萩ニ扇美人図 伝寺崎廣業筆 その30
先週の金曜日は東京国立博物館で開催の故宮展が夜遅くまで開催されているので、家内と息子と3人で仕事終了後に、上野で待ち合わせて回覧しました。 「神品至宝」とありましたが、いまひとつぴんときません。これはあくまでも中国人的な趣味のコレクションという前提で見ないと意外とつまらな展示会です。要は完ぺき主義的な作品ばかりです。書に興味のある方はどうぞ、といった展覧会ですね。...
View Article葡萄図 川村曼舟筆 その3
先週の日曜日には浦和のパレード見学・・、小学校の鼓笛隊です。 小学校の鼓笛隊は圧倒的に女の子が多いようです。男の子は一割以下・・、「おい、売り手市場らしいぞ・・」 息子は離乳食を開始し、そろそろ食べ物に手を伸ばし出しました。小生の食事中も虎視眈々・・、油断できない段階 桃、さくらんぼと果物の美味しい季節がやってきました。そろそろ葡萄・・。と思っていたら「葡萄」の色紙が日曜日に届きました。 葡萄図...
View Article水墨梅図 その2 天龍道人筆 その21
日本の伝統文化がどんどんなくなっていくことを危惧しているのは私だけでしょうか? 本ブログで取り上げた掛け軸などの骨董に関するものだけでなく、たとえば布団、座布団などどいった身近のものもどんどん縁遠くなっています。これは少子高齢化も無関係ではないし、地方都市の衰退とも関係があるように思います。...
View Article一服 倉田松涛筆 その3
今週の「なんでも鑑定団」は結構面白かったですね。当ブログにも登場した原羊遊斉(現在は非公開)、西山翠嶂筆、円山応挙(当ブログでは「伝」)、斉白石などはお馴染みの作品群です。とくに興味深かったのは原羊遊斉(現在は非公開)の印籠・・。 これは後日として西山翠嶂の作品は意外と評価が高いものですね。 さて本日は「なんでも鑑定団」にも出品されたことのある倉田松涛の作品です。...
View Article短冊 梅 平福百穂筆 その15
さて本日は大阪まで・・、その後横浜・・。 骨董品の処分したおかげでマンションの部屋がだいぶ片付きました。まだまだ処分する予定・・。 本日はなぜかしら縁のある平福百穂の梅の作品・・、ただし短冊です。 短冊 梅 平福百穂筆 その15 紙本水墨淡彩 タトウ入 画サイズ:縦362*横60 真作?? これはもう私の経験値 平福百穂の印章は意外に種類が多いかも??...
View Article忘れ去られた画家 秋景山水図 十市石谷筆 その3
暑くなってきたこの季節こそ、床の間なり、ちょっとした壁のスペースの山水画でも飾ってみませんか? 子供の頃に遊んだ山や川・・、もしくはキャンプに行った自然を思い出し、愉しいひと時を思い出す・・、そんな時間が都会で暮らす我々には必要だと思います。 山水画・・、いわゆる南画の作品がいいと思いますが、いい作品でも数千円で購入できますよ。ちなみに本日の作品もそのようなお値段です。 秋景山水図 十市石谷筆...
View Article寒山拾得図 妹尾天然筆
本作品を描いたのは誰かも知れずに購入、箱もなく数千円也。資金不足の最近はこのようなガラクタ?が増えてきました。「妹尾天然」というのは誰??? 調べたのは購入後ですが、実に面白い作品です。 寒山拾得図 妹尾天然筆 紙本水墨軸装 軸先鹿骨 合箱 全体サイズ:横770*縦2090 画サイズ:横640*縦1330...
View Article袁安臥雪図 小田海僊筆 その5
袁安臥雪図 小田海僊筆 その5 絹本水墨淡彩軸装 軸先本象牙細工 合箱 全体サイズ:縦2215*横822 画サイズ:縦1466*横641 賛には「倣王右丞(王維の別称)意 七十五翁海僊」とあり、安政7年(1860年)頃の作品と推察されます。「王羸」「巨海」の白文の下駄判の累印が押印されています。 本作品は大正6年12月に東京美術倶楽部で催された売り立て会の目録に記載されている。...
View Article戌 近岡善次郎筆
近岡善次郎の作品は、古くから傍に作品があり、馴染みのある画家でした。山形出身といいうこともあったのでしょう。親戚で所蔵していた秋田県の五城目の市場を描いた作品が記憶に残っていますが、今は所在が解りません。 戌 近岡善次郎筆 本人裏書 共タトウ 着色色紙3号 縦270*横230 かわいいさくひんですね。 干支の記念に描いた作品であろうと思います。...
View Article深林図 伝吉岡堅二筆 その4
昨夜はオークラホテルにおいてのITの会社の50周年記念パーテイに出席しました。梨田元プロ野球監督の講話はなかなか面白かったです。 先週も帝国ホテルでの取引先の会社の社長就任記念パーテイにも出席しましたが、ほとんど知っている人がいないパーテイに一人で出席というのはどうにも手持無沙汰・・・。 福田豊四郎と縁のある画家ゆえに食指が動く。 深林図 伝吉岡堅二筆 その3 絹本着色軸装 合箱...
View Article青緑山水図 高森砕巌筆 その3
いまいちピンとこない構図・・・?? こんな風に水が流れる?? 人が雲の上を歩いている?? 木の根が宙に浮いている?? そういう風に思うところが面白い作品・・・ 青緑山水図 高森砕巌筆 絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱 全体サイズ:縦2175*横557 画サイズ:縦1403*横412 箱書には「高森砕巌青緑山水」とあり、「丙辰(大正5年:1916年)春日砕厳併題□...
View Article帰牛図 東東洋筆 雲慧澤賛 その2
縁があると続けて同じ画家の作品を入手することがあります。 帰牛図 東東洋筆 雲慧澤賛 紙本水墨軸装 軸先 合箱 全体サイズ:縦1870*横455 画サイズ:縦1000*横345 「仙台四大画家」(東東洋(あずま とうよう・1755〜1839)・小池曲江(きょっこう・1758〜1847)・菅井梅関(1784〜1844)・菊田伊洲(1791〜1852)の4人の画家)の一人。...
View Article雪景山水図 伝田崎草雲筆
昨日は在京している郷里の高校の同級会で、15名ほど集まりました。 本日はほぼ同じ年のころに描かれたされる田崎草雲の作品です。 真作なら「その5」となるところですが、印章が確認できていないこどもあり「伝」としておきましょう。 雪景山水図 伝田崎草雲筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先 合箱入 全体サイズ:縦1800*横640 画サイズ:縦1280*横510...
View Article氏素性不明作品 仁王窯? 三作品 その1
7月の3連休は家内の実家からの帰りに、暑い中を子どもを連れて日本民芸館に「浜田庄司生誕120記念展」(昨日の日曜美術館でも紹介されていました)に出かけてきました。 浜田庄司だけでなくバーナードリーチ、河井寛次郎、イギリスの古窯、特に李朝の壷群は見ごたえがあります。...
View Article華蔭遊猫図 大橋翠石筆 その3
大橋翠石というと「虎」の作品で有名ですが、子虎ならぬ「猫」の作品にもその技量が発揮されています。 大橋翠石の作品としては以前に明治期の「虎」の作品を投稿しています。 正面之虎 大橋翠石筆 絹本着色軸装収納箱二重箱 所蔵箱書 軸先本象牙 全体サイズ:横552*縦2070 画サイズ:横410*縦1205 大橋翠石の作品は「なんでも鑑定団」にも出品されていますね。...
View Article氏素性不明作品 呉須(州)赤絵写? 鳥獣紋碗 その1
昨日の閲覧者数が4200件以上というのは初めての異常値です。訪問者数は相変わらずの300名前後ですから、訪問者数が増えたことによるものでもないようです。いったいなにが起きたのやら?? 本ブログのアクセス件数の多い記事(人気記事と称するようです)は最新記事以外は日替わりに変わるようです。ですから何にアクセスが集中しているのかは解りませんが、当方はマイペースで休日に作品を整理しています。...
View Articleエビと魚図 伝藤田嗣治筆
我が郷里の秋田県に縁の深い画家の一人に藤田嗣治がいます。支援者の一人に秋田市内の平野政吉がいますが、彼の所蔵した藤田嗣治の作品が平野美術館から秋田県立美術館に収められ(平野政吉美術館所蔵の壁画「秋田の行事」(高さ3.65m・幅20.5m))、その美術館の館長に本ブログで何度か紹介した平野政吉の縁戚の保戸野窯の平野庫太郎氏が就任したのも非常に興味深いことです。 エビと魚図 藤田嗣治筆 紙本水墨額装...
View Article氏素性不明作品 仁王窯? 三作品 その2
一昨日は帰宅途中に家内から携帯に連絡があり、盆踊りの真っ最中とのことで新都心のケヤキ広場にて待ち合わせ。しばし踊りと太鼓と散歩を愉しんで帰宅しました。 本日は沖縄の仁王窯と思われる作品ですが、氏素性の解らぬ作品の二作品目はお茶碗です。一作品目と入手先は全く違います。 壺屋焼 花鳥紋茶碗 小橋川仁王作 共箱 口径115*高台径*高さ80 洒脱?か稚拙か? ま〜それなりに味わいがあります。...
View Article氏素性不明の作品 呉須赤絵写? 鳳凰菊花紋角皿 その2
大きく破損した角皿ですが、丁寧に金繕いで補修されており、その丁寧さと味のある絵付けに惹かれて購入した作品です。ここまで破損していると価値はあまり認められないものですが・・。 呉須赤絵写鳳凰菊花紋角皿 合箱入 縦247*横24*高台145□144*高さ50...
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