家内が入手してきた茶碗・・。
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無銘であり近年の作と思われますが、海鼠釉の魅力に溢れた作品です。
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茶碗はぐい飲みの100倍以上の作りの難しさがありますが、その一つが口縁と見込み。素人でもぐい飲みの佳品は作れますが、素人で絶対無理なのが茶碗の良さを出すことです。
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裏の高台はその使いやすさが肝になりますが、この作品はちょっと高台が浅く、持ちにくいようです。茶碗の作りの良さは使い込んで、作り込んで出てくるようです。この作品は普段使いには上等な部類でしょう。
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さて本日は大津絵だと思われる作品の紹介ですが、じつはぼろぼろの状態での入手です。現在は表具師さんに依頼して裏打ち中です。
馬上観音図 伝大津絵
紙本着色軸装を額装 黄袋+タトウ
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦330*横162
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八幡神は大和朝廷の時代から信仰されている古い神様ですが、早くに神仏習合し、奈良時代には“八幡大菩薩”の神号が与えられています。この神様が広く信仰を集めるようになったのは、もっぱら源氏の氏神とされ、武神として祀られたためです。
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武神としての信仰は明治以降も続き、特攻機の基地には「南無八幡大菩薩」の幟(のぼり)が立てられていたのを、記録映像や映画などでご存知の方も多いと思います。
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大津絵の『馬上八幡』も武神としての八幡大菩薩を描いたもので、白馬に乗り、手に弓を持つのはその表れです。現存する古い大津絵は少ないのですが、それなりの数は描かれたようで、細部を変えたバリエーションがいくつか存在します。
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古くから神棚に祀られてきてのでしょう。本作品の痛みは尋常ではありませんね。
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うまく補修できるかどうか、表具師さんとの協議が必要なようです。
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それなりの紙表具ですので、なんとか額装にでもして遺したいものですが・・。このように古いものを生き返らせるのも蒐集するものの務めです。
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無銘であり近年の作と思われますが、海鼠釉の魅力に溢れた作品です。
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茶碗はぐい飲みの100倍以上の作りの難しさがありますが、その一つが口縁と見込み。素人でもぐい飲みの佳品は作れますが、素人で絶対無理なのが茶碗の良さを出すことです。
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裏の高台はその使いやすさが肝になりますが、この作品はちょっと高台が浅く、持ちにくいようです。茶碗の作りの良さは使い込んで、作り込んで出てくるようです。この作品は普段使いには上等な部類でしょう。
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さて本日は大津絵だと思われる作品の紹介ですが、じつはぼろぼろの状態での入手です。現在は表具師さんに依頼して裏打ち中です。
馬上観音図 伝大津絵
紙本着色軸装を額装 黄袋+タトウ
全体サイズ:縦*横 画サイズ:縦330*横162
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八幡神は大和朝廷の時代から信仰されている古い神様ですが、早くに神仏習合し、奈良時代には“八幡大菩薩”の神号が与えられています。この神様が広く信仰を集めるようになったのは、もっぱら源氏の氏神とされ、武神として祀られたためです。
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武神としての信仰は明治以降も続き、特攻機の基地には「南無八幡大菩薩」の幟(のぼり)が立てられていたのを、記録映像や映画などでご存知の方も多いと思います。
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大津絵の『馬上八幡』も武神としての八幡大菩薩を描いたもので、白馬に乗り、手に弓を持つのはその表れです。現存する古い大津絵は少ないのですが、それなりの数は描かれたようで、細部を変えたバリエーションがいくつか存在します。
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古くから神棚に祀られてきてのでしょう。本作品の痛みは尋常ではありませんね。
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それなりの紙表具ですので、なんとか額装にでもして遺したいものですが・・。このように古いものを生き返らせるのも蒐集するものの務めです。