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Channel: 夜噺骨董談義
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鉄繪花瓶 浜田庄司作 その25

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息子ももうすぐで生まれて一歳になります。ハイハイが早くなり、どこに行くのにもついてきます。とてもかわいい?のですが・・。パソコンに向かってブログに投稿する原稿を書いていても、足元でズボンを引っ張る始末。拙い文章がますます時間がなく、脈絡なく投稿する羽目になっています。

知人から譲っていただいた作品以来、魅せられ続けている浜田庄司の作品・・。ただ未だに贋作が横行していて、たとえばネットオークションを見てみると、そのほとんどが贋作です。浜田庄司の作品はおおらかさと同時にその作品に隙がありません。形、箱書、印章、朱肉と判別の手立てはいくつかありますが、基本的に作品から感じるものが違うのです。

目新しい作品ではありませんが、よく見かける鉄絵花瓶を見てみましょう。

鉄繪花瓶 浜田庄司作 その25
共箱
最大胴径130*高さ276*口径106*底径105

使われている釉薬の味わいが違いますね。



解るかな~



裏面の鉄絵の味わいが違います。隙がない、熟練した筆捌き・・、修羅場をくぐった剣豪にあったよう・・。



堂々としたフォルム・・。



媚びたところが一切ない。沖縄やヨーロッパなどいろんな窯で経験したものが出ている。



作品には銘がないので共箱は一応重要・・、ただ経験を積むと不要・・。



底や口のつくりにも勢いがあり、隙がない。うっすらと指の跡。



このような美を理解できるのは、侘びさびを理解してきた日本人だけかもしれません。



経験も含めて、人とというものが違う。河井寛次郎と浜田庄司・・、この二人は日本が生んだ偉大な民芸家です。

よく見かける花瓶で、値段も手ごろになってきた浜田庄司の作品です。



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