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Channel: 夜噺骨董談義
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2014年8月 秋田 その3

少しでも晴れてくると家内と幸紀は「どこかへ行こうよ」という眼で訴えかけてきます。当方は郷里では行ったところがあまりないので、乗り気ではありませんが、家内はどこからか穴場を見つけてくるようです。 今回は廃線となった小坂鉄道・・・。レールバイク?? 大館から十和田湖に向かう樹海ラインの道路の途中の廃線となった小坂鉄道の駅。2駅間をレールバイクと称する乗り物・・・。幸紀は危ないので我々はトロッコです。...

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津軽塗

自宅の階段下の納戸にめぼしきものはないかなと物色していたところ、何やら怪しげな紙箱が出てきてきました。母の字で「漆器修理」と書かれた札がついていました。 箱を開けてみると「津軽塗修理」というものと「輪島塗修理」という札が・・・。 紙に包まれた「津軽塗修理」のほうの包装紙を開けてみるといくつかの津軽塗の蓋付碗が出てきました。...

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輪島塗

津軽塗と一緒に母が梱包していた「津軽塗碗 修理」と掛かれた札のある箱を開けるとそこにも御揃いの器がありました。探すととも20客揃いのようです。 口縁の漆が剥がれているものを補修しようと母は考えていたようです。 なんの変哲もない器ですが、大事にしておきたいものです。 漆の器の収納箱を開けていくと家紋入の収納箱が出てきました。 珍しい家紋です。 獏を描いた飾り板もありました。 どうやって使うのかな??...

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大日本魚類画集 ニジマス図 大野麥風筆 

無名だった画家に光が当たり始めたのは、大野風麥が原画をてがけた『大日本魚類画集』であり、近年東京ステーションギャラリーで公開され話題を呼びました。この件は以前に投稿しております。 大野麥風について以前に肉筆画を投稿しております。 大日本魚類画集 ニジマス図 大野麥風筆  紙本淡彩額装 版画 画サイズ:縦*横 本作品の彫師は「藤川象斎」、摺師は「光本丞甫」となっています。...

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備前茶碗 伊勢崎淳作 その2

これまでに備前焼の分野では5人(金重陶陽、藤原啓、山本陶秀、藤原雄、伊勢崎淳)が人間国宝に認定されてきましたが、その中で伊勢崎のユニークさはモダンな造形感覚にあります。本ブログには山本陶秀以外の作品は投稿されていますので、比較してみると面白いかと思います。...

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五月風景 福田豊四郎筆 その43

帰省した際に馴染みの骨董店に立ち寄り本作品を購入しました。東京では滅多にお目にかかれない福田豊四郎の作品です。インターネットオークションにもなかなか登場しない画家ですし、出品されていても結構高い値段で出品されいます。郷里では人気が高くときおり見かけます。 小生の生涯を通じての唯一の蒐集対象の画家です。ようやく43作品目となりまいした。 五月風景 福田豊四郎筆 その43 紙本水墨淡彩軸装 軸先練...

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伝再興九谷松山窯 青手草花紋深皿

日本の陶磁器の大きな本流に九谷焼があります。その流れに中には古九谷と再興九谷があります。本ブログでも幾つかの作品と取り上げてきましたが、なかなか氏素性のつかみきれない作品群でもあります。 伝再興九谷松山窯 青手草花紋深皿 古箱 口径313*高台径150*高さ58 時代・・・江戸末期(嘉永元年1848〜明治五年1872)? 金繕いが綺麗に施されています。...

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鐘馗煎茶之図 小田海僊筆 その6

厄除けの吉祥図柄として「鐘馗図」が良いので、また男の誕生もあり、五月の節句飾りとして「鐘馗様」の作品を集まるようになりました。このように特定のものを蒐集するのは玉石混合になることが多いのですが・・。 鐘馗煎茶之図 小田海僊筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先木製 佐竹永稜鑑定箱 全体サイズ:縦1830*横527 画サイズ:縦1040*横412...

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古い版画

母を訪ねて納戸にしまわれていた補修の必要な漆器の話をしました。 「納戸にしまってある漆器を覚えている?」 母「あらそう、もう忘れましたね。」 「修理しようと思っているよ」 母「あら、ありがとう」 「」...

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2014年8月 天地交換・紐交換 二重箱・上箱新調

退職金の優遇金利の運用も70%終了、約3年できる見込みです。ちょっと特殊な運用でしたが、有利な運用になりました。今後参考にしたい方は・・・・内緒だよ ちょっと痛んでいる掛け軸で本体がなんともない場合には天地(上下)を新しくして、箱を新調するということをします。...

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備前徳利

いろんな局面で税理士さんや銀行さんと面談することが多いのですが、今の経済状況は決して良い状況とは言えないということを実感します。バブルを味わった人達はいろんな意味で慎重ですが、現在の日本を取り巻く少子高齢化、個人的には大幅な増税(消費税、相続税、所得税は基本的に近代日本には例を見ない増税)の状況から楽観は許されないというのが共通した所感のようです。...

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備前耳付花入 藤原建作 その3

骨董蒐集というものは難しいというか、面白いところがあります。ある一定の資金でまとまっていいものを一点だけ購入すればいいのにと思う人がほとんどなのに、なぜかしらそれが出来ない人が多いのです。...

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花魁図 恋川春政筆 

表具は再表具されて綺麗になっていますが、再表具に際して本紙は染抜きなどをしなかったようです。絵の具が落ちるのを懸念したからでしょう。 花魁図 恋川春政筆  紙本着色軸装 軸先螺鈿塗   合箱入 全体サイズ:縦1965*横435 画サイズ:縦1285*横283 歌川春政・・・・知ってる人は少ないでしょうね。本作品は「晩器春政」として売られていましたので余計に解りにくかったかもしれません。...

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草花紋瀬戸絵石皿 時代不詳

居間のテレビの脇に飾って毎日本作品を眺めていますが、なかなか面白い作品です。見飽きない作品のひとつですね。絵高麗と呼ばれているデザインでしょうが、製作年代は不詳です。 草花紋瀬戸絵石皿 時代不詳  口径216*高台径126*高さ35 本ブログに今までにもいくつかの瀬戸の石皿の作品を投稿しております。 灯火紋様行燈織部六寸皿   口径190*底径150*高さ18 瀬戸花紋石皿 江戸期...

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藤之図 伝斉白石筆 その5

斉白石の名前は知っている人は多いかと思います。本ブログにも何度か登場しましたし、「なんでも鑑定団」にも出品されています。 近年、その価格は上昇し数百万円を超えることもしばしばです。それゆえに贋作も多く、肉筆と区別不可能なほどの版画もまた横行しています。このような部類の作品も勉強のために購入しています。日本の石刷りの複製画にもこの手のものは存在します。 藤之図 斉白石筆 その5 紙本水墨淡彩軸装...

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備前手持皿 隠崎隆一作 その2

陶器でつくる手桶の器・・、自分で作ると解りますが意外に難しいものです。私も挑戦したのですがうまくいかず、結局陶芸の先生がほとんど手を貸してくれて作った苦い?思い出があります。その作品は「どこかに箱に入れてしまったはず・・」と思い起こさせてくれる作品です。 備前手持皿 隠崎隆一作  共箱 最大幅*高台径*胴径*高さ・・・未測定 作陶というものを経験したことのない人はとても損だと私は思います。...

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贋作考 浅絳山水図 その2 伝横井金谷筆 その4

今週は横浜、福島、大阪へ・・・、一昨日はいわきから富岡町まで・・。今回は原発へは入場している時間はありませんでしたが、富岡の現状は少し見られる時間がありました。予想以上に復興は進まない状況で、3年前の津波被害のままとといった方が適切ですね。 下記からは一ヶ月前の下原稿のままの投稿です。...

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古越前焼締肩衝水指 桃山期??

もともと陶磁器の鑑賞の基本は「いいものはいい」という直感が大切だと思います。作家ものだから、家元好みだから、古いから、数が少ないから・・というのは邪道なのでしょうね。 古越前?焼締肩衝水指 桃山期?? 杉古箱 口径160*最大胴径195*底径160*高さ175 本作品の製作年代など詳しくは不明です。...

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氏素性不明作品 仁王窯? 三作品 その3

帰省の新幹線内で隣の若い女性に我が息子は熱い視線を送りっぱなし・・。 若い女性好きはどうも遺伝されたらしい・・・。 骨董と若い女性との共通点は???  お金がかかる? 面倒見るのがたいへん??・・いずれ碌なことはない 大いなる相違点は年を経るごとに魅力を増すのが骨董 さて本日は「氏素性不明作品 仁王窯?」の三作品目です。 壺屋焼 赤絵水滴 伝小橋川仁王作 合箱 胴径115*高さ75...

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備前茶碗 浦上善次作

仕事をする上で大切なことは請負の矜持を守るということ。これが最近なされていないことを見受けられるジョブが多い。「下請けに責任や難しさを押し付け、自らの業務の責任を回避するような行為」は下請けからも声を上げるべき問題であろう。...

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