心休まる日本画の風景 至春 信太金昌筆
本日はちょっとマイナーな同郷の日本画家の作品の紹介です。 至春 信太金昌筆 紙本着色額装 誂黄袋+タトウ F2号 全体サイズ:横390*縦340 画サイズ:横243*縦192 信太金昌は大正9年(1920)1月19日 秋田県山本郡金岡村に生まれています。 画歴は下記のとおりです。 東京美術学校日本画科在学中、1943年第6回文展に「干潮」初入選。 44年東京美術学校卒業。戦後当初は日展に出品。...
View Article天啓赤絵 草花文角皿 清初
本日の作品は分類として「天啓赤絵」とするか「南京赤絵」とするか、はたまた広義の「五彩手」とするかを迷うところです。素人ながら当方にて考察してみました。 天啓赤絵 草花文角皿 清初 誂箱 幅180*奥行180*高台角*高さ39 この作品について入手先の説明には...
View Articleお気に入りの作品 雪の中の村落 宮本三郎筆 その2
私のように雪深い山中で育ちながら、都会で暮らしている人間はこのような景色には惹かれるものがあります。この景色ともにその場の空気の匂い、寒い肌感触まで一瞬にして味わうことができるものです。 柱時計が「ボ~ン、ボ~ン」となる雪深い山中の家の夜・・・、な~~んてね。 雪の中の村落 宮本三郎筆 紙本水墨淡彩額装 誂黄袋+タトウ M12号 額サイズ:縦580*横790 画サイズ:縦410*横630...
View Article臨時投稿 愛犬モモの死 「鶏頭花 短冊」 & 「菫 色紙」 福田豊四郎筆
12月6日、我が家の愛犬「モモ」(雌の柴犬)が亡くなりました。もう18歳近い(人間だと120歳?)ので老衰と思われれる静かな最期でした。後姿は飼い主であった亡くなった義父・・。 本ブログにも何度か登場している「モモ」ですが、小生と息子とは7年間の付き合い・・、大事な家族がまたひとりいなくなりました。 さて本日の作品は当方の蒐集作品である郷里出身の画家、福田豊四郎の短冊の作品です。 臨時投稿 鶏頭花...
View Articleお気に入りの作品 雪の中の村落 宮本三郎筆 その2
私のように雪深い山中で育ちながら、都会で暮らしている人間はこのような景色には惹かれるものがあります。この景色ともにその場の空気の匂い、寒い肌感触まで一瞬にして味わうことができるものです。 柱時計が「ボ~ン、ボ~ン」となる雪深い山中の家の夜・・・、な~~んてね。 雪の中の村落 宮本三郎筆 紙本水墨淡彩額装 誂黄袋+タトウ M12号 額サイズ:縦580*横790 画サイズ:縦410*横630...
View Article古唐津(江戸初期)? 朝鮮唐津割山椒 五客揃 & 於里遍(おりべ)窯変 割山椒 北大路魯山人作
今年も冬至の日の夜は柚子がお風呂に浮かびます。そして息子と風呂の中でキャッチボールが始まります。 さて本日紹介する「割山椒」という形の器は懐石などでよく使われる器(向付)で、本来は秋に出す器のようです。家内も私も「割山椒」の器は好きですね。今回は揃いの割山椒の作品を2種類を紹介します。 まずは朝鮮唐津割山椒 (江戸初期?)と思われる作品の紹介です。 古唐津? 朝鮮唐津割山椒 (江戸初期?)...
View Article比べて見たくなる作品 獨釣浅絳山水図 釧雲泉筆 文化2年(1805年)頃
当方の玄関には毎年恒例になったクリスマスツリー。 クリスマスイブには息子はサンタさん向けのクッキーとジュースを準備していました。 明け方にはサンタさんからのプレゼントが届いていました。 さて本日の作品紹介です。...
View Article天啓古染付草花文五寸皿 明末
家内が担当していた年賀状も出来上がりましたが、息子も一緒に書いていたようです。送る相手は女性の先生・・・。 さてときおり良さそうな古染付らしき?作品を見かけると購入しています。以前ほど高くなくなり、手頃なお値段で購入できるようになりましたし、作品によっては複数枚揃いで入手できるのも古染付の魅力ですね。 天啓古染付草花文五寸皿 明末 高台内「雅」銘 誂箱 口径155*高台径*高さ...
View Article月岡芳年の傑作 尾上菊五郎 一ツ家の老婆 月岡芳年作
昨日は息子の誕生日。クリスマス続きの誕生日、なにかと出費が多いがいっぺんでけりがつく・・??? クリスマスプレゼントの次は誕生日プレゼント なにやら座敷で鬼退治・・・。鬼滅隊・・・?? 誕生日に息子が欲っしたのはこの服装。 「パパの刀を頂戴!」、「それはまだ早い!!」とかなんとかのやり取りから刀から揃い始めた炭次郎ファッション・・。サンタからのプレゼントのノートパソコンも・・。...
View Articleお気に入りの大作 バレリーナ 原精一画 1957年作 その3
コロナ禍で出席できなかった亡くなった家内の一三回忌と母の三回忌、いろんな挨拶回りの伴う12月26日からの帰郷です。 さて本日の作品は裸婦の作家として知られた洋画家「原精一」の本ブログでは3作品目の投稿です。裸婦そのものの作品は今までもなく、この作品も裸婦とはいえませんが、原精一の魅力ある作品だと思っています。 バレリーナ 原精一画 1957年作 その3 日動画廊取り扱い 第2回現代日本美術展出品作...
View Article高取焼 肩衝茶入 江戸中期
本日の作品は高取焼の茶入で、胴部分の黒釉に口縁部分は青白色の斑釉が景色をなしており、糸切底は風趣のある景色となっています。高取焼の時代区分では遠州高取か小石原高取に属する時代の作と推定していますが、定かではありません。 高取肩衝茶入 江戸中期 仕覆三種 二重箱 胴径51*底径31~33*高さ73...
View Article呉州赤絵写草花魚文火入 伝奥田頴川作
今回の帰郷は大雪。新幹線で向かった新青森で足止め。即座の判断でタクシーで弘前へ、ただし高速道路は通行止め。雪で渋滞しましたがなんとか弘前から電車へ乗れました。仕事始めの日ですが、年末年始は帰郷しているので軽く書いた投稿、そんな時は「伝」の作品。 呉州赤絵写草花魚文火入 伝奥田頴川作 高台内銘 合古箱 全体サイズ:口径120*高台径*高さ83...
View Article琉球壺屋焼 白化粧地呉須絵縞文大皿
琉球における壺屋焼での40センチを超える大皿は金城次郎の作品以外では少ないように思われます。ともかく大きな皿で資料的にも貴重で、また呉須などによる輪線文様が非常に美しく魅力的な作品となっていることから入手した作品です。 琉球壺屋焼 白化粧地呉須絵縞文大皿 誂箱 口径458~464*高台径236*高さ88...
View Article鬼の寒念仏 倉田松濤筆 その44
帰省した郷里では例年にない大雪・・。早速裏の土地に除雪された雪で息子と家内とでかまくらづくり・・。 除雪のブルドーザーで撤去されそうな難を逃れて二日がかりで作りました。 小さなかまくらですが親子で同居・・・ 本日紹介する作品は当方の地元出身の画家である倉田松濤の作品の紹介です。家内もこの画家のファンになったようです。...
View Article南京赤絵 赤玉唐草蓮枝鳥花文長皿
本日の作品は伊万里の作品として売られていた作品ですが、当方の判断では南京赤絵と推定している作品です。 南京赤絵 赤玉唐草蓮枝鳥花文長皿 誂箱 縦123*横163*高台径*高さ36 分かりにくいですが、見込みの中央部分には鳥が描かれていました。擦れて赤い釉薬が剥離しているものと思われます。 絵柄が明確であれば、絵柄としてはかなり出来の良いものです。...
View Article乾山銘雲錦手椿絵鉢 犬山焼 幕末頃
大雪であった帰郷も年始は穏やかでした。リビングでおせちを食べながら、庭の「なんてん」と共に初日の出を見ることができました。これは短い時間ながらとても贅沢な経験であり、吉祥の兆しかもしれません。...
View Article再興九谷 伝松山窯 青手花文七寸皿
帰京する際はほんの少しの間の好天。奥羽本線からは津軽富士が見えますが、車窓からはこの川の地点が撮影ポイントのようですが、寒さで車窓が凍りついています 本日紹介する作品は古九谷の再興窯として知られている松山窯の作品らしき作品です。...
View Article老子立像 加納鉄哉作 その3
郷里での初詣・・・。今年は男の隠れ家のしめ縄と交換しました。 ひとではまだ平年並みではないようですが、それなりに多かったようです。 天気にも恵まれて、近所の神社をも回ります。 この社は氏神に境内にある社で叔父?が昭和62年に寄贈したもののようで、天満宮であり、お祭神は菅原道真です。 さて本日は本ブログにて幾つかの作品を紹介している加納鉄哉の作品の紹介です。 老子立像 加納鉄哉作 その3 底彫銘...
View Article郷里出身の画家 冬の山 信太金昌筆 その3
年末からの大雪が今も続いているような郷里です。 郷里の友人から連絡がありますが、雪下ろしやら除雪やらで本当にたいへんそうです。 写真は年末の状況ですが、今ではさらにこれと同じくらいさらに増えているようです。 男の隠れ家は屋根は急勾配にして自然落雪となるようにしていますが、その分下部には早く雪が溜まってしましいます。...
View Article額装にした作品 江山帰帆図 狩野養信筆
郷里の男の隠れ家に帰郷するといつも気になるのが門脇の松・・。新築して間もない頃から、どこからか飛んできた?種でもあったのでしょうか?...
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