本日は竹久夢二のペン画の作品を紹介します。真贋は当方では正直なところまったく見当がつきません。直感での購入ですが、心惹かれたのは竹久夢二のペン画に興味があったことと。
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ペン画 婦人(初秋) 伝竹久夢二筆 その2
ペン画淡彩額装
全体サイズ:縦450*横395 画サイズ:縦220*横170
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日本画、水彩画、油彩画、パステル、墨絵とさまざまな手法で絵を描いた竹久夢二ですが、最も数多く描いたのは、挿絵で頻繁に描いたペン画であったそうです。
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コマ絵(挿絵)でデビューした夢二は、自身や他作家の単行本や雑誌に、数多くのペン画による挿絵を描いており、そこから数多くのファンを得ています。
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初期のペン画は、情感に富んだベタなタッチのものも有ったようですが、「どんたく」(大正2年)の頃からはエッチング(銅版画)風の細い線描となり、その細部にまで神経の行き届いた軽やかなタッチが人気となりました。
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「夢二の絵はペン画を見ずして論ずることは出来ない」と、大コレクターでもあった故・河村幸次郎氏も記しています。
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河村幸次郎:美術コレクションの寄贈を通して下関市立美術館の設立の基礎をつくった下関市出身の実業家、河村幸次郎(1901-1994)。彼が生前に寄贈した美術品のコレクションは岸田劉生、藤田嗣治、高島北海らがあります。また河村自身が携わった戦前の文化運動、そして、みずからも筆をとり監修した装丁や染織のデザイン(「芸術ふろしき」の企画)の業績があります。
*藤田嗣治、高島北海については本ブログにて数点作品が紹介されています。
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前述のように竹久夢二(1884~1934)は、新聞や雑誌の余白に挿しこまれる、紙面とは独立した内容の木版画―コマ絵でデビューし、人気を得ました。夢二はこうした、コマ絵にはじまる小さな木版画を「草(艸)画(そうが)」と呼び、芸術の一分野であると述べました。
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本来は略筆の水墨画を意味する「草画」を、夢二は独自の表現を意味する言葉として位置づけようとし、それは日本画、油彩、水彩、ペン画と、表現方法や画面の大小を問わず繰り広げた自身の画業全般に通じる考え方を表す言葉ともなりました。
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この作品がペン画なのか、版画なのか、その判別は素人には非常に困難ですが、当方ではペン画と推測しています。ま~、上述のように「草(艸)画(そうが)」というのが竹久夢二の作品における分類なのでしょう。
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額は痛んでいる部分や多少額にあっていない寸法部分を神田の額縁屋(草土舎)にて修復しています。
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絵の周囲に金ぶちの縁を回しています。
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冒頭に記述のように真贋は小生の及ばない判断であり、真贋については後学としたいと思っています。ともかく手にしてみないと鑑識眼は身につきませんから・・。
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ペン画 婦人(初秋) 伝竹久夢二筆 その2
ペン画淡彩額装
全体サイズ:縦450*横395 画サイズ:縦220*横170
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日本画、水彩画、油彩画、パステル、墨絵とさまざまな手法で絵を描いた竹久夢二ですが、最も数多く描いたのは、挿絵で頻繁に描いたペン画であったそうです。
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コマ絵(挿絵)でデビューした夢二は、自身や他作家の単行本や雑誌に、数多くのペン画による挿絵を描いており、そこから数多くのファンを得ています。
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初期のペン画は、情感に富んだベタなタッチのものも有ったようですが、「どんたく」(大正2年)の頃からはエッチング(銅版画)風の細い線描となり、その細部にまで神経の行き届いた軽やかなタッチが人気となりました。
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「夢二の絵はペン画を見ずして論ずることは出来ない」と、大コレクターでもあった故・河村幸次郎氏も記しています。
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河村幸次郎:美術コレクションの寄贈を通して下関市立美術館の設立の基礎をつくった下関市出身の実業家、河村幸次郎(1901-1994)。彼が生前に寄贈した美術品のコレクションは岸田劉生、藤田嗣治、高島北海らがあります。また河村自身が携わった戦前の文化運動、そして、みずからも筆をとり監修した装丁や染織のデザイン(「芸術ふろしき」の企画)の業績があります。
*藤田嗣治、高島北海については本ブログにて数点作品が紹介されています。
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前述のように竹久夢二(1884~1934)は、新聞や雑誌の余白に挿しこまれる、紙面とは独立した内容の木版画―コマ絵でデビューし、人気を得ました。夢二はこうした、コマ絵にはじまる小さな木版画を「草(艸)画(そうが)」と呼び、芸術の一分野であると述べました。
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本来は略筆の水墨画を意味する「草画」を、夢二は独自の表現を意味する言葉として位置づけようとし、それは日本画、油彩、水彩、ペン画と、表現方法や画面の大小を問わず繰り広げた自身の画業全般に通じる考え方を表す言葉ともなりました。
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この作品がペン画なのか、版画なのか、その判別は素人には非常に困難ですが、当方ではペン画と推測しています。ま~、上述のように「草(艸)画(そうが)」というのが竹久夢二の作品における分類なのでしょう。
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額は痛んでいる部分や多少額にあっていない寸法部分を神田の額縁屋(草土舎)にて修復しています。
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絵の周囲に金ぶちの縁を回しています。
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冒頭に記述のように真贋は小生の及ばない判断であり、真贋については後学としたいと思っています。ともかく手にしてみないと鑑識眼は身につきませんから・・。