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Channel: 夜噺骨董談義
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備前徳利

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いろんな局面で税理士さんや銀行さんと面談することが多いのですが、今の経済状況は決して良い状況とは言えないということを実感します。バブルを味わった人達はいろんな意味で慎重ですが、現在の日本を取り巻く少子高齢化、個人的には大幅な増税(消費税、相続税、所得税は基本的に近代日本には例を見ない増税)の状況から楽観は許されないというのが共通した所感のようです。

株高に促されるように投資をすることはかなりの慎重を期さないといけません。たとえば金利が上昇した場合にはどうるかシミュレーションするとか・・。

建設費は今後ますます高くなりますがテナント料、家賃収入は想いのほか上がりません。建設コストを上げるような状況にデベロッパーはないということで、下手をすると建設業だけ憂き目とみる羽目になりかねません。

さらに個人としては投資には不向きな状況のなかで融資先のない地銀などは相続税対策としてマンション購入やアパート建設を勧めますがリスキーな面を派博しておく必要があります。

とかくこの世は自分の利益しか考えない人が多いと思った方が利口です。骨董の世界も同じですね。新しいものは古く、贋作を真作のように売り込んできますから・・。

さて、本日の作品や如何・・・??

備前徳利
古箱
口径41*最大胴径108*高さ180



本作品の製作年代など詳しくは不明です。



昭和初期に津山市で購入したものらしい・・、時代は、製作者は??? 全くわかりません。



ただ「いいものはいい。」のです。売り込みが古備前であろうがなかろうが、審美眼だけが頼りです。



灰を被った胡麻釉薬の流れ、窯変の発色の良さ・・、これこそ備前焼という大きめの徳利・・、というか一輪挿しがいいかも。



古備前の可能性もあるかも? というのはちょっと贔屓目に見すぎかもしれませんね。



星のあまたのほど作品のある備前焼。その中からこれぞというものを見つける必要があります。



好みの問題はあるでしょうが、美のツボは普遍のように思います。備前の窯変の七変化・・。



我が息子の表情も七変化・・。農協から頂いた洗濯もの干しの金魚がお気に入り・・。



七変化・・、セオリー通りいかないのが世の常・・。魑魅魍魎たる世界に君はようこそ・・



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