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Channel: 夜噺骨董談義
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白梅 中村岳陵筆 その9

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近代日本画で特筆べき力量のある画家は山口蓬春と中村岳稜の二人と私は思っていますが、それは子供の頃から床に飾っていた作品の中にこの両名の作品があったという影響が大きいのかもしれません。


この両名の筋の良い作品は高価な故になかなか入手できませんが、このたび本日紹介する作品を入手したので紹介します。
白梅 中村岳陵筆絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱軸装サイズ:縦1450*横790 画サイズ:縦460*横570


絵の具が多少剥落しているなどの難点があることから廉価にて入手できました。痛みのない状態の作品ならとうてい当方の入手できるような価格であったと推測しています。


新春に飾る軸にはもってこいですね。


表具には軸先裏部分に印「春」が押印されていますが、表具店に関連すると推察されますが、詳細は不明です。よく見かける印のように思えるのですが、中村岳陵の作品は京都で表具されることが多いでしょうから、京都の表具で「春」なら「春芳堂」かな?


共箱の二重箱となっていて、いい表具となっています。欲をいうなら太巻になっていてほしかったですね。太巻きなら絵の具の剥落もなかったのでしょう。


作品の出来、表具、落款、印章には違和感は一切ありません。
  
季節ごとに飾れるように、このような掛け軸をいくつか揃えておきたいものです。
































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