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花咲く平原 奥村厚一筆 その13

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最近の展示室の展示作品の紹介です。すべてすでに本ブログにて紹介されている作品です。

月岡芳年の2枚つづりの浮世絵。



はやり月岡芳年は縦2枚つづりの浮世絵作品がいいですね。本作品は当方で2作品目です。(本ブログにて紹介済)



藤田嗣治の墨絵。



小生のお気に入りの作品です。こちらも2作品目で、両方とも真作で、本ブログに紹介されています。



2作品とも掘り出し物で、真作なりのタトウを誂えました。



原精一の油絵。



この作品は小品ながら好きな作品です。



大野麥風の版画。



まだシリーズ72作品中、〇〇番目・・、先は長い。



さて本日は久方ぶりに奥村厚一の作品の紹介です。奥村厚一の作品では13作品目の紹介です。



花咲く平原 奥村厚一筆 その13
紙本着色額装 誂タトウ+黄袋
全体サイズ:縦615*横735 画サイズ:縦400*横520(P10号)



奥村厚一の作品は日本人であれば、いつかどこかで見た風景と感じさせる一作となっていますね。生涯一貫して風景画にこだわった厚一らしい一作だと思います。



秋野不矩は奥村厚一の風景画について、次のように述べている。「奥村さんその人にあるような気がする作品である。」と・・。



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奥村厚一:明治37年7月1日生まれ。晨鳥社の日本画家、西村五雲に師事。



昭和21年「浄晨」が第2回日展で特選、政府買上げ。昭和23年福田豊四郎、山本丘人、秋野不矩、上村松篁らと創造美術を結成(現在、創画会)。

昭和24年、京都市立芸大の前進である京都市立美術専門学校(昭和35年から京都市立芸術大学)

昭和46年、嵯峨美術短期大学それぞれで教鞭を執る。

昭和49年京都市立芸術大学名誉教授。



主に風景画を得意とし、大きな作品はもとよりスケッチも味わい深い。伝統工芸や文化財的雰囲気のなかで育ちながらも、関心はもっぱら近隣の自然風物であり、幼少の頃から手製の画板を携え野山を駆けめぐり、ひたすら画家になることを夢みていたという。絵画で身をたてることへの周囲の無理解と反対は当然多かった中で、指導者としてふさわしい技量を身につけ、そういった立場になり絵描きを続けるならばと強く進言、励まし続けた祖母の心強い応援を後ろ盾に、恵まれた才能というよりも、努力と熱意で思いを通し、念願の絵描きとして、また指導者として一生を終えた。



【前列右から】秋野不矩、沢宏靭、広田多津(間)上村松篁、向井久万(間)、奥村厚一
※昭和23年頃、創造美術のメンバーと(丹前姿)(沓野・玉村本店にて)



【最前列】真ん中に奥村厚一、その左側、山口華楊【後列右がわの二人】右から福田平八郎、小野竹喬  ※昭和22年頃、日展のメンバーとともに。(志賀高原・熊の湯にて)

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生涯一貫して風景画にこだわった画家であり、晩年は水墨調の画風を展開しています。



福田豊四郎と共に当方の好みの作風です。



近代絵画が幅を利かせている現代ではかえって貴重な画風といえるでしょう。



それほど目立たない>画家ですが、福田豊四郎、田中以知庵らと共に当方の蒐集対象となっている画家の一人です。





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