つまるところ焼き物の行き着くところは備前焼と言う人が多くいますが・・。
備前耳付花生 伊勢崎淳作
共箱
口径60*最大胴径120*高さ235
これまでに備前焼の分野では他に四人(金重陶陽、藤原啓、山本陶秀、藤原雄)が人間国宝に認定されてきました。本ブログでも金重陶陽、藤原啓、藤原雄らを紹介してきましたので(現在は一部のみ公開)、残りは山本陶秀のみとなりました。
その中で伊勢崎のユニークさはモダンな造形感覚にあります。イサム・ノグチ(1904-1988)や池田満寿夫(1934-1997)などのアーティストと交流を積極的に行ない、備前焼に新しい境地を切り開いてきました。
伝統的な茶器からオブジェ、インスタレーションまで、大胆なフォルムによる斬新な作品を毎年発表し、国内外からその動向が注目される数少ない陶芸家の一人です。
さらには今まで主流であった登り窯に対して中世の穴窯を復活するなど備前の歴史を深く研究した陶芸家でもあります。登り窯は丘の斜面に設けた連房式の窯で、焼成室が幾室も設けられ、均質の焼き物を大量に生産するのに適しているため備前ではこの100年近く「登り窯」が主流でしたが、伊勢崎淳はあえて中世の斜面を掘り下げた上部を土で覆ったトンネル型の「穴窯(あながま)」穴窯を復活させています。
本作品は伝統的な耳付花生のフォルムでありながら、上部にモダンな造形を取り入れ、窯変も見事な秀作です。
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伊勢? 淳:(いせさき じゅん、1936年2月20日 〜 )日本の陶芸家。備前焼の人間国宝。1936年、伊勢崎陽山の次男として、岡山県備前市伊部に生まれる。同じく陶芸家の伊勢?満は兄。1959年、岡山大学教育学部特設美術科卒業。1960年、伊勢?満とともに、姑耶山古窯跡に中世の半地下式穴窯を復元。1966年、日本工芸会正会員。1978年、岡山大学特設美術科講師に就任。
1998年、岡山県重要無形文化財保持者に認定。社団法人日本工芸会理事および日本工芸会中国支部幹事長に就任。2004年9月2日、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。1981年 金重陶陽賞。1993年 岡山県文化奨励賞。1996年 山陽新聞賞(文化功労賞)。2005年 岡山県文化賞。
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栞から昭和40年代(1965年〜)以降の作品か?
備前耳付花生 伊勢崎淳作
共箱
口径60*最大胴径120*高さ235
これまでに備前焼の分野では他に四人(金重陶陽、藤原啓、山本陶秀、藤原雄)が人間国宝に認定されてきました。本ブログでも金重陶陽、藤原啓、藤原雄らを紹介してきましたので(現在は一部のみ公開)、残りは山本陶秀のみとなりました。
その中で伊勢崎のユニークさはモダンな造形感覚にあります。イサム・ノグチ(1904-1988)や池田満寿夫(1934-1997)などのアーティストと交流を積極的に行ない、備前焼に新しい境地を切り開いてきました。
伝統的な茶器からオブジェ、インスタレーションまで、大胆なフォルムによる斬新な作品を毎年発表し、国内外からその動向が注目される数少ない陶芸家の一人です。
さらには今まで主流であった登り窯に対して中世の穴窯を復活するなど備前の歴史を深く研究した陶芸家でもあります。登り窯は丘の斜面に設けた連房式の窯で、焼成室が幾室も設けられ、均質の焼き物を大量に生産するのに適しているため備前ではこの100年近く「登り窯」が主流でしたが、伊勢崎淳はあえて中世の斜面を掘り下げた上部を土で覆ったトンネル型の「穴窯(あながま)」穴窯を復活させています。
本作品は伝統的な耳付花生のフォルムでありながら、上部にモダンな造形を取り入れ、窯変も見事な秀作です。
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伊勢? 淳:(いせさき じゅん、1936年2月20日 〜 )日本の陶芸家。備前焼の人間国宝。1936年、伊勢崎陽山の次男として、岡山県備前市伊部に生まれる。同じく陶芸家の伊勢?満は兄。1959年、岡山大学教育学部特設美術科卒業。1960年、伊勢?満とともに、姑耶山古窯跡に中世の半地下式穴窯を復元。1966年、日本工芸会正会員。1978年、岡山大学特設美術科講師に就任。
1998年、岡山県重要無形文化財保持者に認定。社団法人日本工芸会理事および日本工芸会中国支部幹事長に就任。2004年9月2日、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。1981年 金重陶陽賞。1993年 岡山県文化奨励賞。1996年 山陽新聞賞(文化功労賞)。2005年 岡山県文化賞。
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栞から昭和40年代(1965年〜)以降の作品か?