年末年始の帰省で郷里のなじみの骨董店で福田豊四郎の作品2点を入手しました。
ひとつめは色紙の作品でシミがあるため、1万5千円にて入手した作品です。染み抜きの処置を施すかどうかは検討中です。
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伊豆山 福田豊四郎筆 昭和30年頃 その174紙本着色色紙 3号 作品サイズ:横270*縦240
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福田豊四郎の作品の入手は郷里の骨董店が一番品数が豊富ですが、そろそろ店主は引退を考えているようです。
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インターネットオークションではいい作品の品数は少なくなっていますので、郷里の骨董店がなくなるとますます入手が難しくなりますね。
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この作品は福田豊四郎が数多く描いた十和田湖ではなく、左の景色から海のようなので伊豆を描いた作品のようです。
本作品の落款と印章は下記のとおりで、落款の書体から昭和30年頃の描いた作品と推定されます。
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色紙専用の額に入れて飾っています。
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色紙の作品は個別の額で保管するとスペースが必要なので、色紙はタトウに入れて保管箱に収納しておきます。それでも湿気対策は必要ですので、桐箪笥やエアコンの効いた室内にて保管する必要があります。
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この作品と似たスケッチが当方の男の隠れ家に古くからある「福田豊四郎 素描集」に掲載されています。
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全く同じ構図ではないのですが、落款から昭和30年頃と推定される点からも、この素描を描いた時期が掲載されていることと一致します。
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当方の両親と福田豊四郎夫妻との親交から幾つかの福田豊四郎の画集を福田豊四郎夫人の福田文氏から頂いていますが、そのひとつに下記の画集もあります。
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この画集には福田豊四郎の幾つかの代表的な印譜が掲載されています。
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資料の印譜と本作品の印章(下記写真右)と比較してみました。擦れ、かすれなのでしょうか、印章の確認において、資料とはこれほど違うもののようです。他の作品の印章からも本作品は真作と判断され、印章の確認には多くの資料が必要となるようです。
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色紙の作品も保管が悪いとシミが発生します。作品の蒐集には保管方法が重要であると改めて感じますね。
さて同時に入手した作品は下記の作品です。「面白い作品を入手しました。」という骨董店主からの連絡が入り、見に行ったら気に入ったので購入した作品です。お値段は3万円弱・・。
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かまくら 福田豊四郎筆 昭和12年 その173F5号程度 額寸法:横430*縦547 作品サイズ:横270*縦37
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郷里の秋田らしいいい作品です。
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生前からスケッチなどの小作品は個展にて売られていたようです。
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プレートから南天画廊の個展にて入手した作品のように推察されます。
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スケッチにも福田豊四郎の故郷への郷愁が溢れ出ています。
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作品は印章のみで制作年代の推定は難しかったのですが、前述の「素描集」同様の構図の作品があり、昭和12年頃と推定できます。
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前述の素描集に掲載の作品は下記の作品です。紹介した作品が同時期の昭和12年の作かどうかは断定できていません。
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印章は図集の資料にあります。最初の「伊豆山」とは違う細長の小型の「豊」(白文朱方印)です。同様な印でも製作時期のよって違う可能性もあり、後日検証してみようかと思います。
このような検証を行っている資料はほとんどの画家において公開されていませんね。作品の真贋や製作時期の係わる資料をいうのは、一般的に思うほど市場にはないもので、蒐集家や骨董商は自分で資料を蓄積していくしかないのが現状のようです。
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実はこの「素描集」に掲載されている幾つかの作品は当方にて蒐集されています。またさらには素描集に掲載されている作品をもとに描かれた色紙や本作の作品が当方にいくつかあるようです。
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常に作品と共に資料を蒐集する努力が必要となりますね。いくら作品を美術館で観ても蒐集の糧になるのは僅かで、作品と資料が手元にあって勉強しないと鑑賞力や鑑識力は身につかないようです。自腹で作品を買わないといい作品は寄り付かないとされ、真贋を語りたがる知識だけの弁舌者にはいい作品は蒐集されていないそうです。
ひとつめは色紙の作品でシミがあるため、1万5千円にて入手した作品です。染み抜きの処置を施すかどうかは検討中です。

伊豆山 福田豊四郎筆 昭和30年頃 その174紙本着色色紙 3号 作品サイズ:横270*縦240

福田豊四郎の作品の入手は郷里の骨董店が一番品数が豊富ですが、そろそろ店主は引退を考えているようです。

インターネットオークションではいい作品の品数は少なくなっていますので、郷里の骨董店がなくなるとますます入手が難しくなりますね。

この作品は福田豊四郎が数多く描いた十和田湖ではなく、左の景色から海のようなので伊豆を描いた作品のようです。
本作品の落款と印章は下記のとおりで、落款の書体から昭和30年頃の描いた作品と推定されます。



色紙専用の額に入れて飾っています。

色紙の作品は個別の額で保管するとスペースが必要なので、色紙はタトウに入れて保管箱に収納しておきます。それでも湿気対策は必要ですので、桐箪笥やエアコンの効いた室内にて保管する必要があります。

この作品と似たスケッチが当方の男の隠れ家に古くからある「福田豊四郎 素描集」に掲載されています。

全く同じ構図ではないのですが、落款から昭和30年頃と推定される点からも、この素描を描いた時期が掲載されていることと一致します。

当方の両親と福田豊四郎夫妻との親交から幾つかの福田豊四郎の画集を福田豊四郎夫人の福田文氏から頂いていますが、そのひとつに下記の画集もあります。

この画集には福田豊四郎の幾つかの代表的な印譜が掲載されています。

資料の印譜と本作品の印章(下記写真右)と比較してみました。擦れ、かすれなのでしょうか、印章の確認において、資料とはこれほど違うもののようです。他の作品の印章からも本作品は真作と判断され、印章の確認には多くの資料が必要となるようです。


色紙の作品も保管が悪いとシミが発生します。作品の蒐集には保管方法が重要であると改めて感じますね。
さて同時に入手した作品は下記の作品です。「面白い作品を入手しました。」という骨董店主からの連絡が入り、見に行ったら気に入ったので購入した作品です。お値段は3万円弱・・。

かまくら 福田豊四郎筆 昭和12年 その173F5号程度 額寸法:横430*縦547 作品サイズ:横270*縦37

郷里の秋田らしいいい作品です。

生前からスケッチなどの小作品は個展にて売られていたようです。

プレートから南天画廊の個展にて入手した作品のように推察されます。

スケッチにも福田豊四郎の故郷への郷愁が溢れ出ています。

作品は印章のみで制作年代の推定は難しかったのですが、前述の「素描集」同様の構図の作品があり、昭和12年頃と推定できます。

前述の素描集に掲載の作品は下記の作品です。紹介した作品が同時期の昭和12年の作かどうかは断定できていません。

印章は図集の資料にあります。最初の「伊豆山」とは違う細長の小型の「豊」(白文朱方印)です。同様な印でも製作時期のよって違う可能性もあり、後日検証してみようかと思います。
このような検証を行っている資料はほとんどの画家において公開されていませんね。作品の真贋や製作時期の係わる資料をいうのは、一般的に思うほど市場にはないもので、蒐集家や骨董商は自分で資料を蓄積していくしかないのが現状のようです。


実はこの「素描集」に掲載されている幾つかの作品は当方にて蒐集されています。またさらには素描集に掲載されている作品をもとに描かれた色紙や本作の作品が当方にいくつかあるようです。

常に作品と共に資料を蒐集する努力が必要となりますね。いくら作品を美術館で観ても蒐集の糧になるのは僅かで、作品と資料が手元にあって勉強しないと鑑賞力や鑑識力は身につかないようです。自腹で作品を買わないといい作品は寄り付かないとされ、真贋を語りたがる知識だけの弁舌者にはいい作品は蒐集されていないそうです。