母の絵
亡くなった母の三回忌を終え、少しずつ帰省した折には母の遺品を整理しています。 遺品から母がはがきに描くために絵を小さなスケッチに遺していました。上の絵が家の裏側にある風景です。 父も絵を福田豊四郎に習っていたようですが、母も熱心に一時期、熱心に描いていたようです。 上記の作品は父が描いた鰰の作品です。 母は父が遺した日本画の材料や筆で描いていたようです。...
View Article変遷期 柳汀烟雨 小野竹喬筆 昭和初期
冬休みが終わり息子は小学校の第3学期が始まりしたが、連日学校終了後には家で友人らと遊び呆けています。庭でどうもチャンバラでもやったらしい。掛け軸の表具残材の軸先が刀代わりになっています。表具残材の軸先は祖母もなにやら料理かなにかに使っているらしい・・・。...
View Article古九谷? 五彩手 雲龍文輪花七寸皿
郷里の男の隠れ家へ・・・・。 暗くなっていましたが、帰り際に亡くなった家内の墓参り・・。郷里ではだれかかしらが大雪でも墓参りのための除雪をしてくれている 本日の作品は色絵の皿の作品です。入手時の姿はいかにも無残な姿・・・。大きく破損した皿を膠で大雑把に補修した跡があり、あちこちに膠が付いた状態でした。 古九谷? 五彩手 雲龍文輪花七寸皿 補修跡あり 誂箱 口径214*高台径140*高さ30...
View Article謎の書 三行書 「海の烈風」 伝西郷南洲筆 その5
2年ぶりの訪問となる男の隠れ家ですので、仏壇の次は神棚の整理・・。 しめ縄の交換は12月30日前に済ませました。 初詣にてお札を購入・・。 そうしてようやく苦しい時の神頼み・・・・。 本日の作品はちょっとした遊び心からの入手です。保管箱も無く、表具は一度改装した様子があり、昭和初期の改装かな? 書の出来が良さそうなので入手してみました。むろん西郷南洲かもしれないという下心もありましたが・・。...
View Article未表装の作品 葡萄図 天龍道人筆 5作品
当方にはかなりの数の天龍道人の作品がありますが、表具が痛んでいたり、保管箱のない作品が多く、その中にはまくりの状態での作品数が多くあります。まくりの状態の作品は多くは屏風や襖であったものから剥がされた作品が多いようです。 表装などの誂えには費用がかかりますので、徐々には表装していますが、まだまだ天龍道人の作品はほったらかしの状態です。 本日はそのような作品の紹介です。...
View Articleリメイク アッシーヂの寺 原精一画 その2
最近、お気に入りのマスクです。解りにくいですが上の文様は蝶です。家内が作ってくれたもので、不要になったハンカチで作っています。 さて絵画については日本画の作品の多い本ブログでの投稿記事ですが、時には洋画を紹介したいと思っています。そこで本日は高いデッサン力で、裸婦画や人物画を数多く描いた画家「原精一」の作品の紹介です。本日は人物画ではなく風景画の作品です。 アッシーヂの寺 原精一画 油彩額装...
View Articleリメイク お気に入りの大作 バレリーナ 原精一画 1957年作 その3
*紹介作品「バレリーナ(F嬢) 原精一画」について画集に同じ構図の作品があり、描かれた年代などの推測ができましたので、ブログ原稿をリメイクして投稿します。本ブログは当方の資料としての存在ですので随時判明したことは追記されていますのでご了解ください。 **なお追記以外は以前に投稿された内容と同じです。...
View Article再興九谷 松山窯 青手窓絵八寸皿
古九谷の再興九谷の窯と位置づけされている松山窯の作品紹介ですが、本日の作品で3作品目の紹介となります。本日紹介する作品は下記の作品のうち左側の作品ですが、右の作品は前回紹介した同時期の作品と思われる作品です。...
View Article大日本魚類画集 NO97 サケ 大野麥風画
最近の書斎の写真です。 書斎などの日常のスペースには作品は数点のみ・・・・。日常のスペースに作品を放置おいてはいけませんし、所狭しと飾るのも興ざめですね。 飾って置くのは差し付けない程度の価値のものや気に入った作品です。整理中の作品はウォークインクローゼットの中です。 周囲は主に資料や整理するための道具などですが、今は資料もデジタル化ですのでやたら図録や書籍などというものは必要ありませんね。...
View Articleお気に入りの皿 南京赤絵 柳下漁人物文角皿
我が家では家事の役割がだいたい決まっています。掃除・片付けは小生。料理・洗濯は家内、戸締りは義母、そして息子は小生のワイシャツのボタン付け・・・。...
View Articleペン画(草(艸)画) 婦人(初秋) 伝竹久夢二筆 その2
本日は竹久夢二のペン画の作品を紹介します。真贋は当方では正直なところまったく見当がつきません。直感での購入ですが、心惹かれたのは竹久夢二のペン画に興味があったことと。 ペン画 婦人(初秋) 伝竹久夢二筆 その2 ペン画淡彩額装 全体サイズ:縦450*横395 画サイズ:縦220*横170...
View Article雑多 大きな厨子に色絵九谷
本日は展示している種々雑多な作品・・・?? 仏像などの木彫作品を飾るには劣化対策としてガラスケースやら厨子が必要ですね。 木彫の作品は漆器の管理が必要ですし、極彩色の作品は埃や光線を嫌いますから・・。といって並の厨子やガラスケースではつまらないので、ケースとして良さそうなものをみつけるとがついつい購入してしまいます。今回は大きめの厨子の作品を入手しました。 四角厨子 木製...
View Article平福百穂筆 作品3点 改装完了など
平福百穂の作品は本ブログで何度も記述したように真贋の判断、印刷か否かの判断が非常に難しいと思います。当方で蒐集した作品も幾つか判断保留にしてきている作品があって、このたび真作と判断した作品を改装したので紹介します。 意外に魚を描かないとされる平福百穂ですが、「鮎」だけは多く描いています。 この作品は最後まで、否今でも真贋の判断に躊躇してきている作品です。 鮎 平福百穂筆 絹本着色軸装 軸先象牙...
View Article寛政庚申浅絳雪景山水図 釧雲泉筆 寛政12年(1800年)
我が家の寝室・・・、家の内外の片付けは小生の役目。我が家のマスコット達は日向ぼっこ・・。 息子の寝室は現在は三人で寝ているので空き家状態・・、今度小学校の3年生になり、学習机を購入するのでそのスペースを確保し始めています。...
View Article日露戦争従軍画帖 寺崎廣業・村田丹陵合作 明治38年(1905年)
下記のような作品を見つけ、面白そうな作品だったので入手ました。 我が郷里の工芸品である曲げわっぱのような気がします。 用途な水指となっていましたが、どうも大きさから湯桶のようですね。湯桶の中でも茶道具のひとつとしての使う道具でしょう。 湯桶:茶道具の一つ。寒中、露地の蹲踞(つくばい)に湯を入れて出す、割り蓋つきの桶。 外径が30センチあり、家内は首桶みたいと物騒なことを言っていますが・・。...
View Article渡辺省亭筆 3点 改装完了作品など
義母が要らなくなった帯で数多くの敷布を作ってくれています。当方の展示室意外に男の隠れ家用にも作ってくれています。 飾り棚が大理石は畳、木材などであり、作品を置くには重宝しています。 サイズないろいろ・・・。最近のものを撮影してみました。 帯の柄が綺麗なので、正方形より長方形の方が見栄えするようです。 いろんな絵柄があって愉しいです。...
View Article白衣観音図 橋本雅邦筆 71歳の作
もはや55年以上の前のことだが本日(1月31日)は父の命日、よって観音図を掛けてみました。 *古清水の吊香炉と五彩の小壺 この作品はひと目で橋本雅邦の晩年の白衣観音と解る作品。 白衣観音図 橋本雅邦筆 71歳 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙 合箱 全体サイズ:横375*縦1270 画サイズ:横325*縦235 橋本雅邦の作品は贋作や模作が非常に多いので、素人は手を出さないほうがいい画家の一人でしょう。...
View Articleお気に入りの作品 倣法隆寺金堂天蓋附属鳳凰 市川鉄琅作 その6
テレビの時代劇を観て感じるのですが、背景の小道具類、例えば掛け軸、刀剣、陶磁器で的を得た調度品が用意されているのが雲切仁左衛門、大河ドラマ、そして以外にも鬼滅の刃ですね。さすがにNHKの調度品は立派ですし、掛け軸も洗練されたものが用意されています。民放はほぼ全滅であり、でたらめな調度品ばかり。とくにひどいのが科捜研などの人気ドラマですが、内容共々作り手の無知さが容易に推察されます。...
View Article吉野川 藤井達吉筆
骨董品の愉しみは飾る楽しみ、そのためには飾る小道具が必要でしょう。拙宅のように息子の子供らがチャンバラをするようなところでは作品の保護が必要です。たとえばガラスケースなどでしょうが、ただのガラスケースでは面白くなく、材質が欅の無垢材とか・・。ネットオークションにリサイクルのようにいいものが廉価で出品されています。...
View Article大日本魚類画集 NO115 ドンコ 大野麥風画
前々から気になっていた下記の作品。男の隠れ家から探してきて持ち帰り、再度撮影と検証をしています。 無量寿仏 呉昌碩筆 1896年 紙本水墨着色額装 誂黄袋+タトウ 作品サイズ:縦450*横330 まくりで廉価で入手していた作品で、仙台で勤務していた頃には額装にして玄関に飾っていました。 どうも良さそうだというのが現在に判断です。...
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