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雪景山水図 伝田崎草雲筆

昨日は在京している郷里の高校の同級会で、15名ほど集まりました。

本日はほぼ同じ年のころに描かれたされる田崎草雲の作品です。

真作なら「その5」となるところですが、印章が確認できていないこどもあり「伝」としておきましょう。

雪景山水図 伝田崎草雲
絹本水墨淡彩軸装 軸先 合箱入
全体サイズ:縦1800*横640 画サイズ:縦1280*横510

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落款には「草雲生冩於白石山房」とあり、印章は「草雲□□」、「田崎芸印」の大きさの違う白文朱方印が押印されています。この印章については確認を要します。草雲が63歳頃、明治11年(1878年)に蓮岱寺山(現足利公園内)に草庵の白石山房を建て住むこととなります。

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この印章が当方の資料からは一致するものは確認できてない理由もひとつの根拠として「伝」とします。

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どうも小生は雪国の出身で雪景の山水画には食指が動きやすいようです。この楼閣? いいですね・・。

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ただいまひとつこの構図にはピンとこないところがあります。さて読書の皆様は本作品の真贋や如何?

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田崎草雲というと「富士山」がやはり一番のようですね。


田崎草雲:治以降の南画家中最も覇気に富んだ画家(文化12年〜明治31年:1815〜98)。下野足利の生まれで、名は芸といい、梅渓・白石生・硯田農夫・七里香草堂・蓮岱山人等と号した。その画法は沈周、徐熙を宗とし、山水花鳥ことごとく得意であった。文献によると谷文晃門下となっている。室翠雲は門下生となる。

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