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Channel: 夜噺骨董談義
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爽風 福田豊四郎筆

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今年の五月の連休は小坂から発荷峠を越えて奥入瀬を下り蔦温泉は・・・。


発荷峠からの景色は福田豊四郎が描いた作品を本ブログでも何点か紹介しています。


奥入瀬を下ります。本来はここは歩いて鑑賞すべきスポット。蔦温泉は青森に勤務していた頃から仕事の関係も含めて馴染みのある温泉宿です。


さて福田豊四郎の作品には松林を描いた作品が数多くあります。時には海岸のある防風林であったり、時には十和田湖畔にある松林であったりと多くの作品にて松林を描いています。


本日は福田豊四郎が晩年に描いた小さめの作品ながら、海辺の松林を描いた作品を紹介します。


爽風 福田豊四郎筆紙本着色額装 共シール 全体サイズ:横410*縦520 画サイズ:横240*縦348


額の裏面は下記のようになっており、共シールとともに当時の出品された状況を窺い知れる資料が貼り付けられています。


なお本作品中の落款の書体から昭和40年以降の作品と推定されますし、印章からも1966年前後と推定できます。ただし福田豊四郎の印章は年代を跨いで複数の印を押印していますし、書体もまた混在しているようなので、おおよその年代の推定となり完璧に描いた年代を特定できるものでもなさそうです。
 
作品中と共シールの落款と印章は下記写真のとおりです。
 

上記の共シールに押印されている白文朱方印「豊」は非常に珍しい印章です。資料では1967年頃の作品に押印されているようです。福田豊四郎が亡くなったのが、1970年ですから、少なくてもこの共シールに記したのは最晩年ということになります。
 

  銀座の北辰画廊にて開催した「日本画新作小品展」に出品された作品のようですが、北辰画廊の詳細は不明です。
しばし寝室に飾って愉しもうと思っています。しばしの過ごしやすい季節を愉しめると思います。(なお本文を記しているのは4月上旬・・・)


当方には他にもいくつかの福田豊士郎が描いた松林の作品があります。


本日紹介した上記の作品が「爽風」、下記の作品は「海の微風」・・・。
海の微風 福田豊四郎筆紙本着色 軸先象牙 書付同封 共箱太巻二重箱全体サイズ:縦1360*横600 画サイズ:縦390*横150


この作品は大手の美術商のカタログに掲載されていた作品です。当時の価格は22万円でしたが、今ではちょっと高めかな?


朝陽 福田豊四郎筆絹本着色 軸先本象牙 共箱二重箱全体サイズ:縦1468*横658 画サイズ:縦448*横509


この作品は福田豊四郎氏から直接頂いた作品です。一時期母が手放しましたが、当方にて入手したものです。


下記の作品は郷里の骨董店から入手した作品です。購入金額は40万円を超えていました。十和田湖の岬を描いた作品で、逆から描いた作品もあります。
湖上の岬 その1 福田豊四郎筆絹本着色額装 共シール F12号 厚紙タトウ全体サイズ(額サイズ):横857*縦751 画サイズ:横606*縦500


手前の大きな皿「白釉黒流掛大鉢」(共箱 花押サイン有 径550*高さ150*高台径245)は浜田庄司作のものです。おそらくこの手の大皿は入手は難しいでしょうね。


さて冒頭の福田豊四郎の作品は海岸にある松を描いたものでありませんね。「雪の重みで下の部分が曲がっているので、おそらく奥入瀬の松・・。」と家内は奥入瀬で撮った上記の写真を見せ、「ここかもしれない!」だと・・。おそらく当たらずも遠からず・・。郷里を描いた郷里の画家の作品を愉しみながら発見の喜びは絶えないものです。
















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