氏素性不明作品 宋胡録? 青磁蓋物(キャンディポット) その1
昨日は家内と息子を連れて母を訪ねました。ベビーカーを押して都内を移動すると東京という街がいかに弱者に冷徹なところか良く解ります。...
View Article萩茶碗「玉づさ」 古賀大眉作 小堀宗慶箱書
なにやら家内が大枚をはたいて? 購入したお茶碗です。スーパーでも割引商品しか?買わない家内にとっては大きな買い物です・・。 遠州流12世宗家であり、美術に精通していた茶道家でもあった小堀宗慶の箱書きのあるお茶碗です。 萩茶碗「玉づさ」 古賀大眉作 小堀宗慶箱書 共箱 口径146*高台径55*高さ68...
View Article氏素性不明作品 備前耳付水指
陶磁器の行きつくところは「備前焼」という骨董収集の先輩が言っていましたが、最近は納得のいくことだと思っています。無釉の火に任せた作行きは人間の及ばぬ作品を生むようです。備前焼だけでなく他にも無釉の作品がありますが、窯変の妙は備前に敵う陶器はそうあるものではないように思います。...
View Article氏素性不明作品 古伊万里青白磁花弁形向付
息子は我が家の仕事場の椅子がお気に入り?? 「よ! 社長!」「なんだね、君」 本日は白磁というより青白磁の発色といえる奥深い色の見事さにほれ込んで購入した作品です。 古伊万里青白磁花弁形向付 合箱 口径117*高台径42*高さ65 伊万里だ思うのですが、よくわかりません。伊万里だとしても製作年代が解りません。 贔屓目に見ると古伊万里??...
View Article氏素性不明作品 清涼美人図 肉筆浮世絵
週末は親子ともども遊び疲れて昼寝・・。 母との面談ではなぜかしら大泣き・・、どうも人見知りする段階に入ったらしい。 親子ともども女性は若い方がいいらしい。そこで本日は美人画の投稿となりました。 清涼美人図 肉筆浮世絵 紙本着色軸装 軸先 合箱入 全体サイズ:縦1870*横520 画サイズ:縦1070*横385 本作品は無落款です。かなり傷んでいた作品を改装しています。...
View Article関羽(関羽周倉)図 天龍道人筆 その22
仕事にも人生にも二人三脚というか、相棒というか、互いに刺激し合い、欠点を補え合える人物が必要なものです。 さて本日はそのような二人の組み合わせ・・・。 天龍道人の作品が「葡萄図」、「鷹図」、「山水図」のような水墨画だけが得意と思ったら大間違いで、長崎派のような色彩画にも長けています。本日の作品は74才から「天龍道人」と号する以前の作品で、この当時の作品は非常に少なくとても貴重であると思われます。...
View Article氏素性不明作品 金彩東屋型蔦紋様土瓶
モノはモノでしかなく、スミカはさだまるものでもなく、ちいやめいよは思うほど大事無く、人は生きるよりどころを常に求めてやまない。つまるところ人は己の価値観を持つことで生きる術を持つようになる。 モノはモノでしかない・・、そう骨董は所詮ものでしかない。つまるところは己の価値観で・・・・...
View Article琉球南蛮焼花生 荒磯徳利(鬼の腕)
さて、会社の方は昨日から夏季休暇に入りました。本日から私は郷里に帰省します。ブログのネタ(作品)もそろそろ尽きてきましたので、新しいネタでも探してきましょう。 本日は武器の代用品としても製作された作品です。 琉球南蛮焼花生 荒磯徳利(鬼の腕) 合箱 口径44*最大胴径80*底径60*高さ258 本作品は沖縄でウニヌーティー(鬼の腕)といわれている作品のようです。...
View Article閑日 田中以知庵筆 その5
「癒しの画家」という表現がぴったりくる画家の一人ですが、知名度は非常に低い画家です。そんな田中以知庵の癒しの作品です。 昨日から郷里でのんびりしています。県立美術館では館長自らの説明での藤田嗣治の作品を鑑賞させていただきました。いいね、秋田。 閑日 田中以知庵筆 その5 紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦1690*横450 画サイズ:縦800*横300...
View Article松竹梅図茶巾筒 古清水焼
松竹梅図茶巾筒 古清水焼 口径48*底径65*高さ75 松竹梅の紋様は三つとも寒さに耐えるところから、歳寒の三友とよび、めでたいものとして慶事に使われます。洒落としてはウナギ屋で長時間待たされることを「待つ(松)だけ(竹)うめ(梅)え」として使われます。 *********************************...
View Article備前耳付花生 伊勢崎淳作
つまるところ焼き物の行き着くところは備前焼と言う人が多くいますが・・。 備前耳付花生 伊勢崎淳作 共箱 口径60*最大胴径120*高さ235 これまでに備前焼の分野では他に四人(金重陶陽、藤原啓、山本陶秀、藤原雄)が人間国宝に認定されてきました。本ブログでも金重陶陽、藤原啓、藤原雄らを紹介してきましたので(現在は一部のみ公開)、残りは山本陶秀のみとなりました。...
View Article氏素性不明作品 南蛮手焼締四耳花入 江戸前期 ? その2
昨夜に帰省から帰宅しました。なんとも郷里は涼しい、というよりも寒いくらいでした。クーラーは一切必要なく、虫の音と吹く風にはすでに秋の気配が感じられました。 本日はまた南蛮手と呼ばれる無釉の作品群です。 このような一見愛想のない作品は最近人気がないようで、一万円前後程度の値段で入手できます。釉薬のかからない、南蛮手と言われる作品群ですが、本ブログではその作品群では2作品目の投稿となります。...
View Article2014年8月 秋田 その1
朝の八時から九時頃の新幹線で秋田に向かうとちょうどお昼頃に秋田駅に到着します。 ちょうど昼飯時・・。 代表的なのは比内鳥の親子丼。まげわっぱがいいね。 ただし秋田駅のものより大館市内の「比内屋」のものが逸品・・。女性店員の高慢ちきな態度が気に入らないが・・。 とんぶり入の冷麺セットも捨てがたい。 これらに飽きてきたなら欲張りセット。 B級グルメには焼きそば。 体力をつけるのにはカツどん。...
View Article旧家保存 その1 旧家見学
マタギの里である阿仁からの帰りに8月の13日〜15日まで見学できる北秋田市内の旧家があることを知り、翌日の墓参りのついでに見学してきました。 広大な敷地に一部2階建ての築180年の建物です。地元の有力者であった方の建造物で北秋田市の文化財になっているようです。 10年ほど前?までは人が住んでいたそうですが、その後空き家のまま放置され、最近になってようやく見学できるようになったそうです。...
View Article旧家保存 その2 旧家改修
「男の隠れ家」などで本ブログで何度か紹介してきた築120年ほどの建物です。20年ほどかけてすこしずつ改修してきました。改修の契機はリンゴ台風で屋根が吹き飛ばされたことによります。...
View Article旧家保存 その3 旧家改修
一昨日は家内の仕事の関連でPホームと老健施設事業の打ち合わせをしました。年金生活での老健施設入居に対して、事業側は補助金なしでは成り立たないようです。これからの高齢化社会での対応の難しさをちょっと痛感しました。今回の事業は白紙となりました。 さて、本ブログの「男の隠れ家」の最終編のような投稿です。...
View Article人物図 木村立獄筆
作品の題目は「人物図」としましたが、なにか題材がありそうな作品ですね。調査中・・・。 人物図 木村立獄筆 紙本着色軸装 軸先本象牙 合箱 全体サイズ:横322*縦1800 画サイズ:横298*縦923 ***************************************...
View Article氏素性不明作品 宋胡禄? 鉄釉菊花紋陽刻合子 その2
宋胡禄鉄釉菊花紋陽刻合子 合箱 最大胴径970*高台径40*高さ58 本作品の製作年代は不詳です。17世紀の作と説明がありましたが、非常に微妙な表現です。17世紀には宋胡禄の窯は途絶え、20世紀後半から製作が再開されていますので、近代作の可能性もあります。 本来の鉄絵ではなく陽刻の菊花紋に鉄釉が掛けられた作品です。高台脇の貝殻は焼成時のものでしょう。鉄絵でなく陽刻なところがかえって魅力的です。...
View Article2014年8月 秋田 その2
一昨夜は大曲の花火大会でした。今回は行けませんでしたが、相変わらずの盛況だったことと思います。まだ見たことのない方は是非に・・・、この花火を見ずして日本の花火を見たことととなならず・・とまで言う人がいます。 さて今回のお盆の帰省は台風の前に帰ったので、台風をやり過ごしてからお出かけです。家内が見つけてきた阿仁のゴンドラ・・。「なにそれ」というと、どうもスキー場のことらしい・・。...
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