古伊万里 瓢箪象嵌瓢形掛花入 江戸中期
色紙には作品毎に額を誂えていたら、保存場所がいくらあっても足りません。色紙はタトウに収納し、湿気のないところで保管しています。飾る額は色紙用額が数点あればいいようです。 汎用の額に下記の作品を入れて飾ってみました。用意する額は古くて上等なものがいいでしょう。 連峰 伝横山大観筆 絹本水墨 色紙3号 共箱 さて本日の作品は「瓢箪象嵌瓢形掛花入 江戸中期」と題された作品ですが、詳細は不明です。...
View Article明末呉須赤絵 草花鳥文五寸皿
作品の良し悪しに迷っている作品はだいぶ淘汰されましたが、まだ捨てきれない作品はときおり飾って自問自答・・。下記の作品もそのひとつです。 模作なら模作として割り切ってしまえばいいと思う面もあるのですが、蒐集する者はそう簡単には割り切れない面もあるのです。 月光燈影図 伝寺崎廣業筆 明治32年(1899年)頃 水墨着色絹本軸装 軸先象牙 合箱 全体サイズ:横696*縦2180...
View Article補修完了 (伝・倣)平櫛田中作 作品2点
当方の所蔵する画帳に掲載されている郷倉千靭の作品と同じような作品が軸装になってインターネットオークションに出品されていましたので、興味深く観ていました。その作品が下記の作品です。 参考作品解説 ネットオークション出品作 落札金額:65,000円 児戯図良寛賛 郷倉千靭筆 共箱太巻二重箱 郷倉和子鑑定箱 全体サイズ:縦1430*横720 作品サイズ:縦300*横360...
View Article古清水焼? 色絵七宝牡丹文小手焙
掛け軸は最近の住宅事情からまったく人気がないようです。絵と表具の両方が愉しめる日本古来の調度品が危機に瀕していいます。当方のように子供の頃から親しみのある掛け軸は廉価で入手できる絶好に機会となっていますが・・...
View Article氏素性の解らぬ作品 伝古九谷 青手九谷 鳥草花文大皿
応接室では畑から採ってきた梅の蕾が咲き始め、庭先では福寿草が芽吹き始めました。 *梅を活けている作品は、「古伊万里 窓丸染付蛸唐草文小壺 江戸中期」です。 玄関に置いてある水槽のメダカも活発に動き始めて餌を催促はじめました。寒いながらも確実に春がそこまできています。 さて本日は富山県から入手した古九谷らしき大皿の作品です。...
View Article馬上観音図 大津絵
家内が入手してきた茶碗・・。 無銘であり近年の作と思われますが、海鼠釉の魅力に溢れた作品です。 茶碗はぐい飲みの100倍以上の作りの難しさがありますが、その一つが口縁と見込み。素人でもぐい飲みの佳品は作れますが、素人で絶対無理なのが茶碗の良さを出すことです。...
View Article古伊万里 色絵竹梅唐人文柿右衛門手四方角皿 江戸中期
先日の天皇誕生日には家族で近くの温水プールへ出かけてきました。家内は水泳は上手なのですが、小生は息子と同じレベル・・。生まれて初めて3時間近くもプールで遊んできました。...
View Articleお気に入りの作品 蒔絵棗 銘「住吉」
本日は休日ということで気軽に楽しめる作品ですが、当方にて所蔵している幾つかの蒔絵の棗の作品群の2作品目の紹介です。 蒔絵棗 銘「住吉」 合箱 最大胴径80*底径39*高さ82 家の古くからある作品ですが、明らかに住吉神社の風景を意識した作品です。 橋に鳥居というデザインですが、一般的に橋を描いた作品を志野茶碗では「住吉手」と称しています。 蒔絵の作品は内外共にほぼ無傷というのが条件になります。...
View Article源内焼 その129 三彩(陽刻)牡丹ニ鸚哥文鉢
本日紹介する作品は、当方で蒐集している源内焼の作品のひさかたぶりの紹介です。なかなかいい作品が市場に見当たらず、ようやくいい作品を探し出しての入手ですが、汚れがあり一部破損している作品ですが、この図柄は図集にも見当たらず、珍しい作品なので入手しました。 冒頭の写真や下記の写真にて作品の下に敷いてあるのは義母が不要になった着物の帯で幾つか作ってくれた敷布です。 源内焼 三彩(陽刻)牡丹ニ鸚哥文鉢...
View Article壺 杉本健吉画
売約契約で手放す予定の畑にある梅の木から家内が枝を切ってきて活けていました。壺は伊万里です。床の板は木場で見つけたもので、船底に使用したもののようです。 外は雪が降ったりとまだ寒い時期が続いていますが、家の中での梅は蕾の状態から花が咲き始めました。梅と言えば天神様にも・・。...
View Article古伊万里献上手 色絵松雲鶴文御所車飾香炉
桃の節句が近づくと、例年お雛様飾りをすることになります。先週末には家内と息子で雛飾りをしていました。 なんとか飾り終わったようです。 小生のお気に入りはこのお人形・・。雛飾りをするといつもひとつかふたつは修理することになりますが、今回は飾りつけの金具を接着剤で取り付け直しました。 床にもお雛様・・・。 紙雛 伝上村松園筆 絹本着色軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:横485*縦1810...
View Articleお気に入りの大作 児戯之図 倉田松濤筆 その46
当方の展示室もウクライナ支援です。黄色に青の頼山陽の書、そして頼山陽像ですが、この作品らは後日紹介予定です。 本日は当方の郷里出身の画家、倉田松濤の作品の紹介です。同じく当方の郷里出身の画家、平福穂庵を師とした画家であり、当方での蒐集は本日の作品にて46作品となりました。多作の画家ゆえ駄作も多くあり、当方では本当の気に入ったものだけを蒐集するようにしています。 お気に入りの大作 児戯之図...
View Article極彩色 厨子
テレワークであったり、夕食前に帰宅した時には息子の宿題は小生の担当となります。まだ机は製作中であり、今あるのは小さいので、書斎であったり、寝室の小さなテーブルで息子は宿題に取り組んでいます。どうも最初は正座になるらしい 週末ということもあり、紹介するのは気軽な作品です。さて、勉強にはなんらんかの机が必要なように、ものを飾るというのはそれなりの誂えが必要だと思います。 *厨子内の作品は「聖観音像...
View Articleリメイク 気になる作品 原羊遊斉作 2作品
仙台の友人から秋田の横手産の「いぶりがっこ」を頂きました。海外まで輸出されるようになった一方で、食品衛生法の規制でピンチになっているようです。いつまで美味しい「いぶりがっこ」を食せるか・・。...
View Article樹下人物図 伝篁牛人筆
畑では梅が満開で、夏蜜柑が収穫されてました。春ですね~。庭ではフクジュソウが満開・・?? さて本日は最近なにかと話題の画家「篁牛人」らしき作品の紹介です。 「篁牛人」について近日取り上げていたのは下記のふたつの企画ですね。前々から蒐集家からは人気が高く、作品数の割にはそう簡単に入手できる作品にはなっていなかった画家ですが、最近さらに人気が高まっているようです。 *Eテレ・日曜美術館...
View Article伝南京赤絵 花鳥文六寸角皿
先週末は墓掃除・・。 三回目のワクチン接種した家内は作業は眺めるだけ・・、よって息子は大健闘。 さて、本日は明末から清朝のかけての赤絵の作品です。呉須赤絵に餅花手、古染付に天啓赤絵、そして南京赤絵、さらには五彩手と明末から清朝にかけての中国民窯の作品は魅力が一杯ですね。 上記写真は左が天啓赤絵、右が本日紹介する南京赤絵の作品で、各々ともに角皿となっています。 伝南京赤絵 花鳥文六寸角皿 誂箱...
View Article瓜之図 福田豊四郎筆 1943年頃
共箱でもないこともあったのでしょうが、インターネット(ヤフー)オークションで僅か4,000円で落札した作品です。間違いなく昭和20年頃の福田豊四郎の真筆の作品です。 瓜之図 福田豊四郎筆 1943年頃 紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙加工 合箱 全体サイズ:縦1147*横533 画サイズ:縦285*399 描いているのは「瓜」でしょうか? 落款と印章から昭和20年頃の作と推定されます。...
View Article贋作考 1000円で入手した作品 薔薇 伝三岸節子画 1998年作?
三岸好太郎・節子の夫妻の作品はともに油彩画ファンからは垂涎の作品でしょう。当方も欲しいのですが、高値でありそう簡単には入手できません。このたび三岸節子らしき怪しげな作品を1000円で入手しましたので、その作品を基に三岸節子の画歴を辿ってみました。 恥ずかしながら廉価で作品を入手することはよくありますが、たいていの場合は不当たりですね 贋作考 1000円で入手した作品 薔薇 伝三岸節子画...
View Article日本地図蒔絵印籠 稲葉作
テレワークでったので金曜日の夕刻には息子の英語教室へ同行。帰りにたこ焼きを息子におごってもらいました。お小遣い手帳を記入したり、買い物は自分でしたりと金銭感覚を修行中・・。選んでいろいろ注文したり、オプションやら道具やら交渉はすべて一人でやるようになりました。 さて本日は地図を印籠にデザインされた作品の紹介です。当方が下書きになっておりいつもの時間より遅くなりました 日本地図蒔絵印籠 稲葉作...
View Article伊万里? 古九谷様式色絵 鴛鴦文丸型長方皿
朝はいつも飛ぶように起きて小生のお見送り(6時前)なのでいつも早起きの息子。投稿まで時間があるので、家内とぬいぐるみで遊んでいますが、ちらかったぬいぐるみを帰宅後に片づけるのは小生の役目・・・。整理にいつも窓台に整列です。...
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