仕事をする上で大切なことは請負の矜持を守るということ。これが最近なされていないことを見受けられるジョブが多い。「下請けに責任や難しさを押し付け、自らの業務の責任を回避するような行為」は下請けからも声を上げるべき問題であろう。
先日、金物を請け負うことを前提とした仕事を最終的に小生の判断でお断りしました。元請のすべきことを下請けに押し付けることにより、元請自らのなすべき品質・工程管理に疑問をもったからです。むろんお断りする理由にはそのようなことは申し上げませんが、お断りにあたっては関係者に謝罪に回る始末・・。真の理由、そのことを意に汲んだ人が社内にも、発注にもいなかったというのはとても残念です。
下請けであろうとも「一寸の虫にも五分の魂」という気概が必要です。さて、こんな寂しい思いのときにはお気に入りのお茶碗で一服・・・。
備前茶碗 浦上善次作
共箱
口径115*高台径58*高さ84
大切な器の私流の収納方法を紹介します。
まずは中身がなにかすぐに分かるようにしておくこと。これは写真が便利です。これは上と横・・。積み重ねてしまうことが多いので横は必須です。これがないと中身を確認する必要が多くなり、棚などでついつい不安定なところで蓋を開け、破損の原因にもなります。
家元などに将来箱書きしてもらうから邪魔という人もいますが、今は水で簡単に剥がせます。
共箱、箱書きがあるもの作品を集めることが望ましいですね。それを保護する紙などを上にしておく。
中には説明書が必須。次に所蔵する人が器の由来を分かる人とは限りません。分からない人という確率が99%以上でしょうね。
器の周囲にはクッション材が必須。汚れや水分を取る布も必須・・。
茶碗などを布で直接包んではいけません。乾燥が不十分だとカビがはえます。和紙で先に包んでおきます。
以上が保存の仕方ですが、ふつうはこれらは自分で考えるのが常識・・。最初の話も常識とは思いますが、そのことを教える人がいなくなりましたね。
言っていることの裏の真(信・心)を知る人が少なくなったね・・・。
「茶碗もそう・・、裏を必ず見ること。仕事のプロは趣味もプロ並というのが通説・・・??。本当のプロが少なくなったね。」と独り言・・
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浦上善次:岡山県重要無形文化財保持者。1929年より名工西村春湖に師事。動物の置物や陶像などを得意とし、備前陶彫の第一人者。牛を頂点とした動物の置物、陶像、レリーフを得意とする。昭和4年、西村春湖に師事してヘラ技術を、同10年、北村西望に入門して彫塑を学ぶ。昭和13年から文展(日展)に3年連続人選して頭角を現し、フランスのル・サロン展で、金(48年)・銀(46年)・銅賞(45年)を受賞し、国際的作家になる。 昭和47年 フランス・ル・サロン無鑑査会員となる。昭和48年 岡山県垂要無形文化財保侍者となる。昭和57年 岡山県文化賞、紺綬褒賞をうける。外でも評価が非常に高く、多くの人々に愛されています。主な作品は、岡山新空港やJR伊部駅の陶壁など。紺綬褒章や勲五等瑞宝章など、数々の栄誉に輝く。
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連休は家内の実家へ・・・、いろんな意味で今後は大変そうです。
おっと、肝心のお茶碗の説明が・・・。ま〜、本ブログを読まれている諸氏には説明は不要でしょう
先日、金物を請け負うことを前提とした仕事を最終的に小生の判断でお断りしました。元請のすべきことを下請けに押し付けることにより、元請自らのなすべき品質・工程管理に疑問をもったからです。むろんお断りする理由にはそのようなことは申し上げませんが、お断りにあたっては関係者に謝罪に回る始末・・。真の理由、そのことを意に汲んだ人が社内にも、発注にもいなかったというのはとても残念です。
下請けであろうとも「一寸の虫にも五分の魂」という気概が必要です。さて、こんな寂しい思いのときにはお気に入りのお茶碗で一服・・・。
備前茶碗 浦上善次作
共箱
口径115*高台径58*高さ84
大切な器の私流の収納方法を紹介します。
まずは中身がなにかすぐに分かるようにしておくこと。これは写真が便利です。これは上と横・・。積み重ねてしまうことが多いので横は必須です。これがないと中身を確認する必要が多くなり、棚などでついつい不安定なところで蓋を開け、破損の原因にもなります。
家元などに将来箱書きしてもらうから邪魔という人もいますが、今は水で簡単に剥がせます。
共箱、箱書きがあるもの作品を集めることが望ましいですね。それを保護する紙などを上にしておく。
中には説明書が必須。次に所蔵する人が器の由来を分かる人とは限りません。分からない人という確率が99%以上でしょうね。
器の周囲にはクッション材が必須。汚れや水分を取る布も必須・・。
茶碗などを布で直接包んではいけません。乾燥が不十分だとカビがはえます。和紙で先に包んでおきます。
以上が保存の仕方ですが、ふつうはこれらは自分で考えるのが常識・・。最初の話も常識とは思いますが、そのことを教える人がいなくなりましたね。
言っていることの裏の真(信・心)を知る人が少なくなったね・・・。
「茶碗もそう・・、裏を必ず見ること。仕事のプロは趣味もプロ並というのが通説・・・??。本当のプロが少なくなったね。」と独り言・・
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浦上善次:岡山県重要無形文化財保持者。1929年より名工西村春湖に師事。動物の置物や陶像などを得意とし、備前陶彫の第一人者。牛を頂点とした動物の置物、陶像、レリーフを得意とする。昭和4年、西村春湖に師事してヘラ技術を、同10年、北村西望に入門して彫塑を学ぶ。昭和13年から文展(日展)に3年連続人選して頭角を現し、フランスのル・サロン展で、金(48年)・銀(46年)・銅賞(45年)を受賞し、国際的作家になる。 昭和47年 フランス・ル・サロン無鑑査会員となる。昭和48年 岡山県垂要無形文化財保侍者となる。昭和57年 岡山県文化賞、紺綬褒賞をうける。外でも評価が非常に高く、多くの人々に愛されています。主な作品は、岡山新空港やJR伊部駅の陶壁など。紺綬褒章や勲五等瑞宝章など、数々の栄誉に輝く。
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連休は家内の実家へ・・・、いろんな意味で今後は大変そうです。
おっと、肝心のお茶碗の説明が・・・。ま〜、本ブログを読まれている諸氏には説明は不要でしょう