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Channel: 夜噺骨董談義
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お気に入りの作品 雪の中の村落 宮本三郎筆 その2

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私のように雪深い山中で育ちながら、都会で暮らしている人間はこのような景色には惹かれるものがあります。この景色ともにその場の空気の匂い、寒い肌感触まで一瞬にして味わうことができるものです。



柱時計が「ボ~ン、ボ~ン」となる雪深い山中の家の夜・・・、な~~んてね。



雪の中の村落 宮本三郎筆
紙本水墨淡彩額装 誂黄袋+タトウ
M12号 額サイズ:縦580*横790 画サイズ:縦410*横630



私の母の実家には下記の作品がありました。母の実家にある作品の中では好きな作品で、借りてきた時には小生の寝室に飾っていました。それ故かいつかは欲しいと思っていた宮本三郎の作品ですが、高価でもありなかなかいい作品には巡り会えていませんでした。

母実家にて旧蔵
薔薇 宮本三郎画
油彩額装共シールタトウ箱入 画サイズ:未測定



趣を異にする本日の作品ですが、雪深い山里の育った小生には懐かしい匂いのする作品なので思い切って入手した作品です。



画中のサインと印章以外は何ら確証のあるところはありませんが、画中の力量から判断しての購入です。



宮本三郎(みやもと さぶろう、1905年5月23日 - 1974年10月13日)は石川県能美郡御幸村(現小松市)に生まれ、東京で歿。

大正9年上京、川端画学校で藤島武二に師事したのち、昭和2年から二科展に出品。二科会員となる。昭和13~14年滞仏。帰国後は抜群の描写力で戦争記録画に腕をふるい、昭和18年帝国芸術院賞、同19年朝日文化賞を受けた。昭和22年二紀会を結成、理事長となった。花や裸婦、舞妓などをテーマに精力的で華麗な写実的作風を展開した。昭和41年日本芸術院会員。



油絵の他に雑誌の挿絵、新聞小説の挿絵も多く手がけた。戦時中は小磯良平らと従軍。「山下、パーシバル両司令官会見図」など戦争画も手がける(同画は、戦後GHQに接収されたが、1970年に日本に永久貸与という形で返還、国立近代美術館に保管されている)。このほか国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の壁画や切手の原画などで知られ、晩年には木版画の作品も手がけています。



なんでも鑑定団には下記の作品が出品されていました。

参考作品               
なんでも鑑定団出品作 2016年9月13日放送
週刊朝日の表紙絵
評価金額:350万円



評:昭和32年に雑誌の懸賞で当たった作品で、週刊朝日の表紙絵として描かれた作品。依頼品にはサインがないが、宮本三郎はサインを入れない場合があり、依頼品も締め切りの都合などありサインを入れなかったのではないか。宮本は近代洋画を代表する一人だが、中でも肖像画の名手と言われる。依頼品にも宮本の真骨頂がよく出ている。当時人気の画家と人気女優ということで、実際に会う時間もそれほどなかった。もっと描きたいという思いが残っている所が逆に良い雰囲気になっている。しっかりと写実的に描いているわけではないが、対象の輪郭や目鼻など、ちゃんと核心を突いている。背景によって肖像が生きるか死ぬかというところがあるが、依頼品は柔らかいタッチでうまく肖像を引き立てる表現になっており味わいがある。



展示室に飾って、秋の夜長にコロナ禍でしばし帰らぬ故郷に思いを馳せる、今年の年末・年始には帰郷できるかなと・・。郷里の友人からは積雪の状況などの写真をメールで届けてくれています。



神田の額縁屋さんにてタトウを誂えました。

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