瀬戸独楽香合 山口錠鉄作
本日は休日ということで気軽な作品?の紹介です。 そもそも香合というものは何に使う者であろうか? 実際に道具として使ったことのある御仁は稀有ではないかと思ってしまうところがありますね。実際は小物入れや食卓にて珍味入れに使うことのほうが多いように思います。 瀬戸独楽香合 山口錠鉄作 共箱 全体径55*内側口径45*高台径35*高さ40...
View Article四曲半双屏風 藤井達吉画・作
人生はいつ何時何があるか分からない。そういうことを覚悟しているところから、日頃の生活のありがたさ、大切さが自覚できるものと思っています。このことは今回のコロナウイルス禍の状況で感じた人も多かったと思います。 さて都会はむろんですが、地方でも葬祭センターで葬儀を行うことが多くなり。「逆さ屏風」ということを知らない方が多いのではないでしょうか?...
View Article野 松尾敏男筆
週末の土曜日には雨が降らないとの予報でしたので、ジャガイモの収穫を家族全員で行いました。 以外に体力を使いましたが、数で勝負で短時間で完了・・・。 さて本日は松尾敏男の作品の2作品目の紹介です。 野 松尾敏男筆 紙本着色 誂黄袋+タトウ 額サイズ:横705*縦580 画サイズ:横515*縦395(P10号)...
View Article三彩「天下第一」走馬文皿 永楽和全作
本日の作品は「交趾焼、源内焼、そして京都の近代陶工の代表格である永楽窯」の三者入り混じった観点からの考察が必要な作品の紹介です。 三彩「天下第一」走馬文皿 永楽和全作 底に印 共箱 口径230*高さ48*高台径 まずこの作品と同図の作品が、源内焼の図集の代表格とされる「源内焼(平賀源内のまなざし)」(五島美術館発刊)に作品NO60として掲載されていることです。...
View Article華精 その2 杉本健吉筆
杉本健吉の肉筆画は非常に貴重なようです。油絵をはじめとする多くの作品が美術館に寄贈されており、本筋が工芸品ゆえ原画とされる作品は数が少なく、また売られることは少なかったと思われます。 華精 その2 杉本健吉筆 紙本水墨淡彩額装 F4号 全体サイズ:縦510*横410 画サイズ:縦330*横240 本作品は写真ではシミが目立つものの実際に鑑賞してみるとそうでもありません。実にかわいらしい作品です。...
View Article氏素性の解らぬ作品 信楽壷 蹲? 時代不詳
よく解らぬ作品群のひとつが壺。解らぬことに挑戦したがるのが当方の悪癖というか、懲りないところ。家内も「南画と壺は解らない。」と申しております。正直なところ小生も同じ・・。 小さめの壺の代表格が世に言う「蹲」という壺、本日は「蹲」に分類するにはちょっと大きめの作品かもしれませんね。 *相変わらず「氏素性の解らぬ作品」としての投稿です。 氏素性の解らぬ作品 信楽壷 蹲? その3 時代不詳口に破損在...
View Article贋作 牡丹図 その3 平福百穂筆 昭和8年(1933年)頃?
充分に注意している平福百穂の作品ですが、本日紹介する作品は当方で最近入手した贋作と判断した作品です。絵が良く描けているのでちょっとした注意を怠ったために贋作の入手となりました。 贋作 牡丹図 その3 平福百穂筆 昭和8年(1933年)頃 紙本水墨淡彩軸装 軸先陶器 合箱 全体サイズ:横415*縦1915 画サイズ:横*横...
View Article九谷五彩手 明末五彩倣草花文四寸角皿 五客揃
蒐集する者は蒐集作品が煮詰まってると、マニアックな蒐集になりがちとよく言われます。古伊万里なら古伊万里のみ、李朝なら李朝のみ、さらにその領域のいろんなものまで・・。美的センスとは距離を置いた作品蒐集になりかねませんね。これが蒐集する側には意外に多く、多くの蒐集家がその蟻地獄に嵌り込みます。作品群もそうなるように仕組んでいる節がありますが・・・。...
View Article帰帆図 双幅 寺崎廣業筆 明治35年(1902年)頃
当方としては、久方ぶりの郷里出身の画家「寺崎廣業」の作品の紹介です。 帰帆図 双幅 寺崎廣業筆 明治35年(1902年)頃 絹本水墨着色軸装 軸先塗 合箱入 全体サイズ:縦1875*横642 画サイズ:縦1117*横505...
View Article李朝初期 粉青沙器輪線文壺
漆器の補修、陶磁器の保存箱の作成、刀剣の手入れ、木彫の補修、額装の絵画の修復・保存箱の作成などの蒐集作品のメンテをすすめていますが、最後に残っている現在のメンテナンスは掛け軸です。 軸先のないもの、保存箱のないもの、紐が痛んでいる作品などは費用がそれほどかからずに済みますが、表具や本紙の痛みが時間と費用を要するものです。...
View Article改装完了 斑猫 中村岳陵筆 昭和5年頃
陶磁器の作品は屋根裏部屋(3階部分)に収納していますが、心配なのが数が多くなるにつれての過重オーバー・・・ しかも作品を探し出す時に天井高さが低く頭がつかえるので中腰にならざるえず腰に負担がかかるため、そこで新たに陶磁器を収納する棚を渡り廊下に作ろうとしています。...
View Article花 色紙 ガッシュ 林武筆
絵に関心のある方なら「林武」という名前は必ず聞いたことがあるはずです。本日の作品は「林武」の作品、東京美術倶楽部の鑑定証が添えられている作品です。それだけ当方にとっては林武の作品については入手には慎重を要する作品群ということです。 花 色紙 ガッシュ 林武筆 色紙 共タトウ 東京美術倶楽部鑑定証付(平成30年3月24日) 額サイズ:横440:縦480 画サイズ:横240*縦270...
View Article春寒 福田豊四郎筆 色紙
福田豊四郎が上京しても想うのは故郷・・。その記憶に郷里の自宅で買っていた愛犬がいたようです。一見すると稚拙な絵・・??? 本日は土曜日ということですので、気軽に楽しめる作品を選びました。 春寒 福田豊四郎筆 絹本着色色紙額装タトウ入 3号 画サイズ:縦270*横240...
View Article明治期伊万里 倣?献上錦絵窓絵舟形大鉢
最近読み直している本が下記の本です。高峰秀子氏の著書ですが、著名な女優であった高峰秀子氏が骨董に造詣が深く、骨董店の店主であったことは意外に知られていません。 何気ない(小粋な)作品を小粋に使う、そんなに高いお値段の作品ではないものをうまく使うことには長けていたようです。むろんこれぞという時にはさすがにお値段構いなしに購入したようですが・・。 本日の作品はそのように使いたい作品・・・??...
View Article月夜魚釣図 橋本雅邦筆
展示膣の2階廊下の棚の製作が進んでいます。主に陶磁器、長さの短い掛け軸、参考資料用の棚です。 歪な部分も当方の注文通りの形になってきました。 天板などの使用は杉の木目調です。 本日は橋本雅邦の作品の紹介です。...
View Article改装完了 正面之虎 大橋翠石筆 明治40年代(1907年)頃
虎の絵の作品で著名な大橋翆石の作品ですが、表具が痛んできていたのでこの度改装しました。 大橋翆石については、今年は滋賀県美術館にて「明治の金メダリスト 大橋翠石 〜虎を極めた孤高の画家〜」と題されて展覧会が開催されるようです。開催期間は予定では2020年7月23日(木・祝)から2020年9月13日(日)のようです。...
View Article椅子にかける少女 伊勢正義画 その18 1941年(昭和16年)作?
1階の展示室の廊下にも2階と同じような棚を設置する案は家内から却下されました。どうも布団を運んだり、洗濯物を運んだりするため広い方がいいらしい 準備していた天板用の屋久杉材は2階の廊下の棚の天板に急遽用いることにしました。 本日の作品は当方の蒐集対象の唯一の洋画家であり、同郷の画家「伊勢正義」の作品の紹介です。「伊勢正義」の佳作と言える作品が入手できましたので紹介します。 椅子にかける少女...
View Article破墨山水図 谷文晁筆
これぞ、谷文晁の破墨山水図・・・かな? 破墨山水図 谷文晁筆 紙本水墨絹装軸 軸先象牙 佐竹永陵鑑定箱 全体サイズ:縦2170*横672 画サイズ:縦1220*横527 いい作品自体を目の前にして、「寛政の谷文晁は特徴的な烏落款」だとかいう講釈はもはやいいでしょう。...
View Article掛釉二彩唐津大徳利 古武雄焼(二川焼)
本日の作品は民芸作品の代表格・・??? 褐色と緑の釉薬を櫛目状に白い土で文様を形成したものに打ちかけている作品です。この掛け釉薬の技法は近代では浜田庄司の作品の作品などにも見られます。打ち釉薬はほんの一瞬の間に施されますが、その技は考えるよりはるかに難しいものです。 *左の掛け軸は田中一村筆による「軍鶏」で、近日投稿予定の作品です。 打釉二彩唐津大徳利 古武雄焼(二川焼) 誂箱...
View Article軍鶏図 田中一村筆
最近、本ブログで紹介した福田豊四郎が描いた「軍鶏」(下記の写真)と比較してみようと入手した作品です。 描いたのはあの「田中一村」らしいです。 軍鶏図 田中一村筆 その3 紙本水墨着色軸装 軸先骨 合箱 全体サイズ:横455*縦1720 画サイズ:横315*縦940 1950年頃40歳前半の作と推定されます。 なんともはや「お上手」という出来です。軍鶏の野生の凄みをうまく表現しています。...
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