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Channel: 夜噺骨董談義
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青衣の座裸婦図 原精一画 その10

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原精一は素速く適確なデッサンには定評があり、『原精一デッサン集』(40年、美術出版社)、『原精一素描集』(54年)、『原精一画集』(58年、日動出版)が刊行されています。ただ摸写の作品も多いようなので、本当にいいものを入手するのは難しいのかもしれません。


青衣の座裸婦図 原精一画 その10左下サイン スケッチ帖より コンテ一部水彩着色額装 一部布タトウ+黄袋F5号程度 額サイズ 縦530*横410 画サイズ:縦320*横260


裸婦の作家として知られた洋画家原精一ですが、最初当方で気になった作品は戦時中に描いた和服の婦人のデッサンや風景画でした。


その優れたデッサン力は、見る者の感性に呼びかけるものがありますね。


多作であり、本作品については真贋のほどは当方には解りませんが、この作品は素晴らしいデッサンだと思います。
デッサンを通じ、全ての対象物の核となる真実を見出してきた原精一ですが、彼の作品と生き様に、未だなお多くの人々に人気があります。原精一は高いデッサン力で多くの個展を開いては盛況を得ているようです。 


地味な額装?でしたので、マットを変えてみました。


.銀座の吉井画廊の取り扱いで、1968年(昭和43年)の作かな? 


原精一が60歳頃となり、この頃には昭和42年国画会を退会し、第2回展より出品していた国際形象展の同人となっています。この間、昭和32年4月より翌年10月までの渡欧を皮切りに40年、45年と渡欧を重ねその後もヨーロッパ、東南アジア等へ旅しています。

















































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