期 誂箱 口径255*高台径*高さ42...
View Article田村将軍 木彫彩色像 加納鉄哉作 明治40年作
前にも述べましたようにコロナウイルスの影響でしょうか、めぼしい作品?の入手が難しくなっています。全くと言っていいほどいい作品が見当たりません。このままでは紹介する作品は整理中の作品のみとなり本ブログも打ち切りとなりそうです とりあえずはこのような状況下でもネタ?のあるかぎりは、整理目的でつまらない記事ですが、淡々とブログの記事は投稿する気ではいます。...
View Article寒山図 加納鉄哉筆 大正14年作
男の隠れ家にあった明治期の揃いの漆器から痛んでいた数点を輪島塗に修理に出していた作品が出来上がってきました。 基本的には口縁の欠けていた部分の補修ですが、内側全体の塗りなおしまでしています。 部分の補修のみだと色が変わる点から、全部塗りなおすと費用という点からこのような補修になっています。 色の古い部分と新たに塗った部分とが見分けがつかないようにうまく色合せされています。...
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