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呉須赤絵 花鳥文皿 その2

呉赤絵の作品は日本の犬山焼、京焼など古くから写しがたくさんあり、その判別は小生の力の及ぶところではないようですが、絵柄のおもしろさはなかなか模倣できないようです。

呉須赤絵 五彩牡丹鳳凰文皿 その2
合箱入
全体サイズ:口径225*高台径128*高さ45

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本作品と似た構図では下記の作品が投稿されています。下記の作品は呉須赤絵の作品としては佳品と思っています。

呉須赤絵 五彩牡丹鳳凰文皿
合箱入
全体サイズ:口径209*高台径123*高さ36

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元々は同じ図柄で揃いで製作されたと思われる作品群です。今となって再び揃いや対で使ってみるのも面白いでしょう。

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呉須赤絵とは明時代末期を中心に福建省南部の漳州窯で焼成された色絵磁器です。その様式は景徳鎮民窯の系譜を引いており、そこから展開されたものと捉えられています。

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基本的に染付は下地に用いられず、乳白色の失透釉が内外に厚く施されています。

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上絵付けは赤色を基調に緑や青色が加えられ、自由放胆で荒々しいまでの伸び伸びとした描写は一種の風格さえ感じられます。中国本土には作品がほとんど残っておらず、日本から精緻な官窯の作品を高値で買い漁る中国人を尻目に日本独特の優れた美的感性の賜物を遺したいものです。

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鉄分が強い粒子の大きな砂を匣鉢の中に敷いて器物を焼成していた為、底部には砂が付着しているものも多いです。
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主に東南アジアへ輸出され、中国よりも日本、南洋、欧米等に伝世しています。中でも呉須赤絵を好んで珍重したのは日本であり、特に茶人間で愛玩されました。

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本作品は花鳥文が伸び伸びと描かれた呉須赤絵の優品といえるでしょう。

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日本古来の美的センスがどんどん失われている現代、そのことに気がついているのはいったい何人いるのだろうか?

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このひょうきんな紋様がこの作品群の命ですね。この絵が無しではこの作品は語れませんが、「おいおい、しっかりしろよ。」と紋様もいっているように思います。

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本ブログの作品はガラクタ、真贋混合と思いの方も多かろうと思いますが、少しは日本の文化の今後を心配してのブログです。

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さてこのお皿でカレーライスでも食おうか。ちょっとした贅沢・・・。

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呉須赤絵・・・、本ブログには下に掲載した作品以外にもたくさんありますので参考にしてください。

丼に・・。

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あでやかに・・。

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刺身の盛り合わせの大皿に・・。

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色の対比で・・・。

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日本や中国でいろんな作品を製作していますが、ユーモラスなそして趣のある作品を選ぶことが肝要なようです。ユーモラスさでの出来不出来は意外に大きいようです。

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我が家のユーモラスな顔、「おい、カレーを食いながら作品の鳥を真似するなよ。」


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