贋作考 伝初期伊万里 吹墨兎文七寸皿
本日紹介する作品は吹墨による初期伊万里として売られていた作品の紹介ですが、真贋はまず別として兎文についての考察をメインとしての投稿です。贋作考 伝初期伊万里 吹墨兎文七寸皿合箱口径約220*高さ38*高台内径55~外径65この手の作品で以前より有名な作品のひとつは下記の作品(NO1)です。この作品があまりに有名なためにこの作品を模した作品が星の数ほど世に出回っています。NO1.染付吹墨白兎文皿...
View Articleロシアの民族調シリーズ水差大小一対 ソ連時代
収蔵庫を整理していると未整理の作品が出てきました。立派な桐箱に収まっていますが、どうもソ連時代の磁器のようです。インペリアル・ポーセリン製 ロシアの民族調シリーズ水差大小一対 ソ連時代桐箱入サイズ(大):幅*奥行*高さ サイズ(小):幅*奥行*高さ(未計測)題書には「「水差 ソ連製」とあり、箱裏には「訪ソ記念 於レニングラード ソ日協会長より贈られし物 昭和四十九年(1974年)八月...
View Article贋作考 孤村之雨 & 深林飛鳥之図 平福百穂筆 (その105 & その106)
蔵に放置してある作品で「のり皿」があります。新しいように見えますが、戦後の頃の作品のようです。輪島の製品のようで杉箱に収まって10客ほどあります。さて何に使おうかな? 机の引き出しにクリップ入れとか・・・???さて本日は真作のようですが、まだ確証のもてない平福百穂の作品2点です。孤村之雨 平福百穂筆 その105 紙本水墨淡彩 軸先本象牙 共箱全体サイズ:縦2170*横560...
View Article源内焼 三彩唐草文向付五客揃 その140
誠に残念ながら、最近適切でない表現のコメントが特定の方からありましたので、コメントの許可をしばらく取り消しますので、ご了解願います。さて気を取り直して、男の隠れ家にあった、...
View Articleバレリーナ 木下孝則画 その13
我が家の先人達は必要に応じてお揃いの食器を揃えたようで、数多くの揃いの器が遺っています。例えば古伊万里らしき皿などがあり、その一例が下記の作品です。古伊万里 藍九谷 墨弾羊歯文...
View Article朱塗りの椀 2種
収蔵庫(本ブログでは「男の隠れ家」と称しています。)には未整理の朱塗の椀がまだ2種類ほどありました。出来の良いものだけを遺してきているので、これらの作品は処分しないでおきたいと思っています。堆朱蓋付沈金吸椀 18客揃 杉箱入サイズ:全体口径100*高さ65外見はよく見られる堆朱の椀・・・。内部は見事な図柄で、保存状態は良い状態を維持しています。保存箱には「ロ号 皆朱□吸椀...
View Article猿使い図 平福穂庵筆
本日紹介する作品は平福穂庵の明治初め頃に描いたと思われる作品の紹介です。猿使い図 平福穂庵筆 紙本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱全体サイズ:縦1790*横360 画サイズ:縦895*横240*北海道渡航時代:画壇へのデビュー(明治5年~16年)...
View Article白梅 中村岳陵筆 その9
近代日本画で特筆べき力量のある画家は山口蓬春と中村岳稜の二人と私は思っていますが、それは子供の頃から床に飾っていた作品の中にこの両名の作品があったという影響が大きいのかもしれません。この両名の筋の良い作品は高価な故になかなか入手できませんが、このたび本日紹介する作品を入手したので紹介します。白梅 中村岳陵筆絹本着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱軸装サイズ:縦1450*横790...
View Article魚図 野間仁根筆 その4
掛軸のメンテには収納する箱の修理と表具の修理がありますが、表具は染み抜きなどが伴う全面的な改装と天地交換などの部分的な修理で済ますものがあります。極力痛みに少ないうちに軽微な修理で済ませた方が本来の表具を遺すこともできるのでお勧めです。下記の作品は天地交換ですませた作品の例です。大地小興 伝山口蓬春筆 その3絹本着色軸装 軸先象牙 合箱二重箱 天地交換+多当紙新調(2023年5月...
View Article軸装の改装 渓流鮎 平福百穂 & 蓬莱山図 篁牛人
今での投稿に記載のように、手元にある掛け軸において痛んでいた作品を時間をかけて調査し、その結果として改装の必要があると判断した作品は改装しています。本日は改装した平福百穂と篁牛人の作品の2点の紹介です。渓流鮎 平福百穂筆絹本淡彩軸装 軸先象牙 共箱 全体サイズ:縦2180*横560 画サイズ:縦1250*横415染み抜き改装必要 改装*2022年10月 改装 30,000円 多当紙新調...
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