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Channel: 夜噺骨董談義
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氏素性の解らぬ作品 三行書 西郷南洲筆 その3

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最近ご無沙汰の息子のおもちゃのプラレール・・・、ひさかたぶりに息子がやりたいというので小生と夕食後に始めたら、家内も入って時間が経つのも忘れてようやく完成・・。

プラレールの線路作成は意外に頭を使います。どうしても通らない線路ができたり、複数の電車を通すにはどうしたらいいかなど。大人も夢中になり最後は家内が風呂に入ってこなくなりました



本日の作品もガラクタに一部・・、ともかく苦手な書、氏素性も意味も全く不明。手を出す小生は田舎者の物好き・・。本日は西郷南洲らしき書、しかも「その3」となります。



どうも粗末に扱われている作品を観ると面倒をみたくなる性分のようです。粗末に扱われているのは氏素性が確かでない証拠なのですが・・。

三行書 西郷南洲筆 その3
紙本水墨軸装 軸先鹿骨 合箱
全体サイズ:縦2180*横543 画サイズ:縦1390*横438

  

*なお当方のブログ画面構成はパソコンやIPAD用ですので、スマートフォンでは充分は愉しめないかと思われます。

漢詩は読める範囲で「□□□敦雲□□ 秋□□目□□□ □□□真□□□ □□寫□□□□ 山水画清?仔細論 南洲 押印」かな?「山水画清?仔細論」・・・・??? 

箱書きにあるこの紙は一切信用に足りないと思われます。よくある鑑定らしきもの(実は全く根拠がない)ですが、胡散臭い作品に多くあり、かえってない方がいいかもしれませんね。

冒頭の首印は白文朱変形印「獄中佳恵及毛公」です。よくある印章ですが、若干違う?ようですが、意外にほぼいい感じ。白文朱方印「藤隆盛印」と朱文白方印「南洲」の累印ですが、こちらは当方に資料があまりないので後学とします。

  

山岡鉄舟、勝海舟、徳富蘇峰、後藤新平、そして西郷南洲・・・なぜかしら氏素性の解らぬ偉勲らの書の作品が増えてくる・・



床の手前は李朝らしき燭台です。

さてどうも明治偉勲、とくに剣豪の山岡鉄舟らの書などを観ると小生は刀剣の手入れがしたくなるようです。ときおり刀剣は手入れをしなくてはいけませんし、状態を確認する必要があることもありますが・・・。本日確認しているのは「大阪 丹波守吉道 弐代」(江戸期 新刀 中上作 なんでも鑑定団でお馴染みの銀座「刀剣柴田」の鑑定済)です。

「刀剣柴田」での評価金額はこの刀は拵え共で、刀剣を研ぐ前で75万円(買取金額)でした。高いのやら安いのやら当方ではまったく解りませんが、店主からその時に鑑定していただいた複数の刀剣については筋の良いものと言われました。家に伝わる作品ですので大切に保管しています。



最近は刀剣女史らが増えているようですが、刀剣は他の骨董と同じで自腹で購入して所蔵していないと本当の良さなど解ろう筈もないものです。鑑賞だけのファンは長続きしないと危惧するのは小生だけでしょうか? ちなみにこの刀剣、長さによっては手入れの扱いは女性の並の力ではできないものです。

蝋燭徳利、掛け軸、刀剣・・・、すべて景色の良いものでないと価値がない ただ女性は別、気立てのよいのが一番 容姿の良い女性に碌なのがいない  おっと、プラレールの話ではなく、むろん家内の話ではありません

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