氏素性の解らぬ作品 越後江山浅絳山水図 釧雲泉筆 文化8年(1811年)頃
遺しておく作品には遺し方というものがあるように思います。 陶磁器、掛け軸、洋画(日本画)、漆器、刀剣、木彫も同じですね。 壊れないように、伝来が解るように、使いやすい(扱いやすいよう)に・・・。 遺し方に姿、形も重要な要素ですが、あまり費用もかけないように・・。...
View Article姥ヶ餅焼 はじき香合
先週末は最後の玉葱の収穫です。息子や家内と・・・。 息子は一輪車も使えるようになり、力もついてきたようです。でもすぐに力尽き「充電が必要!」だと・・。 さて本日は形、風情から興味本位で購入した香合の作品です。どうも「姥ヶ餅焼」というもののようです。 姥ヶ餅焼 はじき香合 古箱 幅57*奥行55*高さ44 「はじき」とは香合などの蓋の甲に...
View Article花咲く平原 奥村厚一筆 その13
最近の展示室の展示作品の紹介です。すべてすでに本ブログにて紹介されている作品です。 月岡芳年の2枚つづりの浮世絵。 はやり月岡芳年は縦2枚つづりの浮世絵作品がいいですね。本作品は当方で2作品目です。(本ブログにて紹介済) 藤田嗣治の墨絵。 小生のお気に入りの作品です。こちらも2作品目で、両方とも真作で、本ブログに紹介されています。 2作品とも掘り出し物で、真作なりのタトウを誂えました。...
View Article粟田焼 湯飲み 暁山焼
月初めは神棚に仏様・・、ともかく拝むものが多い。 展示室の片隅には仏壇。 茶室には観音様を置きました。 廊下の展示室には神様が鎮座しています。 展示品も少し模様替え・・。 さて本日の作品の紹介です。 京焼の粟田焼系統と思われる作風の作品は本ブログで幾点か紹介しています。正直なところ、当方ではこの系統の陶器がいつの時代のもので、京焼においてどのように分類されるものかは詳しくありません。...
View Article信楽喜久(菊)銘々皿五枚 大野鈍阿作
息子の小学校への登校初日は一人で・・・。帰りは皆が父兄が迎えに来ていたようで泣いてしまって先生に同伴されてきたくしたようです。ひとつの旅立ちが始まりましたね。 さて本日は銘々皿の紹介です。 よく使われる銘々皿、銘々皿とは要は取り皿のようなもの。料理用、茶菓子用などによって漆器や陶磁器がありますが、粋な気の利いた器がいいでしょうね。向付とともにいつもどれを使うか迷う用途の器ですね。...
View Article氏素性の解らぬ作品 小代焼? 朝鮮唐津手 薄端式時代花器
すでに整理されて、屋根裏に放置されていた作品ですが、ひょんなところから見直してみようということになりました。きっかけは家内の書庫にあった下記の図録です。 小代焼に関してはもともと資料が当方にはあまりないので、インターネットなどからの資料からの知識しかありませんでした。そこで下記の作品は割れて補修されているし、形も歪なので打ち捨てられていました。 氏素性の解らぬ作品 小代焼? 朝鮮唐津手...
View Article暁聲 福田豊四郎筆 その110 昭和25年頃
息子の登校には最近、近所の年上の友達が同行してくれています。少し安心かな? 福田豊四郎は昭和20年代に軍鶏の作品を描いており、福田豊四郎と交流のあった父はこの時期に福田豊四郎と連絡取り合いながら軍鶏の作品を描いています。 図録に掲載されている福田豊四郎が「軍鶏」を描いた作品です。一般的にはこの作品が福田豊四郎が描いた「軍鶏」の作品として知られています。図録には昭和29年の作とされています。...
View Article自作の大きめの皿
小生が30代の頃、仕事で赴任した地で陶芸を習い始め、週に一回の休みを利用して近くにある窯元に通っていました。主に盛岡市と秋田市で5年くらい通ったでしょうか?...
View Article氏素性の解らぬ作品 李朝面取壷と椿 椿貞雄筆
本ブログではおそらく初めての洋画家「椿貞雄」の作品の紹介です。まだまだ当方では知らないことが多い画家ですので、真贋などの判断はできかねています。李朝の面取の花入れを描いている点から興味を抱いての入手ですので、画家の名前くらいは知っていましたが、実は画家その人に興味があっての入手ではありません。...
View Article改装完了 松鶴亀図 狩野了承筆 天保8年(1837年)
休日は掛け軸を変えながら息子と掛け軸鑑賞・・??? 作品は「軍鶏図」田中一村筆。(後日投稿予定) 「この軍鶏はママだね」と小生、息子が興味があるのは風鎮・・・・「これおさかな?」...
View Article改装完了 二美人図 三木翆山筆 大正6年
本日はお気に入りの作品を改装したので紹介します。本ブログでは2018年8月に下記の写真の状況で紹介した作品です。軸先は片方が欠損し、箱はない状態でした。 軸先は古い作品は膠?で接着されており、掛け軸を巻きあげる際に軸先を回すので取れてくることはままあります。時には象牙などの高級な軸先を他の作品に転用することもあります。...
View Article氏素性の解らぬ作品 呉須染付梅ニ小禽図馬蹄形陶板
骨董という作品は飾るだけが目的では決してなく、基本的には使うためのものであろうと思います。筆立てに小さな李朝の壺を使ってみたり、盃洗を花入れにしたり、香合を珍味入れにしたり、醤油差に大きめの水滴を転用したりと人様々な使い方をし、そのセンスの良さに度々驚かされることが多いものです。...
View Article郷土の画家 雪中帰家之図 石井百畝筆 その2
あまり知られてない郷土の画家の作品を紹介し始めると、ブログがいつになったら終わるやらということになることと、興味のない方には飽きが来るでしょうという二つの理由からから、あまり知られてない郷土の画家の作品については当方の資料の整理のみにしておりますが、当方の所蔵作品の中でいくつかの面白そうな作品だけを紹介しようかと思っています。...
View Article李朝後期 染付寿文字草花文壺
腸内炎で寝込んでいるうちに、植木屋さんがきて庭のサツキをメインに刈り込んでいったようです。ここに梅雨の雨が降り注ぐとまさしく奥村厚一の「緑雨」という作品のの世界です。...
View Article砂濱漁撈図 橋本雅邦筆
橋本雅邦の作品は前から好きで、贋作が多いことを承知しながら、食指が動くので始末に悪いものです。本日の作品は経験上から真作と判断しています。 砂濱漁撈図 橋本雅邦筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 勝田蕉琴昭和32年5月23日鑑定箱入 全体サイズ:横410*縦1160 画サイズ:横260*縦190 なぜ私は橋本雅邦が好きなのだろうか?...
View Article清水焼 絵巻物形香炉台
とかくちょっと時代のある京焼の明治期に入った頃に作られた作品を「古清水」と呼びたがるようですが、基本的に「古清水焼」は、制作年代が京都で磁器が開発される江戸後期以前のまた、江戸後期であっても磁器とは異なる京焼色絵陶器の総称として明治期の作品とは明確に区分して用いられています。 さて本日の作品はいつ頃の作品やら・・・。 清水焼 絵巻物形香炉台 「清水焼 吉川藤太郎(印銘) さく」銘入 合箱...
View Article源内焼? 緑釉菱形文三足八角皿 五客揃
本日の作品は元来の源内焼とは趣を異としますが、釉薬や胎土から源内焼と当方では判断して投稿します。ただ源内焼のほかに、四国にて源内焼から派生した焼き物類、瀬戸関連、さらには交趾焼の可能性もるかもしれません。 源内焼? 緑釉菱形文三足八角皿 五客揃 補修跡有 古箱 奥行157*奥行131*高さ38...
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